HARUMI FLAGでのマンションライフの魅力とは?

HARUMI FLAGとは?

HARUMI FLAGとは、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村跡地を再開発した、新しい街区です。東京湾岸部・勝どき近辺に広がる東京ドーム約3.7個分もの広大な土地には、分譲・賃貸を合わせて5,600戸以上のマンション群が建ち並んでいます。これらのマンションの開発・販売を手がけているのは、三井不動産をはじめとする大手デベロッパーです。

以前から高い注目を集めてきたエリアですが、2024年1月からは物件の引渡しが始まり、いよいよ本格的な街開きが近づいています。そこで今回は、HARUMI FLAGでのマンションライフに興味を持っている方に向けて、エリアの魅力や物件情報を詳しくご紹介しましょう。

HARUMI FLAGの夜景

HARUMI FLAGのエリア構成

HARUMI FLAGは、「SEA VILLAGE」「SUN VILLAGE」「PARK VILLAGE」という3つの分譲街区、さらに「PORT VILLAGE」という賃貸街区の計4エリアで構成されています。まずは、各エリアの特徴をご紹介しましょう。

HARUMI FLAGのエリアマップ

HARUMI FLAG公式サイトより引用

SEA VILLAGE

SEA VILLAGEはその名の通り全戸がベイビューという、眺望に恵まれた分譲街区です。686戸と、3つの分譲街区のなかで最も住戸数の少ないプレミアムな住戸の前には、晴海緑道公園と東京湾が広がり、バルコニーからはレインボーブリッジを眺めることもできます。また、広さとゆとりを大切にしているHARUMI FLAGのなかでも、SEA VILLAGEは全戸85㎡以上というのもポイントです。

SUN VILLAGE

SUN VILLAGEは、HARUMI FLAG最大の分譲街区です。住戸数1,822戸から成り、間取りは2LDK〜4LDKの広さに対応しています。商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」や、東京BRT(都心と臨海地域を結ぶバス高速輸送システム)・都営バスが発着するマルチモビリティステーションが近く、生活利便性の高さでも注目されている街区です。

また、HARUMI FLAGのシンボルといえる2つのタワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO」も、このSUN VILLAGEと、後ほどご紹介するPARK VILLAGE内にあります。地下1階・地上50階建ての超高層マンションであるHARUMI FLAG SKY DUOは、安心して暮らせる免制震構造、また長期優良住宅と低炭素建築物認定の2つを取得しているなどの特長を備えた、注目の物件です。間取りは1LDK〜3LDKの3タイプで、天井高は2,600mmと一般のマンションより高めに設計されています。

晴海地区のストリートビュー

PARK VILLAGE

PARK VILLAGEは、全1,637戸から成る分譲街区です。SUN VILLAGEに比べて戸数が少ない分、各戸の専有面積がゆったり取られているという特長があります。間取りはSUN VILLAGEと同様、2LDK〜4LDKのラインナップです。

PORT VILLAGE

PORT VILLAGEは、HARUMI FLAG内で唯一の賃貸街区です。一般住宅のほかに、リビングやキッチンなどの共用部を備えたシェアハウス、見守り体制が整ったシニア向け住宅、介護サービスを提供する介護住宅などもあり、さまざまなライフスタイルを受け入れてくれるエリアといえます。住戸数は1,487戸で、コンパクトな1K・1LDKから3LDKまで、多様な世帯に対応する間取りがそろっています。

HARUMI FLAGの魅力

HARUMI FLAGの魅力は、立地のほか、暮らしやすさを追求した街づくりにあります。ほかの街には見られない独自の魅力について、詳しくご紹介しましょう。

ジャケットを着た女性

人気の高い湾岸エリアに位置している

HARUMI FLAGは、東京都中央区に位置しています。グルメやショッピングを楽しめる銀座と同区内であるほか、ターミナル駅である東京駅、ビジネスやレジャーに便利な豊洲や台場などとも近い好立地です。また、2022年に開通した環状第2号線によって、HARUMI FLAGのある湾岸エリアと都心が結ばれ、車でのアクセスも良好になりました。

HARUMI FLAGから周辺駅までの距離

街区を越えて空間を共有できる

広大なHARUMI FLAGには、先に述べたように複数の街区が存在しています。しかし、こうした街区を越えて庭や共用部を誰もが自由に利用できるという仕組みも備えているのが、HARUMI FLAGの斬新な魅力です。

