湾岸エリアとは?近年人気を集める湾岸エリアの魅力をご紹介

湾岸エリアとは?

湾岸エリアとは、港区や中央区、江東区東部に広がる東京沿岸の埋立地を指します。現在は、タワーマンションが多く立ち並ぶようになったことから人気のマンションエリアとしても知られています。

開発以前は工場や倉庫が立ち並んでいましたが、1990年代以降の都市開発により発展したことで、マンションが建設されるようになりました。2010年以降は東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けた開発も行われ、その影響で商業施設や教育機関の設置、交通網の広がりによって、住みやすい街に変化しています。

この記事では、どのエリアのマンションを購入しようか迷っている人や、湾岸エリアがどのような街なのか知りたい人に向けて、地域ごとの特徴や魅力を解説します。

月島・勝どき・豊洲エリア

湾岸エリア北部に位置する月島・勝どき・豊洲は都心にアクセスしやすいのが特徴です。それぞれの地域がどのような特徴を持つのか、以下でご紹介します。

月島エリア

「月島駅」は「東京メトロ有楽町線」と「都営地下鉄大江戸線」を利用することができ、交通の便がよいエリアです。銀座や日本橋までも徒歩圏内となっています。

また、明治時代の街並みが現在も飲食店として残っているため、都会にいながら日本の伝統的な雰囲気を味わえるでしょう。月島西仲通り商店街は「もんじゃストリート」としても有名であり、活気に満ちた雰囲気が味わえるのも魅力です。

このように下町情緒あふれるエリアですが、大規模な再開発事業も進んでいるため、今後もより暮らしやすい地域になることが期待できます。

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月島エリア

勝どきエリア

「勝どき駅」には「都営地下鉄大江戸線」が通っているため、都心や臨海エリアへのアクセスがよいのが特徴です。「六本木駅」や「新宿駅」「汐留駅」などへ乗り換えなしで行くことができます。また、バスの交通網も充実しており、「豊洲市場」や「東京ビッグサイト」、「東京スカイツリー」といった都内のさまざまな所へもアクセスしやすいです。

勝どき近辺には、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村跡地があり、大規模な街づくり事業としてHARUMI FLAG(晴海フラッグ)が誕生しました。このように、住宅だけでなく交通・商業・公園・学校・保育など、暮らしに必要なものがそろう、新たな街区になっています。

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豊洲エリア

「豊洲駅」には「東京メトロ有楽町線」と「新交通ゆりかもめ」が通っており、都心まで電車で時間をかけずにアクセスできるのが魅力です。ゆりかもめを使えば、お台場や新橋などのオフィス街へ行くこともできます。

近年では、再開発に伴い都市のインフラ整備も進められています。大型商業施設がいくつも建設されているので、日常生活の買い物に困ることがないでしょう。また、都市開発ならではの現代的な街並みも楽しめます。

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豊洲

月島・勝どき・豊洲エリアの特徴をご紹介しました。続いては、有明・東雲(しののめ)エリアについてお伝えします。

有明・東雲(しののめ)エリア

有明・東雲(しののめ)エリアは、高層マンションが密接し、教育施設や医療機関が充実している地域です。周辺環境が充実しているので、子育てしやすく、ファミリー層の割合が高くなっています。実際に、どのような魅力があるのか見ていきましょう。

有明エリア

「臨海副都心まちづくり推進計画」という計画に基づき、東京都や国が計画的な街づくりを行ってきたエリアです。「国際展示場(東京ビッグサイト)」を中心に発展し、東京2020オリンピック・パラリンピックの競技会場である「有明テニスの森公園」や「有明アリーナ」など、緑を感じられる施設が豊富にあります。

加えて、有明にある「東京臨海広域防災公園」は、首都直下地震をはじめとした大規模な災害が発生した際に、現地での被災情報のとりまとめが行われ、緊急災害現地対策本部が置かれる防災拠点施設です。そのため、もしも大規模な地震が発生した場合でも、スムーズな対応が期待できます。

さらに有明には休日に家族で楽しめる大型商業施設があるため、日常の買い物に困らないのも魅力でしょう。

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ゆりかもめ

東雲(しののめ)エリア

特長の1つとして、交通の便がよいことが挙げられます。「東京臨海高速鉄道りんかい線東雲駅」のほかに、「東京メトロ有楽町線豊洲駅」や「辰巳駅」が徒歩圏内にあり、都営バスや空港バスも利用できます。「東京駅」や「新橋駅」、お台場方面へは、直通バスがあり都心へのアクセスがよいのが魅力です。明治通りや国道、高速道路などが通っているため、車での外出もしやすいでしょう。

ほかにも、「辰巳の森緑道公園」や「夢の島公園」などの公園や運動施設が豊富にあり、豊洲に比べて観光客が少なく、住宅地が多いため、暮らしやすい地域といえます。

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続いて、芝浦・台場エリアについて見ていきましょう。

芝浦・台場エリア

湾岸エリアの北西側を占める芝浦・台場エリアは自然が豊かで、公園やスポーツスポットが多数あります。ほかにはどのような魅力があるのか見ていきましょう。

芝浦エリア

芝浦エリアにある「JR田町駅」は、「山手線」と「京浜東北線」が通っているため、都心に加えて、横浜や大宮などの地域にも乗り換えなしでアクセスすることが可能です。改札口を出ると、西側の三田には商店街が広がり、東側の芝浦には、マンションやオフィスが立ち並んでいます。

