【久が原】人にも街にも多くを求めない、だから“程よい”。豊かで余裕のある「久が原の暮らし」

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「この街は商売っ気がないんですよ(笑)いい意味でね」

ライラック通りを歩いていると、信号の向こうに素敵なお店を発見。
ここは2000年にオープンしたビストロ「キャトル」です。

ランチ時には女性客でいっぱいになるという人気店ですが、店長の阿部信行さんに話を聞くと「まあ、そうかな?」とあまり気にしていない様子。ランチがてら、この街の魅力について聞いてみました。
(※以下、「」内は阿部さんのセリフです)

▲阿部信行さん

――びっくりしたんですけど、久が原ってカフェとかハンバーガーショップとかのチェーン店が一軒もないですよね。

「そうだね。チェーン店はお隣の駅の御嶽山とかにはあったんじゃないですかね。久が原はそういうお店がないから、なんていうか“程よい感じ”でいいんですよ。お店も商売っ気がないっていうか(笑)。いい意味でね。」

――それは商店街ですごく感じました。

「それでも最近は商店街が活気付いてきて、色々イベントを企画しているんですよ。5月の『ワゴンセール』はかなりたくさんの人が来てくれましたよ。もしかすると注目されているのかもしれませんね。」

▲変わり種メニューとして人気の「パスタグラタン」。控えめな阿部さんですが、新しいメニューをどんどん開発したり、お客さんを喜ばせることは大好きなようです

――お店が今よりももっと忙しくなったらどうしますか?

「いや……うちは今くらいで充分ですよ……アハハハ(笑)」

▲ちなみに、キャトルの向かいには系列のベーカリー「モンレーブキャトル」があります。こちらも“それとなく”人気店

人にも街にも多くを求めない”程よい街“

私が久が原で感じた“陽だまりの中”にいるような幸福感。
それは、邸宅街ならではの街ゆく人の心の余裕やチェーン店が存在しないのんびりとした雰囲気から生まれたもの。

効率ばかりを追い求めると、たしかに便利にはなるけれど“非効率の中にある余裕や豊かさ”がこぼれてしまう。

人にも街にも多くを求めない、だから“程よい”。
久が原という街から、そんな暮らしにとってなくてはならない大切なことを教わった気がする。

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ライター:下條信吾
長野県安曇野出身、東京在住のフリーライター・カメラマン。レゲエベーシストとしてKaRaLi、Tropicos、The Kingstompersなどで活躍中。
趣味は地図なしの東京街歩き。
八王子から立川まで2時間半、下北沢から仙川まで4時間、お台場から笹塚まで6時間かかりました。
Instagram:https://www.instagram.com/bassieshimo/

編集:児島宏明
ディレクター:らんだ(小嶋悠香)

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