中古マンションに新たな空間出現!「伝統建具」の力とは?

ライフステージ:暮らし

「うだつが上がらない」という慣用句があります。生活などが向上しないという意味で、あまりありがたくない言葉ですが、そもそも「うだつ」とは、伝統的な日本家屋に多く見られた小柱、防火壁、装飾のことであり、また立派なうだつを「上げる」ことが見栄えのする家の特徴でもあったのです。

いまでは、装飾的な役割というイメージが強いうだつですが、本来、家屋が隣接している日本では、家屋と家屋の間において防火の役割を果たすものでした。

この一見、見栄の象徴のようなうだつにも、住宅空間のなかではしっかりと意味があるということに、伝統の力強さを感じます。

現在、中古マンションの需要はますます増えていますが、その際、リフォームではなくて、思い切って自分好みの間取りに変えてしまうリノベーションを選択するユーザーも少なくはありません。

もちろん、予算の問題もあり、すべて思い通りにとはいかないようですが、それでもこだわりの住環境を求めて、さまざまな趣向を凝らしたリノベーションが行われています。

そんななか、いま注目を浴びているのが、伝統的な日本の建具を取り入れた住宅空間です。

住宅空間を伝統的な日本の建具でリノベーションするメリット

伝統的な建具を取り入れることのメリットは、季節ごとの「建具替え」が行えることです。

元々、日本は四季が美しく、それぞれの季節を体全体で感じて愛でるのが日本人の美学でした。それが住環境の“進化”とともに、伝統的な日本家屋や生活に必要な建具は徐々に隅に追いやられ、西洋化した生活スタイルが普通となっていったのです。

もちろん、地球温暖化などによる気候変動に対応するために、エアコンなどの普及は必須になっていますし、それは熱中症などの疾病を防ぐ役割も果たしています。

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