リノベーションルームに家具販売大手も参入…注目の理由とは

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このところ、30代から40代にかけての人たちの間で、中古分譲マンションを購入して、間取りやインテリアを自分好みに改装するリノベーションが注目されています。

注文建築とほとんど変わらない仕上がり、古い一軒家がリフォームによって見事な大変身を遂げる人気テレビ番組のような気分を味わえるなど、中古分譲マンション購入を考えている人にとっては、リノベーションが魅力的な選択肢のひとつとなっています。

中古分譲マンションは市場に出回っている物件が多く、また価格相場がほぼ決まっていることから、自分の条件・予算に合った選択肢が豊富にそろっています。

とくに築20年前後の中古マンションは価格も手頃で、設計も設備もまだそれほど古びていないため、住宅購入を考えている30代から40代の人たちにとって、購入したい第一候補の物件となることが多いようです。

さらにそれを自分や家族の好み、生活条件に合った間取りやインテリアに改装することで、理想の住まいを手に入れることができることが、リノベーションの魅力となっています。

三井不動産リフォームのサイト「中古を買ってリノベ!(マンション編)」に挙げられている実例を見ると、30代から40代にかけてのファミリー層購入者の多くが、築20年前後の中古分譲マンションを購入し、予算の20%ほどをリノベーション工事にあてていることがわかります。

また、インターネットで「中古マンション リノベーション(またはリフォーム)」をキーワードに検索すると、さまざまな実例や予算の例が出てきます。さらに、書店の住宅関連コーナーではリノベーションについての書籍や雑誌が並んでおり、中を見るときれいな写真で実例が数多く掲載されていて、見ているだけで夢がふくらんできます。

中古物件にもかかわらず、否、中古物件だからこそ、自分にとって理想の住まいを手に入れられる…それがリノベーションなのです。

中古分譲マンションの「リノベーション」と「リフォーム」の違いとは?

ところで、検索キーワードでもそうですが、室内の改装を表す言葉として「リノベーション」と「リフォーム」の2つがよく使われています。この2つの言葉の違いは何なのでしょうか。

実は、不動産・建築業界でもこの2つの言葉の違いは明確に定義されておらず、会社によって使い方がまちまちなのが現状です。

キッチンやバス・トイレなどの設備や、壁紙・床材を新しいものにすることを「リノベーション」と呼んでいるところもありますし、そういった部分的な変更は「リフォーム」と呼び、部屋全体を一度スケルトン状態にして、間取りから内装まですべて新しくしたものを「リノベーション」と呼んでいる会社もあります。

厳密に考えると後者のほうが適切なように思われますが、まだ確立された定義ではなく、どちらにも長所と短所があるので、リノベーションやリフォームを依頼する業者を選ぶ際、きちんと説明を受けて、不明な部分はしっかり質問したほうがいいでしょう。

そのリノベーションを依頼する業者の種類はいくつかあり、一般的なところでは、経験豊富でワンストップで依頼できるところが多いリノベーション会社、住居のデザインを重視する人に人気の設計事務所、安心して任せられる大手リフォーム会社、地元にあるので入居後の細かな対応も可能な工務店・設備店などが挙げられます。

さらに注目は、今年4月、家具の輸入を手掛ける大手販売業者が、中古マンションに特化したリノベーション事業を開始し、リノベーション専用ショールームをオープンしました。当面は1都3県の中古マンションを対象に、設計・施工から家具のレイアウトまで提案し、ライフスタイルにこだわりが強い層をターゲットとするとしています。

いずれにしても、中古分譲マンションをリノベーションして理想の住まいを手に入れたいと考えているのなら、マンションを購入する前にリノベーション業者を決めることも選択肢の一つです。会社によっては不動産部門も持ち、物件探しから依頼できるところもあり、それ以外のところでも、希望のリノベーションを前提にした物件選びを相談できます。

中古分譲マンションの購入を考えているのなら、室内のリノベーションのことも一緒に考えてから選択・決定するのがベストです。

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※本記事は記事執筆時点での情報に基づいています。