たとえば、タワー棟・HARUMI FLAG SKY DUO48階のスカイラウンジは、街区(PORT VILLAGEを除く)の住民全員が利用できる共用部となっています。ここを所有しているのは、街区全ての共通管理を行う「全体団地管理組合」です。各街区の管理組合のほかに、全体を管理する組合も設置することで、街という財産を全員が共有しやすくなっています。

窓際に立つミドル夫婦

専有面積が広い

HARUMI FLAG内のマンションは、専有面積が広い部屋が多いことも特長の1つです。専有面積とは、マンションの区分所有者が「自分のもの」として扱える専有部分の面積のことで、つまり部屋の内側の面積を指します。

新築マンションの専有面積は年々縮小されており、2022年の首都圏マンション専有面積の中央値は、68.82㎡というデータがあります(※1)。一方、HARUMI FLAGの最多専有面積は80㎡台とゆとりがあり、出産・子育てのために広い部屋を求めているファミリーや、家でリモートワークをする方にもおすすめです。

最新のセキュリティを備えている

HARUMI FLAGは、セキュリティ面でも優れた街です。街全体を見守る中枢拠点である「セキュリティセンター」と、各街区に設置された「防災センター」が連携することで、「街全体を1つのセキュリティ網で守る」という徹底した安全管理体制を確立しています。

また、街には750台以上の監視カメラが設置されているほか、365日24時間体制で管理人あるいは警備員が常駐・巡回を行っています。通勤・通学で帰りが遅い方も、安心して暮らせるでしょう。

分譲住戸の全住戸で発電できる

HARUMI FLAGの分譲街区では、全住戸にエネファームと蓄電池が設置されています。エネファームとは、都市ガスから取り出した水素を利用して発電・給湯を行う、家庭用燃料電池のことです。余った電気は蓄電池にためておけるので、電力ピーク時のほか、万が一の停電時にも役立ちます。環境にやさしいのはもちろん、光熱費を削減できて家計にもやさしいのはうれしいポイントですね。

生活に必要なものは全て街の中に

HARUMI FLAGの魅力は、まだまだあります。住まい選びの際、商業、教育、交通といった機能がそのエリアにそろっているかどうかは重要なポイントですが、HARUMI FLAGには、生活に必要な一通りの機能が街の中に整備されているのです。

小学生の女の子と母親

商業

HARUMI FLAGでは、延床面積1万9,800㎡というスケールの大型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」が2024年3月1日にグランドオープンしました。中にはスーパーマーケットをはじめ、ドラッグストア・書店・レストラン・クリニックなど、住民の暮らしを支える全40店舗がオープンすることになっています。また、メインストリート「フラッグアベニュー」沿いの住宅棟1階部分にも、郵便局のほか、歯科クリニックやコンビニなど、複数のテナントが入る予定です。

交通

HARUMI FLAGには、さまざまな移動手段の拠点となるマルチモビリティステーションも開業予定です。ここには東京BRTや都営バスが発着するほか、自転車をシェアできるコミュニティサイクルポート、船着き場も設置されます。

こうした交通網のなかでも、「都心と湾岸エリアをつなぐ新しい交通システム」として注目されているのが東京BRTです。BRTとは「Bus Rapid Transit」(バス高速輸送システム)の略称で、電車のように複数の車両をつないだ「連節バス」が採用されています。そのため、通常のバスよりも多くの人数を乗せられるという輸送力の高さが強みです。

2024年2月からはHARUMI FLAGへの乗り入れも始まり、都心部へのアクセスがスムーズになりました。たとえば「選手村ルート」を利用すると、HARUMI FLAGから新橋までは約11分で到着します。

東京BRTの走行ルート

教育・保育・行政

HARUMI FLAGでは2024年度に小学校・中学校の開校、認可保育園の開園が予定されています。ほか、認定こども園・図書館・中央区の特別出張所・保健センターが入る複合施設も開所予定です。子育てファミリーにとって、住む街の中に教育・保育や行政に関する施設がそろうのは安心ですね。

レジャー

HARUMI FLAGには、憩いの空間も充実しています。街区に隣接する「晴海ふ頭公園」は、レインボーブリッジが目前に広がる大きな公園です。コワーキングスペースやイベントスペースとしても機能する大型カフェもあり、子どもから大人までさまざまな楽しみ方ができるでしょう。

