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  4. 旧竹田宮邸(グランドプリンスホテル高輪 貴賓館) - 高輪 THE GATEWAY OF TIMES

プリンセスの気分に

明治時代の⽇本は⻄洋諸国と肩を並べることを⽬指し、古い伝統を受け継ぐ皇族も公の場では洋装が正装となり、正餐は洋⾷となった。当時の皇族の暮らしをしのばせる建物が、⾼輪の旧⽵⽥宮邸、現グランドプリンスホテル⾼輪の貴賓館である。

バロック様式と呼ばれる17〜18世紀初頭の豪華絢爛な様式の建物は、急勾配のマンサード屋根、円柱と⾓柱を配置した⾞寄せをはじめ随所に凝った意匠が施され、正⾯から⾒るといっそう華やかだ。⽵⽥宮邸として使⽤されていた時代は和⾵の部分も付属し、表向きの執務や宴会などは洋⾵、私⽣活は和⾵と使い分けされていた。

設計を担当したのは、⼯部⼤学校でお雇い外国⼈コンドルに学び、宮内省所属の建築家として活躍した⽚⼭東熊(かたやまとうくま)である。⽵⽥宮邸と同じ時期に建設された東宮御所、現在の迎賓館⾚坂離宮(国宝)も彼が設計していて、東宮御所の建築で磨かれた技術が⽵⽥宮邸に発揮されたといわれる。

戦後、⾼輪の⽵⽥宮家、北⽩川家、東久邇宮家が皇籍を離れた後、その⼟地を得た⻄武グループがホテルを経営し、旧⽵⽥宮邸は1971(昭和46)年より貴賓館の名で宴会場として使⽤されている。個⼈が結婚披露宴に利⽤することも多い。明治時代のプリンセスとプリンスが暮らした空間は、ドレスの⼥性が⼀段と美しく、タキシードの男性がより上品に⾒えるようだ。

噴⽔のある庭園。当時の⽇本では⻄洋式の噴⽔はまだ珍しく、⻄洋庭園らしさを演出するアイテムとして迎賓館⾚坂離宮にも設置された。

協力:グランドプリンスホテル高輪

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REAL PLAN NEWS No.127 掲載

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