さらに、「芝浦アイランド」をはじめとするタワーマンション開発が盛んに行われており、新築マンションをはじめ、築年数が新しい建物が多く、都会的な街並みが続いているのが特徴です。タワーマンションの1階にスーパーが併設されている場合が多く、生活利便性に優れています。JR田町駅の近くにある「三田駅」周辺には飲食店も豊富に立ち並んでいるため、外食も気軽に楽しめますよ。

三田駅には「都営地下鉄三田線」、「都営地下鉄浅草線」が通っています。港区のコミュニティバスがあるので、駅から距離のある物件に住む場合でも便利でしょう。

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東京湾とレインボーブリッジ

台場エリア

多くの人が集まる湾岸エリア有数の観光地です。周辺には、大型の商業施設や観光スポット、イベントホールなどがあります。ほかにも、海に面した広い公園や屋外のレジャースポットなどもあるため、休日も近場で楽しめます。都心に出る場合も、「新交通ゆりかもめ」や「東京臨海高速鉄道りんかい線」が通っているので便利でしょう。

台場エリアは観光地で有名ですが、このように周辺環境が充実していて、暮らしやすいためおすすめです。ちなみにお台場での居住形態は、一戸建てではなくマンションが一般的となっています。

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湾岸エリアが人気の理由

湾岸エリアには、近年多数のマンションやタワーマンションが建設され、多くの人々が住んでいます。続いては、湾岸エリアが人気な理由を解説します。

眺望がよい

湾岸エリアのマンションの場合、海に面している物件が多く、その場合はオーシャンビューを望むことができます。また、街並みが計画的に整備されていることで景色が開放的で、高層ビルの明かりや街を走る車のライトなど、美しい夜景も楽しめるでしょう。

場所によってはレインボーブリッジや東京タワーなどのランドマークが見えることもあります。物件によって見える景色は異なるので、実際に足を運んでみて確認するのがおすすめです。

夜景

都心に近い

湾岸エリアは、東京都内のなかでも都心に比較的近い所に位置しています。公共交通機関も充実しているため、都内各所へアクセスしやすいのが人気の理由の1つです。電車の場合、「東京メトロ有楽町線」「東京臨海高速鉄道りんかい線」「都営地下鉄大江戸線」「新交通ゆりかもめ」「JR線」などの路線が通っています。

加えて、バスの交通網も充実していて、2022年度に本格スタートしたバス高速輸送システム「東京BRT」によって、虎ノ門や新橋へのアクセスがスムーズになりました。車の場合も、首都高速道路の出入口が近いため、車での遠出がしやすくなっています。

生活の利便性が高い

大型商業施設が周辺に多くあるため、日常生活の買い物に便利で暮らしやすいのも魅力です。加えて、飲食店も多いため、外食に困らず便利ですね。タワーマンションの場合、商業施設が併設されている物件もあります。

また、教育施設や医療機関も整っているので子育てしやすく、公園や海辺などの自然も楽しめますよ。

将来性のある街

湾岸エリアは開発途中であるため、今後も整備が進み、さらに住みやすくなることが期待できるのも人気の理由です。

また湾岸エリアには、多くのタワーマンションがあり、将来性を考慮して購入する人もいます。タワーマンションは、中古不動産市場においても需要があり、高い流通性が見込めるため、市場で取引される価格が下がりにくい傾向にあります。そのため、今住むためだけでなく、将来住まなくなったとしても、売却したり、賃貸に出したりなどの選択肢があるでしょう。

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都心に比べて安価

東京都心のタワーマンションの場合、1億円を超える高額な物件が多くあります。好立地であることや、住環境がよいことが理由として挙げられるでしょう。

一方で、湾岸エリアは比較的都心に近いものの、タワーマンションを含め、ほかの東京都心のマンションに比べて、お手頃な価格で住める物件が比較的多いことが魅力になっています。

湾岸エリアのマンションをチェックしよう

湾岸エリアの魅力を地域ごとにご紹介しました。どの地域に住むのかによってメリットはさまざまです。湾岸エリアは都心部のアクセスもよく、商業施設も充実しているので暮らしやすいといえるでしょう。

湾岸エリアは現在も開発途中であるため、これからもよりよい街になっていく可能性があります。そのため、今後さらに注目を集めるエリアになるでしょう。

上記でお伝えしたように、湾岸エリアには数多くのタワーマンションがあり、魅力的な物件が豊富です。たとえば、ラウンジ、ジム、コワーキングスペース、ゲストルーム、キッズルーム、会議室、パーティールームなどの充実した共用施設が設けられている物件が存在します。

ほかにも、防犯カメラの完備、エントランスやエレベーターに専用キーを導入するなど、厳重なセキュリティ対策が施されている物件が多いのも特徴です。海の美しい景色が楽しめる湾岸エリアでは、特に高層階からの眺望は開放感があって、より魅力的になっています。ぜひ湾岸エリアで自分のライフスタイルに合ったマンションを選んでみてください。

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三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/