マンションの眺望がよいエリアはどこ?湾岸エリアが人気の理由も併せて解説

眺望のよいマンションを購入するメリットとは?

マンションの購入を検討するうえで、眺望のよさを重視する方は多いのではないでしょうか?良好な眺望は、住む人に精神的な安らぎと満足感を与えてくれます。見晴らしがよいうえに南向きであれば日当たりもよく、住まい全体が明るいイメージとなるでしょう。

東京のマンションからは、庭園の緑、川や海、空などの自然、そして都心の高層ビル群や街の夜景などが眺められます。こうした眺望に恵まれたマンションに住み、毎日景色を堪能したいのであれば、なるべく高層階を選ぶことが望ましいでしょう。低層階の場合、もし近隣に高層の建物が建設されると、視界が遮られてしまうことがあるためです。

今回は、東京で優れた眺望を楽しめるエリアと人気の理由、また眺望のよいタワーマンションの魅力と、マンション選びのポイントについて解説していきます。

東京都でよい眺望が楽しめるエリア

東京の都心には高層ビルが立ち並んでいるイメージがあるため、東京の眺望というと、ビルの明かりやネオンなどの夜景をイメージする方が多くいるのではないでしょうか?しかし、東京には、都会的な高層ビル群の眺めだけでなく、自然の景観を楽しめるエリアも数多くあります。ここからは、東京で緑と海の眺望を堪能できるおすすめのエリアをご紹介しましょう。

緑のあるエリア

緑の多い公園周辺のマンションは、季節の変化が身近に感じられてリラックスできるため、人気があります。たとえば新宿御苑周辺のマンションもその1つ。新宿御苑は、明治時代の代表的な近代西洋庭園で、日本でも数少ない風景式庭園の名作といわれます。樹木は1万本を超え、四季折々に変化する自然に触れ合える都内有数の庭園です。

また東京タワー周辺のマンションからは、芝公園の緑を眺めることができます。ここもまた明治時代に開園した歴史のある公園で、春は梅や桜の花が咲き、多くの花見客が訪れます。夜にはライトアップされた東京タワーを楽しめるうえに比較的静かなエリアとして人気です。

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緑だけでなく、川沿いの物件もリバービューを楽しめるため人気があります。都内でリバービューを楽しめる代表的なエリアは、隅田川、目黒川、神田川沿いです。川のせせらぎに癒されるうえに、川沿いには桜が植樹されていることが多いため、春には花々、夏には樹々の緑を楽しめます。また、リバーサイドは風通しがよいため、暑い夏を快適に過ごせるエリアとして人気です。

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海の眺望が楽しめるエリア

東京のなかでも湾岸エリアは、オーシャンビューを楽しめる最も人気の高い地域です。湾岸エリアとは、中央区、江東区東部、港区などに位置する東京沿岸の埋立地を指します。近年、湾岸エリアは再開発によって発展を遂げており、数多くのタワーマンションが建設されています。

海に面する湾岸エリアには、開放的な海の景色を楽しめるマンションが多く、なかには、バルコニーからレインボーブリッジや東京タワーなどのランドマークを楽しめる物件も数々あります。湾岸エリアの街は計画的に造られ、整備されており、パノラマのような景色を楽しめるタワーマンションが多く建設されているのが特徴です。

また、湾岸エリアは公共交通機関の整備が進み、都心へのアクセスがスムーズです。さらに大型商業施設が充実しているため、日常生活の買い物に困ることはありません。「眺望がよく、住環境が整った住みやすい地域」として注目されています。

マンションのなかでもタワーマンションがおすすめ

マンションは高層階であればあるほど、視界を遮るものが少なくなるため、よい眺望に出会うチャンスが増えます。特に高層建築のタワーマンションであれば、最上階でなくても開放的な景色を楽しめますよ。ちなみにタワーマンションの低層階は、低層マンションの高層階に当たる場合もあり、高層階でなくても眺望を楽しめることでしょう。そのため、マンションに開放的な見晴らしのよさを求める方には、都内のタワーマンションをおすすめします。

タワーマンションには、眺望のよさに加えて、さまざまな魅力が備わっています。周辺環境は整備され、ショッピングに困ることはなく、海や川、緑などの自然に触れ合えるうえに、ハイスペックな共用施設が充実しています。たとえば、フィットネスやプール、ライブラリーやゲストルーム、シアターやカフェ、コンシェルジュサービス、ホテルのようなロビーラウンジなど、魅力的な施設を備えたタワーマンションが多く見られます。高層階にラウンジが設けられていれば、低層階に住んでいても、ラウンジからの眺望を充分楽しめることでしょう。

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眺望以外に見るべきマンションの項目は?

