1. リアルプラン
  2. REAL PLAN NEWS
  3. No.123
  4. 東京ミッドタウン八重洲 - 八重洲 TOKYO DREAM

八重洲から和の魅力を世界にアピール

2023年3月、八重洲二丁目北地区は「東京ミッドタウン八重洲」に生まれ変わった。この再開発が三井不動産の「東京ミッドタウン」ブランドである理由について、三井不動産株式会社 ビルディング事業三部・上田誠也さんは、「JAPAN VALUEを世界に発信していく」という東京ミッドタウンのビジョンに根差すと語る。「八重洲は交通結節点であり、日本各地、世界各地からいろいろな人々が集まります。その人たちに対して、歴史的に職人と商人の街だった八重洲から、日本のバリューやクラフトマンシップを発信する拠点となる意味が名前に込められています」(上田さん)。

職人や商人の街だった八重洲には従来小規模なビルが多かった。再開発について地権者たちと話し合いを重ねる中、八重洲のビル街にあった中央区立城東小学校の今後について検討の結果、同校は施設内に移転した。オフィスのテナントが体験学習に協力するなど、八重洲ならではの教育がすでに始まっている。

建物の大部分を占めるオフィスフロアは、コロナ禍に計画が進められたことにより、アフターコロナを見据え、「行きたくなるオフィス」を目指したという。フラッパーゲートおよび専有部扉に顔認証装置、エントランスのID確認やエレベーターに非接触技術を採用し、オフィスワーカー専用のラウンジを設けるなど、働く人の安心や快適さを考えたオフィスづくりが評価され、グランドオープン時からオフィスフロアは満床である。

商業エリアを担当した三井不動産株式会社 商業施設本部アーバン事業部・田中彩華さんは「物販の店舗については、日本の本来のモノづくりとブランディングを八重洲から世界に向けて発信していこうと、“ジャパンブランド”にこだわりました」と振り返る。また、飲食関係では店舗のほかに、「ヤエスパブリック」という自由に過ごせるスペースを設け、「旅行者の待ち合わせ、家族連れの休憩、会社帰りの一杯など多様なシーンを想像し、どなたにも親しみを感じていただけることを心がけました」と田中さん。その狙い通り、ヤエスパブリックの利用者は老若男女と幅広い。働く男性の街というイメージがあった八重洲だが、東京ミッドタウン八重洲の登場によってこの街を行き交う人の構成に早くも変化が生まれているようだ。

1階エントランスのゲートはLEDビジョンと西陣織パネルを組み合わせ、職人の街を感じさせる日本の美の世界を演出。

都市や地域のイノベーションの起点として4~5階に「イノベーションフィールド八重洲」を展開。4階にはカンファレンスルーム、テンポラリーオフィス、東京大学八重洲アカデミアコモンズを配置する。

5階のテラスとラウンジは自由に利用でき、ワーカーのオアシスとなっている。

待ち合わせや気軽な飲食等に自由に利用できる2階「ヤエスパブリック」。個性派の名店が期間限定で出店していて、新しい出会いを楽しめる。座席のタイプも幅広く、靴を脱いで休める小上がりはファミリー層に大好評。

待機中のデリバリーロボット。オフィスフロアより館内の飲食店にテイクアウトを注文すると、ロボットが自動で受け取り~配達を担う。

協力:東京ミッドタウン八重洲 (中央区八重洲2-2-1)

(写真:左)三井不動産株式会社 ビルディング事業三部 事業グループ 上田 誠也 (うえだ せいや) (うえだ せいや)

(写真:右)同 商業施設本部アーバン事業部 事業推進グループ 主任 田中 彩華 (たなか さやか) (たなか さやか)

(写真:左)三井不動産株式会社 ビルディング事業三部 事業グループ 上田 誠也 (うえだ せいや) (うえだ せいや)

(写真:右)同 商業施設本部アーバン事業部 事業推進グループ 主任 田中 彩華 (たなか さやか) (たなか さやか)

上田 誠也
上田 誠也

リアルプランでは、皆様の資産の将来を見据えた資産形成のお手伝いを致しております。

  1. リアルプラン
  2. REAL PLAN NEWS
  3. No.123
  4. 東京ミッドタウン八重洲 - 八重洲 TOKYO DREAM

八重洲エリア全体MAP

REAL PLAN NEWS No.123 掲載

モーダルを閉じるアイコン
ページ最上部へ移動するボタン