豊洲が再開発でますます魅力的な街に!開発地区の最新情報をご紹介

豊洲が再開発でさらに便利に!

東京都の月島や勝どき、台場エリアなど、近年の再開発により人気が高まる沿海地域を一般に「湾岸エリア」と呼びますが、豊洲はそのような湾岸エリアのなかでも目覚ましい成長を続けている街です。

築地から中央卸売市場が移転したことで注目を集めた豊洲地区ですが、移転だけではなく、現在も複数の再開発事業で話題になっていることはご存じでしょうか?今回は、2025年竣工予定のビル2棟や、豊洲市場に隣接する商業施設、地下鉄延伸といった豊洲再開発の最新情報と、エリアの魅力について詳しくお伝えします。

豊洲の風景

豊洲再開発の歴史

豊洲は都心部へのアクセスのよさが注目され、2000年代から大きな再開発が行われてきた背景があります。その結果、暮らしやすさがアップし、現在では高い人気を集めている豊洲の歴史と魅力についてご紹介します。

豊洲とは?

豊洲は、1923年に起こった関東大震災のがれき処理のために、埋め立てが行われ生まれた土地です。明治時代の隅田川口改良工事をきっかけに、月島地区(1号地)や勝どき地区(2・3号地)、晴海地区(4号地)に引き続き埋め立てられたので「5号地」と呼ばれましたが、1937年に豊洲と正式に命名されました。

造船やエネルギー事業が盛んな地域で、昭和期から平成期にかけて日本の重工業やエネルギー供給を支えてきた歴史があります。最寄りの「豊洲駅」には、東京メトロ有楽町線と新交通ゆりかもめ線の2路線が乗り入れているほか、羽田空港へのリムジンバスも発着しており、交通アクセスに優れているのが大きな特長です。

豊洲の空撮

歴史

豊洲は1980年代まで、造船や東京へのエネルギー供給の要所として役割を果たしてきました。ですが、近年の情報化や国際化、産業構造の変化に伴い、1988年に東京都が「臨海部副都心開発基本計画」を策定したことをきっかけに再開発が行われるようになります。

「臨海部副都心開発基本計画」を受けて、レインボーブリッジやゆりかもめを始めとしたインフラ整備が進みました。豊洲地区の大半の地権者であった「石川島播磨重工業(現:株式会社IHI)」も、UR都市機構や三井不動産株式会社など街づくりの専門企業と連携するようになります。これにより、都の基本方針を軸に民間企業が積極的に再開発に参画する環境が整い、スピード感と質の両方を兼ね備えた再開発が進んだという背景があります。

2006年には大型商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」が誕生したほか、ゆりかもめ線の「豊洲駅」も開業しました。また、「豊洲公園」のリニューアルやその後タワーマンションや公共施設の建設といったようにさまざまな再開発が続けて行われています。

さらに2018年には豊洲市場の開業が注目を浴びたほか、2020年には「豊洲ベイサイドクロスタワー」、「SMBC豊洲ビル」という2棟の高層ビルも完成し、豊洲はますます人が集まる街へと進化しています。

豊洲ベイサイドクロスタワー

豊洲再開発の最新情報をチェック

ここからは、絶えず再開発が進む豊洲の最新情報についてご紹介します。今回はそのなかでも5つの豊洲再開発事業について詳しく見ていきましょう。

豊洲 千客万来

豊洲市場の隣接地では、2024年2月1日に「豊洲 千客万来」のオープンが決定しています。施設は「東京豊洲 万葉俱楽部」、「豊洲場外 江戸前市場」の2棟から構成され、宿泊も可能な温浴スペースと、豊洲市場の食材の購入や食べ歩きができるスペースに分かれています。

24時間営業の温浴施設で露天風呂やサウナ・岩盤浴などを楽しめるほか、風情豊かな江戸の街並みの下で、豊洲市場の食材を生かしたさまざまなグルメがそろうなど、幅広い楽しみ方を提供する施設となるでしょう。

