【長津田】COLUMN
 大人も楽しい「こどもの国」、遊び方徹底ガイド

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東京都町田市と神奈川県横浜市青葉区にまたがる「こどもの国」は、多摩丘陵の雑木林をそのまま生かした自然の遊び場。子どもだけでなく大人も楽しめる「こどもの国」の過ごし方をご紹介します。


東急田園都市線長津田駅からこどもの国線でアクセスできる「こどもの国」は、町田・横浜エリアを代表する遊び場のひとつ。1965年、当時の皇太子殿下(現在の上皇陛下)のご結婚の際、全国から寄せられたお祝い金を基に開園しました。広さはおよそ30万坪、敷地内には約4kmの外周道路と2.4kmの内周道路を備え、雑木林の中を縫うように無数の散策路が張り巡らされています。「こどもの国」は子どもたちが自分たちで主体的に楽しむことを目的に開園された施設ですが、大人も楽しめるコンテンツが満載です。さっそく、大人のための見どころをご紹介しましょう。

先進的な遊び場構想をいまに伝える、イサム・ノグチの作品群

イサム・ノグチの遊べる彫刻、「丸山」。

イサム・ノグチは20世紀半ば〜終わりにかけて活躍した、日系2世アメリカ人の世界的な芸術家。「こどもの国」が開園して3カ月が経った頃、こどもの国設計集団に参加するため来日、著名な建築家、大谷幸夫とともに児童館エリアの設計を担いました。当時の彼は、彫刻と遊具、広場の造形を一つにした遊び場、「プレイグラウンド」構想を抱いていましたが、その皮切りが「こどもの国」だったのです。

4カ月にわたり、連日園に通っては日常の遊び場にアートを持ち込み、子どもたちに夢を与える遊具彫刻の実現を目指しました。当時のインタビューでは「(「こどもの国」に)30年の設計の体験をすべて生かした。子どもの遊び場には自然を残し、自然を生かさなければならない。遊んでいて心の昂りを覚えるようなものをつくりたいという私の夢を実現した」と語っています。こうして子どもたちが想像力を発揮して自由に遊べる児童遊園が建造されましたが、残念ながらそのほとんどは老朽化によって建て替えられてしまいました。

当時はこのアーチ型エントランスをくぐってイサム・ノグチが設計した児童遊園へアクセスしたそう。

とはいえ、彼が手がけたいくつかの遊具や遊び場、アーチ型エントランスは残されています。特に赤い八面体の遊具、「オクテトラ」は、イサム・ノグチを代表する遊具彫刻ですが、彼自身が実際に手がけたオクテトラはこどもの国のほか香川、札幌など数カ所に残るのみ。ぜひ実際に訪れて、イサム・ノグチが思い描いた「プレイグラウンド」構想に思いを馳せてみてください。

イサム・ノグチと大谷幸夫が手がけた児童館は児童センターに建て替えられ、現在は大人向けの陶芸教室なども開かれています。
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