Interview / 2018 05,07 /Part.3

「子どもの存在がモチベーションに」 一児の父となって挑むバンタム級への挑戦

来たる5月25日(金)、3階級制覇をかけてWBA世界バンタム級タイトルマッチに挑む、プロボクサーの井上尚弥選手。これまでにライトフライ級、スーパーフライ級で世界を制した無類のハードパンチャーは、昨年には本場アメリカのリングでセンセーションを巻き起こすなど、プロキャリア5年にして早くも円熟期を迎えようとしている。他方、家庭に戻れば一児の父となったこの俊英は、いま何を思うのか? 胸中に秘めた想いを聞いた。

井上尚弥さん

1993年4月10日生まれ、神奈川県座間市出身。
元WBOスーパーフライ級王者。世界最速で2階級制覇するなどボクシング界最注目の逸材。弟は元東洋太平洋王者の井上拓真。

第一子誕生! 世界チャンプの育児事情は?

繝輔ぃ繧、繝ォ210

――昨年10月には、待望の第一子が誕生。そして年末には、スーパーフライ級で7度目の防衛を果たしました。この半年間は井上選手にとって、非常に目まぐるしい時間だったのではないでしょうか。

そうですね、とても充実した時間だったと思います。やはり子どもが生まれたことは大きくて、トレーニング以外の生活はすべて、子ども中心に動くようになりました。たとえば、妻とショッピングに出かける際も、以前であれば自分の好きな洋服ばかりチェックしていましたが、今はベビー用品ばかり見ていますよ。

――もともと親子鷹ボクサーとして知られる井上選手ですが、自身がお父さんになってみていかがですか。

もう、とにかく息子がかわいいので、何をするにしても楽しくてしょうがないです(笑)。父親(=真吾トレーナー)も完全にメロメロで、たまに子連れで実家へ遊びに行くと、孫のそばを離れようとしないんですよ。

――家事や育児は、夫婦間でどのように役割分担しているのでしょうか。

はっきりと担当を決めているわけではないですが、掃除でもゴミ出しでも、やれるときは何でもやるようにしていますよ。ただ、現役のうちはトレーニングを優先させてもらっているので、育児の負担で寝不足になったり、疲労が溜まったりしないよう、妻には気を遣ってもらっています。これはありがたいですね。