Column / 2016 08,25Vol.1

“普通サラリーマン”が
中目黒の人気マンションを購入できた理由
~義父と節税で幸せリライフ~

東京都屈指の人気タウンにして、高級住宅街でもある中目黒。芸能人や政治家ばかりが住んでいそうなイメージだが、そんな“ナカメ”に住まいを構えるのがシステムエンジニアの和也さん(仮名・37歳)だ。高収入というわけでもなく、実家がお金持ちというわけでもない、「いたって普通のサラリーマン」という和也さんが、この地でマイホームを手に入れられた理由とは――。

和也さんファミリー

東京都目黒区中目黒
住居:リノベーション済みマンション
住居人:和也さん、妻、娘、息子の4人暮らし

義父のサポートでヴィンテージマンションを一括購入

Chapter.01

和也さんは、26歳で結婚。しばらくは妻と港区の1LDKマンションに住んでいたが、子どもができたことを契機に「転勤もないし、買っちゃったほうがお得」という夫婦会議を経て、3人で家を探すことになった。3人? そう、そこには夫婦ともう一人、和也さんのお義父さんがいたのだ。

義父は、誰もが知る大手メーカーの役員で、実家は成城。車はレクサスとポルシェの2台持ち。つまり、和也さんは“逆玉”に乗ったというわけ。妻が家を探している旨を伝えると、自ら助力を申し出たのだ。

そうして見つけたのが、今住む中目黒のマンションだった。
築40年のレトロな雰囲気を残す、いわゆるヴィンテージマンションで、室内は全面的にリノベーション。デザイン性の高さと、駅から徒歩5分というアクセス性の良さ、さらに行き届いた管理によるセキュリティの高さに、著名人も多く住む物件だ。

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「探している時にたまたま一室が空いて。職場も自転車圏内だし、子どもも3人は欲しいと思っていたから、3LDKの大きさもちょうど良かった。まあ、お義父さんの鶴の一声が大きかったんですけど(笑)」

もともとは億ションだったというこの物件、気になるお値段はおよそ4000万円。「結構安いな」と思ったとのことだが、和也さんの収入では一生のほとんどをローンに縛られる額だ。が、そこはパトロンの力。義父がポンっとすべてを一括で払ってくれた。

かくして、和也さんの新しい住まいと新しい暮らしが始まった。

「おんぶにだっこ」じゃない! 節税を駆使しコストを大幅削減

Chapter.02

ここまで見ると、和也さんはただの「逆玉サクセスストーリー」に乗っかっただけのように見えるが、さにあらず。
いかに節税するかに心血を注いだのだ。

まず、支払いのプロセス。マンションの名義を和也さんと妻の2人にし、妻の2000万円分は義父から生前贈与というかたちで譲られた。というのも、贈与の中でも「相続時精算課税」というタイプだと、2500万円までは贈与税がかからないのだ(※)。

そして残りの2000万は、義父から和也さんが借りるカタチに。ただし、無利子ではない。1%ほどだが利子は厳然とある。それが義父に対するせめてものスジ、かと思いきや「これも節税」と和也さん。実は、利子があることで「貸付金」とみなされ、贈与税がかからないのだ。結果として、贈与税ではウン百万はかかるところを、年利のわずか20万円に収めた。

さらに、耐震性能をチェックし、耐震基準適合証明書を取得。これは、建物が耐震基準を満たしていることを証明するもので、登記費用などが減額されるのだ。

こうして、「普通に借りたら15万くらい」という家賃も、和也さんが実際に払っているのは8万円ほどと、大幅な削減に成功。和也さんは、人生を縛るローンもないまま、住宅購入という“リライフ”を成し遂げたのだ。

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購入後のライフスタイルとこれからの話

Chapter.03

かくして夢のマイホームを手に入れた和也さん。住み心地といえば、
「なんといっても中目黒の人気ヴィンテージマンションに住んでいるという自負がありますよね。誰に言っても羨ましがられます。あと、防音もしっかりしているんで子どもがいても安心。ペットOKなのも、犬好きの自分には嬉しい点です。ここらへんは、目黒川沿いなど散歩にぴったりなスポットも多いし」

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アメコミが好きな和也さんは、キャラクターのフィギュアを陳列し、お酒を飲みながらそれを眺めるのが何よりの楽しみ。それが息子に伝染し、今では二人でフィギュアを戦わせたりアメコミの本を読んだりして時間を過ごす。
娘はピアノに夢中で、「防音をいいことに弾きまくっている」。その周囲で、愛犬が跳ねまわって散歩をおねだりする。
そんな家族の光景を優しく見守る美人の妻――。

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そんな、誰もが羨む幸せな暮らしを営む和也さんだが、一括購入したにも関わらず、住まいにかかる費用は少なくない。
具体的には、月に返済8万円と管理費・修繕積立金で2万円。そして固定資産税が一年で10万円ほどだ。
「住宅ローンだと特別控除で残高の1%が戻ってくるらしいんですけど、それもない。しかも、今は超低金利だから、トータルで考えると住宅ローンの方がお得かもしれないですよ」

最近では妻が3人目のお子さんを懐妊。子どもたちが成長をするころには、3LDKの家もやや手狭になってくることも想定しており、その場合、現在の家を賃貸に出して今よりも大きい家を探すことも検討しているという。

「専門家に聞いたんですが、この物件であれば賃貸でも十分ニーズはあるらしい。定期的な賃貸収入を得ながら、これまで学んだ節税テクニックを活かして、さらにいい住まいを手に入れたいですね」

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(※)ただし、相続時に相続税がかかります。
本記事は個人の経験談です。税金について詳しくは税理士にご相談ください。