
人生100年時代にシニアがおさえるべきことって!?
誰もが辿る道とはいえ、老後に漠然とした不安を抱くシニアは多いはずです。少しでも不安を解消できるように、老後の生活費やライフプランの立て方など、今のうちから知っておきたいもの。人生100年ともいわれる時代を安心して暮らすために、「シニアライフに必要な生活費の試算」「ライフステージの考え方」をおさえましょう。
まずは、シニアライフの期間を設定
「シニアライフに必要な生活費の試算」にあたり、何年分を試算しなければならないのでしょうか。23.3年と28.6年。これは、前者が60歳の男性の、後者が同じく女性の、それぞれの平均余命。こうした平均余命表を使って、必要な期間を設定します(※1)。
0歳 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | 70歳 | 75歳 | 80歳 | 85歳 | 90歳 | |
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男性 | 80.5 | 41.6 | 36.8 | 32.2 | 27.7 | 23.3 | 19.3 | 15.5 | 11.9 | 8.8 | 6.2 | 4.4 |
女性 | 86.8 | 47.6 | 42.7 | 38.0 | 33.3 | 28.6 | 24.2 | 19.8 | 15.6 | 11.7 | 8.4 | 5.7 |
次に、健康年齢でライフステージを3つに区分
シニアライフの期間は、健康状態によって生活資金が変わってきます。そこで、(1)元気に動ける「アクティブ・シニア期」、(2)医者通いが増える「後期高齢期」、(3)サポートが必要な「介護対応期」と、健康年齢に応じて3つのライフステージに分け、それぞれの期間を割り出しましょう。
あなたのシニアライフの準備資金はいくら?
「シニアライフの期間」「3つのライフステージの区分」をもとに、シニアライフの準備資金を算出します。その場合、アクティブ・シニア期=現役時代1年間の生活費×80%、後期高齢期=同×70%、介護対応期=同×50%という割合で、ライフステージごとの支出額を試算するとよいでしょう。
おおまかでも数字を把握して、早めに現実と向き合おう!
住み替え、リフォーム、施設への入居など、将来の住居環境によっては、特別予算としての追加も必要になりますが、おおまかな数字だけでも、シニアライフにどれだけの金額がかかるのかを把握し、早めに現実と向かい合って、将来のシニアライフに向けて、計画的に備えるのが大切です。