豊洲市場にはもともと一般の人が利用できる飲食店もありましたが、豊洲市場とレジャー施設の融合により、訪日観光客の増加や地域のブランド形成など、豊洲地区のさらなる活性化が期待できそうです。

江戸前場下町

江戸前場下町

「江戸前場下町」とは、「豊洲 千客万来」のオープンに先立ち、豊洲市場のにぎわいづくりを目的とした施設です。ここでは、豊洲ならではの食の魅力を発信する飲食・物販店が立ち並んでおり、市場が支える日本の食文化を体感することができます。2024年2月の「豊洲 千客万来」がオープンするまでの期間限定施設となり、現在は期間満了に伴う閉鎖が予定されているため、気になる方はお早めに足を運んでみてはいかがでしょうか?

地下鉄8号線(有楽町線)の延伸

東京地下鉄株式会社(東京メトロ)は、有楽町線の分岐線として、豊洲駅から半蔵門線「住吉駅」までをつなぐ路線「地下鉄8号線」の設置事業を計画しています。国土交通大臣の許可を受けて既に着手されており、開業は2030年代となる見込みです。

豊洲がある江東区は、沿線の街づくりも併せて行うことを予定しており、この地下鉄8号線の延伸が完成すると江東区役所のある東陽町駅や、東京スカイツリーのある押上駅方面へも豊洲駅からアクセスしやすくなるといったメリットがあります。

豊洲スマートエネルギーセンター

新豊洲エリアの都市開発計画

東京ガスグループは、2023〜2025年度の中期経営計画のなかで、もともと東京ガスの工場があった新豊洲の都市開発の計画を発表しました。詳細は未定ですが、従来はほかの事業者に賃貸していた土地を、同社が主導となって「循環型未来都市」への開発を進めていくことになりそうです。

新豊洲の「新交通ゆりかもめ市場前駅」周辺に位置する「スマートエネルギーセンター」を中心とし、新豊洲エリアの熱と電気を自律分散的に管理することで、環境と防災両方に配慮したエネルギーネットワークの構築を目指しています。

既に豊洲2・3丁目地域では、同社と三井不動産株式会社の合同会社である三井不動産TGスマートエナジー株式会社によって、同様の取り組みが行われています。この開発計画が実現すると、新豊洲はさらに居住性と環境性の高いエリアへとステップアップするでしょう。これらの取り組みが豊洲の街にどのような影響をもたらすのか、開発の続報に高い関心が寄せられています。

▶︎ 豊洲スマートエネルギープロジェクトについて詳しくはこちら

(仮称)豊洲 4-2 街区開発計画

2022年に着工し、2025年竣工予定の「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」では、「アーバンドック ららぽーと豊洲」に隣接する街区に、A棟とB棟からなる2棟の複合施設が建設される見込みです。

なお、A棟は地下1階・地上18階建てのオフィスビル、B棟は地下1階・地上15階建てのビルにインキュベーションオフィス(起業家をサポートするオフィス)、シェア企業寮、店舗などが入るとされています。

再開発が続く豊洲に注目!

ここまでご紹介してきた通り、豊洲は時代とともに常に再開発事業の行われる先進的な街であることが分かりました。街の設備や施設が先進的であるため、今後の発展にも期待できるでしょう。

「新たな価値を生み出し続ける豊洲に住んでみたい」という方は、ぜひ三井のリハウス・湾岸エリア特設ページをご覧ください。豊洲を含む湾岸エリアに特化した物件情報を豊富にご紹介していますので、お客さまの最適な住まい探しにお役立ていただけますよ。

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また、豊洲エリアに不動産を所有していて、再開発が進む今こそ売却のよいタイミングではと考えている方は無料の不動産査定がおすすめです。三井のリハウスでは、ホームページだけでなく、ご紹介したアーバンドック ららぽーと豊洲の施設内に構える店舗でも査定を受け付けています。お気軽にご利用ください。

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三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/