自分でできる建物ケア「キッチン&水まわり」編

ライフステージ:暮らし

忙しい毎日を送っていると、ついついお部屋のケアを後回しにしてしまいがちです。日常生活において使用頻度が高い場所を見逃したままにしておくと、汚れや痛みがひどくなり、最悪の場合、大がかりな修繕にもつながりかねません。

そのなかでも、とくに使用頻度の高いところのひとつが、キッチンなどの水まわりです。食事、トイレなど人間の生活には欠かせない水まわり設備のケア。実は、ちょっとした知識さえあれば自分でこなせるものも少なくはありません。 

水の出が悪いときは?止水栓と吐水口をチェック

まず、最初にチェックしたいのが食生活に必須のキッチンです。水道の蛇口は食事だけではなく、その他の用途でもほぼ毎日使うものだけに、どうしても傷みや汚れが目立つところです。

とくに水の流れが少しでも悪くなると、実用面だけではなく精神面でもストレスを感じがちです。この「水の流れが悪くなったかな?」と感じたときに、第一のチェックポイントとなるのは止水栓です。

止水栓は年月が経ってくると、どうしても強弱のアクセントが微妙にズレてくることがあります。それが原因で水の流れを変えてしまうのですが、その場合は止水栓を適切な位置まで開くことにより問題は解決します。

止水栓はドライバーを使うタイプやハンドルタイプなど、メーカーごとに仕様は違うので、ケアの際は説明書などをしっかり読んでからスタートしましょう。止水栓は、右(時計まわり)にまわすと閉まり、左にまわすと開きます。

止水栓が開いていても水の流れが悪い場合、よくある原因は水栓金具の汚れや詰まりです。

水の出口である吐水口は、家庭にある工具などで取り外し可能の製品も多いので、こちらを取り外して歯ブラシなどで丁寧に汚れを落とすというのが代表的なケア方法です。

また、この時うっかり止水栓を止め忘れると、キッチンが水浸しになる可能性もあるので確認を忘れないでください。

蛇口の水がしっかり止まらないときは?パッキンを交換

蛇口が老朽化してくると、水漏れを起こすことがあります。その場合、パッキンを交換してみましょう。

専用工具もしくはモンキースパナといったキズのつきにくい工具や、替えのパッキン等が必要ですので、手間はかかりますが、建物ケアに自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

排水口から異臭がしたときは?日頃からこまめに掃除して清潔に

“排水口は汚れたらすぐ洗う”が基本です。もし異臭がしてしまったら、排水口から取り出せるものはすべて取り出し、重曹水を用意してひと晩つけ込んでからブラシで中まで綺麗に掃除します。

いつも清潔にしているのに異臭がしてしまった場合は、排水管の一部に水を溜めて下水の悪臭などを防ぐ役目をするトラップが破損して水が溜まっていない状態になっている可能性があります。その場合は、トラップ交換が必要です。

換気扇の調子がよくないときは?換気扇のケア

キッチンで忘れてはならないのが換気扇です。

火を使う料理などで必要なのはもちろん、室内の換気の要となる場所だけに、単に汚れが目立つというだけではなく、安全面からも留意が必要です。

この換気扇の最大の敵といえるのが、料理のときに使う油の汚れです。

「油の処理はしっかりとやっている」という人は多いと思いますが、調理中の油は目には見えなくても気化した分が換気扇へと流れていきます。その積み重ねが、あの頑固な油汚れの原因なのです。

この油汚れが直接換気扇に及ぶのを防ぐのがフィルターですが、こちらはときどき、その汚れを確認し、「汚れが目立つな」と思ったら適時清掃、あるいは交換していくことが大切となります。この日常の心がけひとつで、換気扇のケアも随分と違ってくるでしょう。

そして、一番の労力がかかるのはファンです。このファンにはプロペラファンとシロッコファンがありますので、取り外しは取扱説明書をよく読んで行いましょう。

取り外したあとのケアは、台所用の中性洗剤などを使って漬け置きするのが一般的な方法です。細部は歯ブラシやヘラなどを使い丹念に汚れを落としてください。

トイレの水が止まらないときは?フロート弁を確認

さて、キッチンの次はトイレ。トイレでは、とくに水が止まらないなどのアクシデントが起きると、ついパニックに陥りがちです。

しかし、そんなときこそ落ち着いて原因を探しケアをすること。この場合はまず、タンクの蓋を開け、中にあるフロート弁(鎖の先についた箇所)があるべき位置にあるかを確認してください。

もし、これがズレているなら、それを正常の位置に直すだけで、トラブルが解決することもあるのです。

また、フロート弁に汚れが詰まっているときは汚れを取り除きましょう。破損している場合は、同様の仕様が市販されていれば購入して交換、そうでなければメーカーから取り寄せることもできます。

キッチン、トイレなどの水まわりは、暮らしに欠かせない大切な生活空間です。自分自身にできるケアをこまめに行うことが、よりきれいに、より長く使用する条件といっていいでしょう。

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