また、全長1kmの「晴海緑道公園」は、景色とともにランニングやウォーキングを楽しむのに最適な環境ですよ。

ほかのタワーマンションにはない眺望

ここまでお伝えしてきたように、HARUMI FLAGという街にはたくさんの魅力がありますが、なかでも大きな魅力は「眺望」です。

街のシンボル的存在であるタワー棟・HARUMI FLAG SKY DUOは、三方が海に開けているという恵まれた環境で、眺望を最も堪能できるスポットとなっています。都心部のタワーマンションは周りにも高層ビルがあるのが一般的なので、まさにHARUMI FLAG SKY DUOだけの財産といえるでしょう。レインボーブリッジ、豊洲、お台場、東京タワーのほか、空気が澄んでいる日は富士山が見えることもあるそう。毎日目にする景色が美しいと、心まで満たされた暮らしが送れそうですね。

また、十分に採光が確保できるため、明るく暖かい室内環境を保てる点も魅力です。

都心の高層建築物と遠くに見える富士山

HARUMI FLAGの物件購入費用

HARUMI FLAGのたくさんの魅力に触れて、「ぜひ住んでみたい!」「マンションを買うならここ!」と思った方も、きっと多いのではないでしょうか?

住まいを購入するにあたっては、資金計画を慎重に立てることが重要です。ここでは、HARUMI FLAGを購入するのにどのくらいの費用がかかるのかを解説します。

●購入代金

マンションの売買契約が成立した際には、売主に対して「手付金」を現金で支払います。手付金とは、不動産売買の契約を結んだ証として支払うもので、金額は中古なら物件価格の5%、新築なら物件価格の10%程度となるのが一般的です。HARUMI FLAGの場合、新築購入の手付金は一律10%とされています。

●税金

マンション購入時に発生する税金は、次の通りです。これらの税金は、購入前に不動産会社へ確認することができます。

・登録免許税
・印紙税
・不動産取得税
・固定資産税、都市計画税

▶︎ 不動産購入にまつわる税金について詳しくはこちら

●仲介手数料

不動産会社を通じて、中古住宅を購入する際には「仲介手数料」が必要になります、仲介手数料は、物件購入額によって上限額が法律で定められており、400万円を超える物件であれば「取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税」という計算式で求めることが可能です。

●管理費

管理費とは、マンションを管理するために必要な費用のことです。主に共用部の清掃や設備の管理などに使われます。HARUMI FLAGの場合は、共用部が充実しているので一般のマンションより比較的高めに設定されています。

●修繕積立金

修繕積立金とは、定期的に行うマンションの建物や設備の修繕のために、住民全員が積み立てる費用のことです。大規模修繕は10数年ごとに行われるのが一般的で、徐々に金額が上がっていく場合があります。

●駐車場代金

車を利用する方は、駐車場代金も必要になります。HARUMI FLAGの場合は、棟や駐車区画によって異なりますが月3万円前後が目安です。

●頭金

マンション購入には住宅ローンを利用するのが一般的ですが、その申し込みの際に現金で必要になるのが「頭金」です。金額は、物件価格の10~20%程度が目安といわれます。頭金0円で住宅ローンを組めることもありますが、その場合は住宅ローンの返済額が増えることになるので、将来の教育費や介護費なども視野に入れつつ慎重に検討しましょう。

防災対策が整った全ての人にやさしい街

湾岸という立地上、地震や津波のリスクを心配される方も多いのではないでしょうか?HARUMI FLAGは、先進の設備やシステムを導入した、自然災害に強い街づくりを行っています。

また、子育てファミリーからシニアの方まで、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを取り入れた快適な空間を実現しています。

車いすの人でも快適にすごせる様子

最大級の地震を想定した建物づくり

HARUMI FLAGは、地盤を調査したうえで、高品質な建物を建築しています。そのうえで、先進の設備・システムを導入し、自然災害に強い安全・安心な街を実現しています。

その1つが、万が一の津波や高潮に備えた防潮堤です。再開発による道路および街区の盛り土を行うことで、最大級の地震・津波や高潮に備えるA.P.+6.5m(※2)を確保しています。なお、災害時以外は、防潮堤を遊歩道として活用し、湾岸ならではの水のある景観を楽しめます。

建物づくりにおいては、事前に綿密な地盤調査を実施。地盤の条件や建物の荷重を考慮した基礎構造となっており(駐車場棟を除く)、建築基準法の耐震基準に準拠するだけでなく、先進の建築技術を採用。鉄筋を包むコンクリートの適切な厚さの確保や、鉄筋を二重に組むダブル配筋など、構造強度と耐久性をより高める技術を取り入れています。

