Column / 2017 07,10Part.2

相続でモメた裏話座談会

いずれやってくるものなのに、ついつい「自分はまだ」と思いがちな相続問題。
どうやら早めの準備が吉の模様。覆面座談会Part2、はじまります!

  • ひつじさん|46歳 女性 化粧品メーカー勤務

    既婚。父親の相続をめぐって実家住まいの妹にだまされた!?

  • コアラさん|41歳 女性 児童書編集者

    独身。三姉妹の長女。相続した不動産の相続税に苦悩中。

  • パティオくん|58歳 男性 システムエンジニア

    既婚。相続で嫁と妹の板挟みになり
    まさかの体重5kg減…。

  • キツネくん|56歳 男性 飲食店経営

    既婚。父親のもとで働く未来の二代目。相続は断然「生前派」。

  • アフロくん|31歳 男性 Webデザイナー

    既婚。最近、親の老いが気になる。
    相続知識ゼロ。

「生前贈与」で節税対策が賢い!

Fight! 07

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アフロくん
キツネくんがされた「生前贈与」ってどういうことですか?
キツネくん
簡単に言ってしまうと、生きているうちにある程度財産を相続人に渡すことで、死後発生する相続税を減らす方法のひとつです。コアラさんが不動産の相続税で困ってしまったように、遺産をもらっても相続税に苦しめられる人はすごく多いんですよ。
パティオくん
それを見越して、家族で話し合って…ということですか?
キツネくん
そうです。私の父自身が経営者ということもあってか節税対策に熱心で(笑)
パティオくん
しっかりした家族だなぁ。
アフロくん
具体的には、なにをするんですか?
キツネくん
例えば、年間で110万円は贈与税ゼロで渡すことができるんですよ。ほかにも、信託銀行等の信託機関を通じて孫に教育資金として渡すなら1500万円まで贈与税がかからない措置もあったりします。
アフロくん
贈与税のかからない範囲で、生きているうちに年々ちょっとずつ渡してくことで、相続税のかかる遺産を減らしておくってわけですか。なるほど~~!
キツネくん
あと、生前贈与とは違いますが、私の妻を父の養女にすることで相続人になれるようにしておきます。これには両者の同意、つまり契約が必要ですが。そうして相続人を増やすことで、相続税の節税にも繋がるんです。
ひつじさん
すごい…。やっぱり生前の話し合いとか対策とか、大切ですよね。ああ、過去の私に伝えてあげたい。

トラブルはどうやったら回避できる?

Foght! 08

アフロくん
う~~ん。例えばひつじさんのようなケースの場合、どうしたらよかったんですかね?
ひつじさん
生前に話し合いができていれば一番だったとは思いますが、それはもう亡くなってからはどうしようもないので。裁判をお願いした弁護士さんからは、妹から遺産分割協議書を受け取った時点で、プロに相談すればよかったのに…と言われました。
アフロくん
やっぱりプロですか。
ひつじさん
ええ。会計士でも弁護士でも、プロが見れば明らかにその遺産分割協議書がおかしいかすぐにわかっただろう、と。
パティオくん
ときどき駅前とかで無料相談会とかやっていますよね。実は僕、嫁と妹が対立した時点で、どうしたらいいかわからず、たまたま近所で開催されていた無料相談会に行きました。寄与分というもの存在もそのとき知りましたね。
ひつじさん
あと、すごく基本的なことですけど、書類はコピーしておく。
アフロくん
してなかったんですか!?
ひつじさん
はい(笑)
コアラさん
遺産相続の申請期限って、亡くなってから10カ月なんですけど、これって意外と短いんですよね。みんな忙しいから相続人全員が揃って話し合う場を設けるだけで一苦労だし、やっぱり亡くなってすぐは話しにくいから。
パティオくん
たしかに。ちょっと不謹慎なんじゃないかと遠慮してしまったり。
ひつじさん
で、遠慮しない人が、ぐいぐい自分のいいように進めてしまうんですよね。
一同
あぁ……。