マンションを選ぶ際には眺望以外にもチェックしておきたい項目がいくつかあるのでご紹介します。マンション選びの参考にしてくださいね。

階数

どのようなマンションであっても、住む階数によってメリットが異なります。具体的に見ていきましょう。

●高層階に住むメリット

消防法では、高さ31mを超える建築物を高層建築物と定義しています。31mを超える建築物は、その建物の各フロアの高さによっても異なりますが、およそ7~10階以上の建築物といってもよいでしょう。また、都市計画法施行令では、6階以上を高層階としています。

6階以上の高層階に住むメリットは、眺望や風通しが大変よく、向きによっては日当たりがよい場合もあるということです。6階以上の高層階では、外の視線が気にならず、車や通行人の声も聞こえにくいので、静かな住環境を手に入れることができます。たとえ、沿線エリアであっても電車の音に悩まされにくいというメリットもあります。

●中層階に住むメリット

中層階とは10階前後のマンションであれば、4階から5階あたりを指します。この場合の中層階であれば、エレベーターが混雑しているときは、階段を使うこともできます。また、周辺に高層ビルがなければ、眺望や日当たりにも恵まれます。

●低層階に住むメリット

低層階は、高層階と比較すると、分譲・賃貸ともに価格が安い傾向があります。また低層階は、高層階に比べて外出するのに時間がかからないという利点もあります。たとえば、大規模マンションの高層階に住むと、朝の出勤時にエレベーターが混み合うこともあるため、マンションを出るまでに時間がかかる傾向がありますが、低層階にはその心配は不要です。

間取り

快適に暮らすためには、自分のライフスタイルに合う間取りの物件を探すことをおすすめします。たとえば、1人暮らしや2人暮らしなら、1DKや1LDKを選ぶと満足度が高いでしょう。1Rや1Kに比べて1DKや1LDKはキッチンが広いため、日常的に料理をする方におすすめです。

ちなみに、3人家族なら2LDK以上がおすすめです。2つの居室は夫婦の寝室と子ども部屋にすることができます。また、4人家族や2世帯家族であれば、3LDK以上の間取りをおすすめします。

交通の利便性

公共交通機関の利便性もマンション選びの重要なポイントです。交通機関の利便性が高いと、移動の負担が少なくなるため、快適に暮らせます。気になるマンションを見つけたら、最寄りの駅には急行列車が止まるか、通勤・通学時間帯の電車やバスの本数はどのくらいかを調べて、交通機関の利便性を確認することをおすすめします。

マンションから駅までの所要時間は物件情報に記載されていますが、実際に現地に行って歩いて計ってみるとよいでしょう。自分自身で交通量を見たり、信号の有無を確かめたり、道幅や坂道があるかなど現地の状況を確認したりしておけば、そこに住んだ際の暮らしぶりがイメージしやすくなります。子育て中であれば、ベビーカーを押して歩きやすい道幅かどうかをチェックする必要もあるでしょう。

また、車での移動が多い場合は、道路状況や近くのインターチェンジの位置なども確認しておくとよいでしょう。

眺望のよいマンションをチェックしよう

マンションを選ぶ際、多くの方が眺望や採光のよさを重視しています。見える景色は立地によって異なるうえ、部屋の向きも関係してくるため、内覧時に確認するようにしましょう。

湾岸エリアのタワーマンションの高層階からは、天気がよい日には富士山が望めることもあります。こうした眺望のよさは付加価値になるため、売却する際に買い手が付きやすい傾向があります。また、眺望のよい物件であれば、中古マンションであっても売却価格が下がりにくい、という場合もありますよ。

先ほどご紹介した海の眺望が楽しめる東京の湾岸エリアは、近年の再開発によって住みやすい街に進化し続けています。三井のリハウスでは、湾岸エリアに特化した物件情報サイトをご用意していますので、マンションの購入を検討している方は、ぜひ一度、マンション検索をしてみてくださいね。

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三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/