Lifestyle / 2017 02,13

アートディレクターのパリジェンヌ そのオシャレなアパルトマンに潜入!

古き良きものに新しい命を吹き込む。DIYでお部屋を大変身させたパリジェンヌ。

ヘアブラシとヘア・アクセサリーのブランドを立ち上げたカミーユさんは、2年前に購入したアパルトマン(マンション)の室内を大改装。購入時は、壁が全部まっ白の個性のない部屋だったのを、大胆にリフォームをしてチャーミングな空間に大変身させた!

カミーユ・ルービエさん

2014年に良質でエレガントなヘアブラシのブランド『ゲップ・エ・パピヨン(すずめ蜂と蝶)』をたちあげたカミーユさん。高級住宅地の並ぶ16区にかわいさたっぷりの路面店舗もオープンして、パリのおしゃれな人たちに人気。パリ生まれのパリ育ち。

『ゲップ・エ・パピヨン(すずめ蜂と蝶)』 http://www.guepesetpapillons.fr

パリではDIYは当たり前! その理由とは?

Chapter.01

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19世紀の石造りの建物が並ぶパリの街なみ。景観への意識が高いこの街では、アパルトマンの外観は100年前と同じように保たれている。一方、内部については賃貸物件でも日本より自由に手を入れることができるようだ。そんなアパルトマンに暮らす人々は、使いやすく実用的で、さらに自分好みにリフォームして住む。重厚で古典的な外観の建物に入り、階段を昇って玄関のドアを開けると、デザイン家具が並ぶ現代的な部屋が広がる……。それがパリのアパルトマンなのだ。

パリの人々はお金に堅実で、自分でできることにはお金をかけず、自らやってしまおうという意識がある。だから、部屋のリフォームにおいても、工事の一部を自分自身の手でやってしまう人も少なくない。壁のペンキを塗り替えたり、棚やカーテンを設置したり。日本で「DIY」と呼ばれることを、パリの人たちは当たり前にやっているのだ。今回自宅にお邪魔させてもらったカミーユさんもそのひとり。

白い壁は退屈 ダイニングの壁は絶対に紺色に

Chapter.02

彼女の家のあるアパルトマンはエッフェル塔に程近いパリ16区にある。19世紀に建てられたパリでは一般的な物件だ。小さい頃から絵を描くのが好きだったカミーユさんにとって、部屋の色はとても大切なものなのだそう。柄物や彩色が豊かなイギリスに2年ほど住んでいたことも影響した。だから、この家を購入し、退屈な白い壁が続く部屋を見た瞬間、自分の好きな紺色に塗り替えようと決めたのだという。

紺色の壁に囲まれたダイニングルームは、濃い色目が印象的。しかし不思議と落ち着ける空間になっている。塗装作業はプロに任せたが、この色はカミーユさんが決めたそう。

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「建築家には何度も、『本当にこの濃い紺色でいいの?』って確認されたわ(笑)。フランスでは壁を濃い色にするのは珍しいこと。でも、最初から私はこの色にするって決めていたの。窓際にベンチ兼収納庫をつくったのも私のアイディア。窓の外を眺めながら時間を過ごすのって楽しくない?」

パリのアパルトマンの多くは道路に面して建っていて、道路の向こうには同じようにアパルトマンが建っている。そのため、部屋に陽射しが差し込む時間は限られるので、部屋を明るく見せるよう壁の色を明るくすることが一般的なのだ。しかしカミーユさんは窓から差す光をより印象的に見せるために壁を紺色にし、さらに窓からの光を直接楽しむために窓際にベンチを設けたのだ。素敵なアイディアといえよう。
ちなみに、パリの人の中には、壁のペンキを自分で塗ってしまう人も多いそうだ。