一戸建て購入に役立つ、長期優良住宅認定制度とは?

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失敗しない一戸建て購入のために知っておきたい長期優良住宅認定制度

どうすれば一戸建ての購入に失敗しないのか?

人生最大の買い物と言われる住宅購入では、誰もが絶対失敗したくないはず。しかし、人生最大であるがゆえに、何度も経験することは難しく、どうすれば失敗しないかを熟知している人も少ないでしょう。
「地震が発生するたびに倒壊しないか心配」、「以前住んでいた賃貸マンションよりもかなり寒い」、「建築費は安かったがメンテナンス費用が意外にかかる」。こういった失敗談はよく聞く話です。そのような購入後の後悔を防ぐ方法の一つに長期優良住宅認定制度の利用があります。これは、「住宅を建てては壊すことを短期間で繰り返すのは、廃棄物を増やすことにつながり地球環境に良くない。その上、住宅ローンも終わらないうちに建て替えるのは、家計にとって大きな負担である」という考えから、国が長寿命で快適な住宅の建築を推進し、その家を認定する制度です。

100年後も住み続けられるための認定基準

同制度は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき様々な住宅の性能を分かりやすく表示する「住宅性能表示制度」などの一定基準をクリアすることで認定します。つまり、認定されるということは、高性能で長寿命な建物と国がお墨付きを与えたことになるのです。

長期優良住宅の認定基準(一戸建ての場合)

1.劣化対策
数世代(100年程度)にわたり柱などの構造躯体が使用できること。
【例】

  • ・住宅性能表示制度の劣化等級3を満たすこと
  • ・区分された床下および屋根裏ごとに点検口を設置すること
  • ・床下空間の高さが330mm以上確保されていること

2.耐震性 
極めて稀に発生する大地震(東京都の場合、震度6強から7程度)に対し、継続利用のための改修が容易であること。
【例】

  • ・住宅性能表示制度の耐震等級2以上
  • ・免震建築物

3.維持管理・更新の容易性
構造躯体に比べて耐用期間が短い部分について、日常の点検、補修などの維持管理を容易にするための対策を講じること。
【例】

  • ・給排水管などの点検・補修・更新がしやすい

4.省エネルギー性
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
【例】

  • ・住宅性能表示制度等級4を満たすこと

5.居住環境への配慮
良好な景観や住環境のために建築予定の市区町村の条例や景観計画に配慮すること。

6.住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。一戸建ての場合は75㎡以上。ただし、地域の実情に応じて引上げ・引下げを可能とする(55㎡が下限)。

7.維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修などに関する計画が策定されていること。具体的には、構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給排水に係わる部分について点検項目・時期を設定し少なくとも10年ごとに点検を実施することなど。

これらの認定基準をクリアすることで、たとえ建築にくわしくない人でもバランスの取れた高性能な家を建てることができます。また、中古住宅を探す場合でも、認定された物件であればより安心できると言えるでしょう。

経済的にもうれしい優遇措置

長期優良住宅の認定は安心の証となるだけではありません。同住宅を建てることで次のような様々な優遇措置を受けることができます(以下すべて2016年度の場合)。

・フラット35S 金利Aプラン
長期固定金利の住宅ローンであるフラット35の金利が、当初10年間0.3%引き下げられます。

・所得税の住宅ローン控除
住宅を一定の条件のローンを組んで購入した

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