新築一戸建てと中古一戸建てのメリット・デメリット比較

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政府が中古住宅市場の活性化を支援

日本では、圧倒的に新築住宅の方が中古住宅よりも売れています。国土交通省の資料によると、全住宅流通量に占める中古のシェアは、わずか13.5%(2008年)。アメリカの90.3%(2009年)やイギリスの85.8%(2009年)など欧米諸国と比較すると極端に少ないのです。
同省の住宅市場動向調査(2014年度)で、新築一戸建て(分譲)を購入した人に中古一戸建てにしなかった理由を聞くと、1位は「新築の一軒家の方が気持ち良いから」で74.1%でした。また、比較検討した住宅の1位は、同じく新築一戸建て(分譲)で70.6%でした。そもそも日本人の多くは、中古購入を検討しない傾向があるのです。
このような背景から政府は2006年に「住生活基本法」を施行。1棟1棟の中古住宅の価値を正しく評価するホームインスペクション(住宅診断)の普及などで中古住宅市場の活性化を支援しています。
実際に新築一戸建て購入と中古一戸建て購入のどちらがいいのでしょうか。そのメリット・デメリットを整理しました。

出典
http://www.mlit.go.jp/common/001002572.pdf
http://www.mlit.go.jp/common/001084318.pdf

新築一戸建てのメリット・デメリット

メリット

・新築に住むという満足感
上記調査で新築一戸建てを購入する理由の1位。気持ちの問題ですが、それゆえ譲れない人も多いのでしょう。

・最新の設備が設置されている場合もある
太陽光発電システムや家庭用蓄電池などは、中古だと間取りや構造の問題で後付できないケースもあります。

・中古より維持費用が安い
高い断熱性や最新の設備などで新築一戸建ての多くは中古よりも維持費用が安くなります。

・税制上の優遇を受けやすい
登録免許税の軽減など新築の税制優遇は、未だに中古に比べ多くなっています。

・設備や部材のトラブルが起きにくい
新しいものは壊れにくいものです。

・保証期間が長い
すべての新築は「住宅品質確保促進法」により10年間保証されます(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)。

デメリット

・中古より高額
前出の国土交通省の住宅市場動向調査(2014年度)によると、新築分譲一戸建ての平均価格は3684万円。中古分譲一戸建ては2358万円なので1326万円高額です。

・立地は郊外が中心
駅前などの便利な土地のほとんどは、すでに建物が立っています。したがって、新築一戸建てを建てられる土地の多くは、郊外の造成地が中心となります。

・エアコンなど付帯設備を別途購入しなければならない
ほとんどの場合で新築一戸建ては、エアコンや照明などの付帯設備を別途購入する必要があり費用が掛かります。

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※本記事は記事執筆時点での情報に基づいています。