【ときわ台】板橋の田園調布。豊かで安心した暮らしを生むマイペースな街

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いい意味で流行に敏感でない街。マイペースが生む安心感

昭和の面影を残す南口周辺。そんなこの地域のシンボルが「天祖神社」。
古くからこの地にある天祖神社は、一説によると室町時代に建立されたそう。そんな歴史ある神社に生まれ、現在は名誉宮司を務める小林保男さんに、この街の魅力を尋ねてみました。

(※以下、「」内は小林さんのセリフです)

――小林さんは、どのくらい前からこの街に住んでいらっしゃるのでしょうか?
「私は天祖神社の長男として生まれたので、戦時中の疎開を除けば、生まれて80年ずっとときわ台に住んでいます。神社の宮司をしながら、45年間板橋区の教育委員会で板橋の文化を研究していました」

――ときわ台はどんな街なのでしょうか?
「街を歩いてみるとすぐ気付かれると思いますが、ときわ台は駅の北口と南口で全く雰囲気が変わります。南口は古くからの商店を中心とした商業地ですが、北口は東武東上線が通ってから高級住宅地として発展を遂げてきました。実はときわ台の北口は、東京帝国大学(現・東京大学工学部)の小宮賢一さんという方が描いた『理想の街』を実現させた姿なんです。駅前の大きなロータリーやループ状に伸びるプロムナード、袋小路のクルドサック(※)などは、この街でしか見られない景観だと思います」

※クルドサック
フランス語で袋小路の意味。住宅地における袋小路状の道路形式

――昔と今、ときわ台はどのように変化していますか?
「『一戸建ての家が少し減った』など、街の変化はありますが、このあたりに古くから伝わる伝統文化はしっかり受け継がれていると思います。例えばこの神社では、今でも地元の子どもたちに150年近く前から伝わる祭囃子を教えています。また、この場所から新しい文化も生まれています。例えば、近隣に住む人々の『街を盛り上げたい』という声をきっかけに生まれた、『ときわ台つ・つ・つGARDEN』というワークショップイベント。7年前ほど前から神社のスペースを提供して開催しています。若い学生さんや家族づれの方々も多く足を運んでくれて、毎年大盛況です」

――最後に、ときわ台の魅力を教えてください。
「いい意味で流行に敏感でない街だから、無理に流行りについていかなくても気にならない。だから安心して住める街だと思いますね。あと日用品の価格や部屋の家賃なども含めて、非常に物価が安いっていうのも魅力です。少し前に『シン・ゴジラ』って映画で、ゴジラに東京の街が襲われたとき、新宿あたりまではやって来るんだけど、なぜか板橋には来ない(笑)。周りが騒いでいてもマイペースというか、なんだかこの街を象徴しているようなシーンだなって思いましたね」

2つの顔を見せてくれる不思議な魅力を秘めた街

高級住宅が立ち並ぶ閑静な北口の住宅街は、まるで海外を訪れたような雰囲気。上品でありながら、気取りすぎないのどかな空気を感じられます。

一方で、南口の商店街には地元民が通う商店が息づき、その中心には時代の変化と共にこの街の暮らしを見守る神社がありました。

ときわ台は2つの顔を見せてくれる不思議な魅力を秘めた街。東武東上線沿いや板橋区への引っ越しを考えている方は、歴史と文化が根付き、緑豊かなこの街に、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

ライター・編集者プロフィール

ライター・エディター:秋山ももこ
編集プロダクションに勤務したのち、フリーの編集・ライターとして独立。夢は世界中を旅しながら取材すること。読書とカメラが趣味で、餃子とビールと下町が好き。
Instagram:https://www.instagram.com/momo_a1030/


編集:児島宏明
Instagram:https://www.instagram.com/iroakikojima/
ディレクター:らんだ(小嶋悠香)
Twitter:https://twitter.com/0919randa_work

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