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「電気の交換」はイニシャルコストか、長持ち重視か…「LED照明の正しい選び方」とは?

近年、LED=発光ダイオードがノーベル賞で注目されたこともあり、大量に電力を消費する工場やオフィスなどはもちろん、マンションや戸建ての照明にもLEDを選択するケースが増えてきました。

電球の寿命が長い、電気の消費量が少ない…など、LEDのメリットを聞いて「流行り物」的に飛びついてしまうのも仕方ないかもしれません。

しかし、自分の部屋にとって既存の電球よりLEDのほうが本当に効率的なのかどうか? そのことを交換する前に立ち止まって検討してみてはどうでしょう。

まず、気になる電力消費量=電気代ですが、LEDと一般的に室内で使われる白熱灯の場合、製品によって違いますが、5~7倍程度の差が出るといわれています。

つまり、仮に照明だけで5000円程度の電気代がかかっていたとしたら、1000円、あるいはそれ以下で済むということです。とくに子どもや高齢者などが同居している場合、勉強や介護、安全面のことを考えると、電気をつけないなどの極端な省エネはできないだけに魅力的に感じることでしょう。

そして、もうひとつLEDのメリットといわれている電球の寿命ですが、これは4万時間も持つといわれているLEDが断然有効で、マンションなどでポピュラーに使用されている蛍光灯と比べると、3~4倍ほど長持ちする計算になります。

こう考えると、交換するならLED…とも結論が出そうですが、もちろん、従来の照明ならではのメリットもあるのです。その最たるものが、イニシャルコスト、つまり初期費用の安さです。

LEDのメリットとデメリット…イニシャルコストだけでなく場所選びも大切

LEDは広く商品化が進み、かなり購入しやすい価格になってきていますが、白熱灯などの従来の照明に比べれば費用がかかる感は否めません。とくに居間の蛍光灯など、大きな照明器具ともなればその差は顕著となります。

もっとも、工場や事業所など大規模な電力消費を必要とする施設だと莫大なイニシャルコストがかかりますが、マンションや戸建ての場合は使用する照明数も限られてくるので、LEDを選んだとしてもびっくりするようなイニシャルコストがかかるということはないでしょう。

ただし、LED電球の種類によってイニシャルコストも変わってくるので、購入時の精査が必要なのはいうまでもありません。

マンションなどの住宅で既存の照明をLEDに変える場合、イニシャルコストに気を遣うわけですが、使用する場所…つまり、そこの照明の下で日常的にどのような生活が送られているか、という点も大事になります。

長期間使用すればするほど、ランニングコストにメリットが出てくるLEDですが、一方でイニシャルコストとともにデメリットとされているのは、白熱灯などと違い広範囲に平均して光を照らすことには長けていないということです。

その照明の下に子どもの勉強机がある、クローゼットのなか…などというケースではLED照明のメリットは活かせるでしょうが、家族がくつろぐ場所などでは、明暗がつかないほうがリラックスした生活が営めるかもしれません。

このように、LED照明のメリットを尊重しつつも、単にコスト合わせ的な判断に陥るのではなく、それぞれの生活にあった照明を選ぶよう心がけましょう。

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