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エンタメを中心に赤坂をもっと咲かせる

赤坂という地名からTBSを連想する人も多いようだ。1955年の放送開始より現在まで番組内で「東京赤坂のスタジオからお送りしています」というフレーズが繰り返されてきたためだろう。

バブルの時代、民放各局は新社屋建設のため移転したが、TBSは敷地内に新しい放送センターを建てて赤坂にとどまった。そして旧社屋の敷地の活用と運営を三井不動産に委託し、2008年、赤坂Bizタワー、ライブハウス、劇場、広場などによって構成された「赤坂サカス」が誕生した。名称には、「花を咲かす」と「坂」の両方の意味がこめられている。赤坂サカスでTBSが直接運営を手がけているのはサカス広場である。番組がらみのイベントの他、保護犬譲渡会、SDGsイベントなど、ほぼ毎週何かのイベントを仕掛けている。赤坂エンタテインメント・シティ事業局の森田博人局長は「広場は必ずしも直接収益をもたらすものではありませんが、番組と連携し、賑わいを創出する場として重要です」と語る。広場のイベントで番組を宣伝したり、逆に天気のコーナーなどでイベントを宣伝したりで、相乗的、波及的効果を生み出してきた。

赤坂サカスでの経験をふまえ、TBSは現在「(仮称)赤坂二・六丁目開発計画」という新たなまちづくりを進めている。本計画では、赤坂駅とまちが一体となったエンタテインメント産業の拠点づくりが行われる予定だ。40階建てのビルと19階建てのビルが新築され、劇場やホールの他、クリエーターの育成交流の場や大きな広場などが整備される。番組制作の経験を活かしてサカス広場の運営を統括している同事業局の長谷川晃司担当局次長は「今のサカス広場と一体的に活用し、より大きなイベントが可能になります。地域全体の賑わいと上質な文化を赤坂の人々と改めてつくりあげていくような再開発を目指しています」と語る。

本計画が2028年に竣工した後には放送センターの建て替えも検討していて、全体のゴールは2040年という。そのときテレビというメディアは大きく変わっているかもしれないが、TBSはブランドメッセージそのままに「ときめくとき」をつくる企業として赤坂に残っているだろう。

TBS放送センターの足元に広がるサカス広場。週末はほぼ毎週イベントが開催されているため、土日の昼間に赤坂を訪れる人が増えた。

2023年ACTシアターに誘致した舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を上演中。オープニングでは商業施設も含めたエリア全体でハリー・ポッターの世界観を演出し、それをTBSの番組で紹介するという手法が功を奏した。

ファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2024」で開催された「Akasaka Geisha Parade」では赤坂芸者が伝統美で若者たちを魅了した。

(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画完成イメージ。エンタテインメントのまちのシンボルとして、芸や舞台にも通じる「舞」をモチーフとした建物を計画している。

協力:TBSホールディングス
(港区赤坂5-3-6 Tel.03-3746-1111(代))

(写真:左)TBSホールディングス
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 担当局次長
長谷川 晃司(はせがわ こうじ)(はせがわ こうじ)

(写真:右)同
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 局長
森田 博人( もりた ひろと)( もりた ひろと)

(写真:左)TBSホールディングス
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 担当局次長
長谷川 晃司(はせがわ こうじ)(はせがわ こうじ)

(写真:右)同
赤坂エンタテインメント・シティ事業局 局長
森田 博人( もりた ひろと)( もりた ひろと)

長谷川 晃司
長谷川 晃司

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REAL PLAN NEWS No.124 掲載

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