意外に気づかない生活サイクルのズレ…住まい探しの前に、まず生活リズムの共有を…

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結婚して一緒に暮らし始めた途端、それまで“恋愛マジック”というベールで覆い隠されていた互いの悪い癖などが露わになってしまい、夫婦仲が悪くなるといった話はよく聞かれます。「味つけが合わない」、「洗濯物の干し方が違う」、「タバコの煙がつらい」など、1人暮らしのときには気にも留めていなかったことが原因で大ゲンカに発展することもあるようです。生活の些細なことが積み重なって最悪な時には、離婚…という状況にも至る場合もあるようです。

その背景には、住み始めた新居の間取りが影響しているケースも少なくないといわれています。
一般的に、大人2人で暮らす部屋の広さは最低でも30平方メートルは必要とされています。6畳間が約10平方メートルですから、それぞれ別々に与えられた6畳間のほかに、共有スペースとして6畳間が必要という計算になります。

間仕切りのない18畳一間の部屋ならば、2人でもかなり広々としていますが、実際には家具などを置いて生活しますから、動けるスペースは30平方メートル以下になります。仕事で疲れていたり、体調がすぐれないときには、ついつい「1人になりたい」との言葉が口を突いて出そうになっても不思議ではありません。

逆に、共働きの夫婦にとって、「仕事で帰りが遅くなると、なかなかゆっくり会話する時間がない…」「ふたりの時間を増やしたいのに、家事が大変で時間がとれない」といった悩みをもつ場合も多いようです。結婚して一緒に暮らし始めてみたけれども、共有空間が少ない為結婚する前と変わらないなどもあるようです。

その場合、広さ・狭さではなく、二人で楽しく過ごす時間や場所を決めることも大切ではないでしょうか。例えば一緒に料理や食事を楽しむのであれば、オープンキッチンやフラットカウンターキッチンなどを作ることで、リビングの広く演出し、ふたりの会話も楽しむことができますね。

生活習慣のズレによるストレスを回避

では、どのようにすれば「夫婦が仲良くなる住宅」を選ぶことができるのでしょうか?
まず、住む場所・購入するか賃貸にするかなどの条件と同じくらいに、自分が譲れないものをお互いに把握することが必要ではないでしょうか?どうしても新婚時は相手の気持ちに沿い、自分が我慢…もしくは二人の理想の暮らしに条件が左右されがちですが、例えば、1人で映画をみることが好きな人には、映画を一人で楽しめるような部屋を用意するか、リビングの使い方について話し合うなど、お互いの趣味や生活リズムを再度理解し、家探しをするのもいいかもしれません。

例えば、出勤前の忙しい時間にトイレや洗面台を使うのが一緒になりがちな方へは、同じ洗面台が2つ並ぶ「ダブルボウル」が設置されたドレッシングルームや、トイレが2つあるなどのように、より個人のプライバシーなどを重視した住宅設備を選んでみるのもいいかもしれません。
どちらかに夜勤がある等の生活リズムの場合、静かに寝られる部屋とリビングの位置は出来るだけ遠くすることや、夫婦の寝室を別室にするなど間取りを考えた対応策も出てきますね。

住む家を探すとなると、どうしても「お金」や「利便性」などが優先順位として高くなるかとは思いますが、大切なのは、そこに住む二人の将来。お互いの生活リズムを知りながら、二人で暮らす為に必要な生活のリズムを作っていけるといいのではないでしょうか?

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