高輪
時の玄関口・高輪エリアのこれから
品川再開発で広がる未来
高輪ゲートウェイ駅ならびに高輪ゲートウェイシティの登場によってこの地域の不動産市場にはどのような変化が起きているのだろうか。三井のリアルプラン 白金高輪サロン 戸嶋策英所長に高輪エリアの特徴と今後に予想される展開や注目物件について聞いた。
不動産市場で高輪~品川の好感度が上昇
2006年より白金、白金台、高輪、三田エリアの不動産を扱っている三井のリアルプラン 白金高輪サロン。エリア内には名称に「高輪」を含む駅が3駅あり、戸嶋策英所長は各駅周辺の不動産にはかなり違いがあると言う。「東京メトロ南北線と都営三田線が利用可能な白金高輪駅の周辺は、地下鉄が開通し、白金タワーが竣工して以来、交通の便の良い都心の住宅地としての性格がいっそう強くなりました。有名大学が近くに複数あり、賃貸需要が安定していることから、投資用に白金高輪の物件を選ぶ方も多いです。都営浅草線の高輪台駅周辺は、利便性は白金高輪にかないませんが、高台に位置し、防災面ですぐれています。マンション、戸建てを問わず、自然豊かな落ち着いた雰囲気を好む、マイカーやタクシーでの移動が多い方の住まいとして選ばれることが多いです。これらに対し、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅の徒歩圏内、高輪二丁目あたりは築年数の古いマンションが多く、従来は利便性の面でもいまひとつだったと思います」(戸嶋所長)
しかし、高輪ゲートウェイシティと泉岳寺駅近くで進行する「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」によって状況は変わりつつある。「日本の玄関口としての機能が整ってきた高輪ゲートウェイ駅と品川駅までのエリアが、職住近接の住まいにも、東京滞在用のセカンドハウスにも魅力的なエリアになってきました」と戸嶋所長。ただ、現時点では高輪エリアの物件供給数は大きく増加していない。高輪ゲートウェイシティのレジデンスは賃貸のみ、泉岳寺駅周辺の再開発の完成は2031年の予定である。「当面は既存のパークコート高輪ヒルトップレジデンス、高輪ザ・レジデンス、ブリリア高輪ザ・ハウスおよびザ・コートといったハイ・グレードなマンションが主な選択肢となりますが、将来的には泉岳寺周辺で古いマンションの建て替えが進むでしょう」と戸嶋所長は期待する。
また、現在は分断されている高輪ゲートウェイ駅の東西が今後は通路によって往来しやすくなり、田町~芝浦~港南エリアにもその影響がおよぶ。戸嶋所長が「湾岸エリアの新たなフラッグシップ的存在」と呼ぶパークタワー品川天王洲のように、品川駅へのアクセスの良さが今まで以上に評価されるようになったことも最近の傾向として見逃せない。2026年春の高輪ゲートウェイシティの全面開業は、より多くの人々がこれらの変化に気づくきっかけになるだろう。
高輪2丁目の「パークコート高輪ヒルトップレジデンス」は泉岳寺駅まで徒歩5分、高輪ゲートウェイ駅まで徒歩9分。地上10階建て、総戸数127戸。2008年竣工
高輪4丁目の高台に位置し、富裕層に人気の「ブリリア高輪ザ・コート」。品川駅、高輪台駅はともに徒歩10分圏内。地上5階建て15戸。2017年竣工
高輪1丁目の「高輪ザ・レジデンス」は地上47階建て、総戸数574戸の大規模タワーマンション。最寄りは高輪台駅だが、高輪ゲートウェイ駅も利用可能。2005年竣工
協力:三井不動産リアルティ株式会社
三井のリアルプラン 白金高輪サロン
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目次
高輪エリア全体MAP
REAL PLAN NEWS No.127 掲載