見落としやすい “屋根の傷み”…これだけは覚えておきたい「3つのリフォーム」

ライフステージ:暮らし

家に長く住むためには、定期的なメンテナンスが必要だということは言うまでもありませんが、そこでひとつ見落としがちなのが「屋根」です。

目につきにくい場所にあるため、どれくらい傷んでいるのかがわからないのです。

ただ、屋根の傷みを放置していると、放置した屋根材がはがれて落下してくるなどの危険のほか、屋根材の隙間から雨水が侵入して、梁や柱という家の構造体も傷めてしまうなど、深刻なダメージを及ぼすことがあります。

そこで、このような事態を避けるため、「屋根」を長持ちさせるための3つのリフォームをご紹介しましょう。

1.塗り替え

屋根材がそれほど傷んでない場合にやるべきリフォームは「塗装」です。

屋根材に塗られている「塗装」というのは単に見栄えを良くするだけではなく、サビなどの腐食を防ぐという大事な役目があるのですが、時間が経つとどうしてもはがれていきます。そこで再びコーティングを施すのです。

目安としては、新築から7~10年経過したとき。塗り替えてからの再メンテナンスは塗料の種類によって異なり、ウレタン塗料は8~10年、シリコン塗料が10~15年、フッ素塗料が15~20年ほどだといわれています。

2.重ね葺き

塗り直しで対応できないほど屋根材が傷んでしまっている場合、屋根材そのものメンテナンスを行わなくてはいけませんが、その際に最も手軽なのが、屋根材の上に新たな屋根材を被せてしまう「カバー工法」というものです。

これは大きな工事が不要ということで、工期や費用を圧縮できるほか、屋根が二重になるわけなので、保温・断熱効果が高まるというメリットがあります。

ただ、一方で、屋根材の重さも2倍になるわけなので、耐震性が弱くなる恐れがあります。

一度「カバー」をしてしまうと、その下にある屋根材がどれほど傷んできているのかが見えなくなってしまうというデメリットもあります。

もし、屋根に何かの問題が発生した場合、2つの屋根材をはがすという風に、手間も二重にかかってしまうという問題があるわけです。

3.葺き替え

これまで紹介した2つのメンテナンスは、問題が発生したところに対応をするという「対症療法」ともいうべきやり方ですが、それに対して問題の根本から解決する「根治療法」ともいうべきリフォームが、「葺き替え」です。

古くなった屋根材と下地材をすべて新しいものに交換をするので、屋根は新築同様の状態に戻ります。そうなれば、今までの2つよりも住宅としての寿命が延びるというのはいうまでもありません。

また、「葺き替え」のメリットとしては、これまでの屋根材とは異なる材質の屋根材を用いることができるので、耐久性などを増すということがあります。

ただし、勾配の角度によって、つかえる屋根材には限りがありますので、専門業者に確認をしましょう。

デメリットとしては、3つのリフォームのなかで最も工期も費用もかかります。

また、古い屋根材の撤去のためにどうしても埃などが周囲に舞い飛びますので、ご近所に対して事前通告や理解を求めることも必要です。

屋根というのは、なかなか目に入りませんが、家に長く住むためには、非常に大切なポイントです。

その家にどれだけ長く住むのかということや、外壁などの大規模のリフォームの時期なども考慮して、自分に最も合ったやり方を選びたいものです。

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※本記事は記事執筆時点での情報に基づいています。