また、各居住区に1週間程度の電力を確保する非常用発電機を設置。ほかにも、太陽光発電や蓄電池、電気自動車、燃料電池自動車からの電力供給など、災害時も電力を安定的に供給するシステムを整えています。1つが使用できなくなっても対応できる体制を整えることで、災害後の迅速な復旧活動が望め、二次災害を防ぎます。

そのほか、それぞれの街区に防災の拠点となる「防災センター」を設置し、24時間365日体制のバックアップシステムを整えているのもHARUMI FLAGの特長です。さらに、災害情報の一斉配信、飲料水や電源の確保、マンホール枠に設置する簡易トイレの準備など、HARUMI FLAGならではのタウンマネジメントにより、居住者の安全・安心を守ります。

建物の調査を実施

ベビーカーや車いすも移動しやすいユニバーサルデザイン

HARUMI FLAGでは、ベビーカーや車いすの使用を想定した段差のないフラットな道路など、誰もが心地よくすごせるユニバーサルデザインに基づく街づくりを行っています。

駐車場は地下にあり、建物から外に出ることなく行き来が可能です。宅配ボックスやごみの集積所、カーシェアやEV充電器、車のメンテナンススペースなども地下に整備することで、プライバシーの確保とセキュリティを実現します。なお、ごみ置き場は各階にあり、生活の利便性を上げる工夫がされています。

共用の廊下や歩道は、車いすでもストレスなく移動できる約1,500㎜の有効幅(実際に通過できる幅)を確保(一部のエリアを除く)。一般的なマンションは1,200㎜程度の幅であることから、ゆったりとしたスペースが取られています。また、エントランスに高低差がある場合はスロープを設置し、エレベーターの一部を17人乗りの大型にするなど、細部にこだわり抜いてデザインされています。

広々とした複数のエントランスやラウンジなど、人と適度な距離を保ちながら、快適に過ごせるのがHARUMI FLAG。各街区にはコンシェルジュカウンターも設けられており、日々の生活で困ったときはすぐに助けてもらえるホスピタリティの高さも自慢です。

青空と家族

HARUMI FLAGの購入申し込みや入居時期はいつ?

HARUMI FLAGのマンションは、2019年から複数回にわたって販売されてきています。板状棟の購入申し込みは既に終了しており、2024年1月からは引渡しも始まっていますが、タワー棟・SKY DUOについては、まだ申し込みの機会があります。

[ 1 ] SUN VILLAGE第1期・PARK VILLAGE第1期(2023年7月)
[ 2 ] SUN VILLAGE第1期2次・PARK VILLAGE第1期2次(2023年9〜11月)
[ 3 ] SUN VILLAGE第2期・PARK VILLAGE第2期(2024年4月下旬予定、販売戸数未定)

SKY DUOの竣工は2025年秋、入居は2025年10月を予定しています。物件エントリーや詳しい情報については、下記の公式サイトをご覧ください。

また、HARUMI FLAGの購入・売却なら三井のリハウス ららテラスHARUMI FLAGセンターまでお問い合わせください。

HARUMI FLAGで新しい生活を体感しよう

都心部でマンション購入を検討している方にとって、HARUMI FLAGは魅力あふれるエリアといえるでしょう。都心の近くに専有面積の広いマンションを購入できる可能性があり、商業施設は街の中だけでなく湾岸エリアにも充実しているので、生活利便性にも優れています。また、美しい眺望や豊かな緑など、周辺環境のよさを求める方にも最適です。

さらに、隣接地に設置された水素ステーションから水素エネルギーを供給する、周囲に高い建物がない立地を生かして太陽光エネルギーを活用するなど環境への配慮がなされている点は、まさに今の時代にフィットした街といえるでしょう。

人にとっても環境にとっても、あらゆるメリットがそろった「新しい生活」を体感したい方は、ぜひHARUMI FLAGでの住まい選びをご検討ください。

※出典1:不動産経済 マンションデータ・ニュース, 株式会社不動産経済研究所(最終確認:2024年3月4日)
https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/549/mdn20230608.pdf

※出典2:基礎用語集 A.P.(エーピー)国土交通省 関東地方整備局(最終確認:2024年3月4日)
https://www.ktr.mlit.go.jp/arajo/arajo00184.html

三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/