HARUMI FLAGの資産性は?
資産価値が高いマンションの特徴も併せて解説

HARUMI FLAGとは?

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)とは、湾岸エリア、勝どき近辺(中央区晴海)に位置する、東京2020オリンピック・パラリンピック選手村の跡地に生まれた新しい街区です。晴海フラッグ内には、2棟のタワーマンション「SKY DUO」に加えて、横長の形をした板状マンションが存在します。これらのマンションは需要が非常に高く、最も人気のある住戸の倍率は100倍超えと、多くの人々からの注目を集めています。

需要の高い物件はその分、市場で取引される価格という意味での資産価値も高まりやすいため、気になっている方も多いのではないでしょうか?将来、住み替えで物件を売却したり、賃貸に出したりすることを検討しているのであれば、マンション選びの際に資産性は気になるポイントですよね。

この記事では、晴海フラッグ内の物件購入を検討している方に向けて、晴海フラッグの人気の理由や資産価値が高いマンションの特徴を詳しく解説します。

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HARUMI FLAGが人気な理由

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)は、前述の通り入居の応募が多数殺到している人気の物件です。では、晴海フラッグのどのような点が人々を魅了しているのでしょうか?

晴海フラッグは、都心のマンションに比べて専有面積が広く、手の届きやすい価格帯であることが主な特長です。ここからは、晴海フラッグに住む魅力について詳しくご紹介します。

晴海フラッグ

人気の高い湾岸エリアに位置している

晴海フラッグは東京都湾岸エリアに位置しており、その立地のよさが魅力の1つであるといえるでしょう。湾岸エリアとは東京湾沿岸の埋立地を指し、再開発によってタワーマンションが多く建ち並び、発展したエリアです。年々住みやすい街に変化しているため、新生活を迎えるファミリー層にもおすすめです。

晴海フラッグは東京都中央区にあり、同じ中央区である銀座や日本橋にも近いため、都心へのアクセスも非常によいといえるでしょう。そのほか豊洲や台場などの湾岸エリアにも、バスや電車などで行くことができるため、どこへ行くのにも便利な場所です。

晴海フラッグ内には、東京BRT(バス高速輸送システム)と呼ばれる、都心と湾岸エリアをつなぐ新しい交通システムが運行しており、新橋や虎ノ門ヒルズまでダイレクトに行くことができます。東京BRTの停留所は、晴海フラッグ内の各所に設置される予定であるため、どこに住んでいても気軽にアクセスが可能です。また、2022年に湾岸エリアと都心をつなぐ環状第2号線が開通されたため、車でのアクセスがさらにスムーズになりました。

晴海フラッグから都内各所までの距離

専有面積の広さ

専有面積の広さは、晴海フラッグの特長の1つです。専有面積とは、その部屋の居住者のみが使える床面積を指します。そのため、バルコニーや玄関ポーチは含まれません。

晴海フラッグの平均専有面積は80㎡と広く、なかでも分譲住宅街区のPARK VILLAGEには、専有面積が100㎡を優に超えた住戸が用意されており、首都圏のマンション平均専有面積を大きく上回っています。さらにSEA VILLAGEにおいては、都内では希少性の高い4LDKの間取りも用意されています。

このように専有面積が広めに確保されているため、世帯人数が多い場合であってもマンション暮らしがかなうという魅力があり、ライフスタイルに合わせて物件選びが可能です。

心地よい共有空間

晴海フラッグにはマンションだけでなく、さまざまな共用施設が充実しています。空間のゆとりを考えて設計されているため、空地率50.3%という開放感にあふれた心地よい街です。空地率とは、敷地に対して建物が建てられていない土地(空地)の割合です。駐車場を地下に設置することで、地上に空地を確保できる仕組みとなっています。

従来のタワーマンションは、共用施設やサービスの充実度が魅力とされていますが、晴海フラッグは敷地内の共有空間に自然を感じられるというこだわりを見せています。緑あふれる公園や中庭などは誰でも利用できるため、晴海フラッグを検討されている方は事前に訪れてみるのもよいかもしれません。

さらに、晴海フラッグでは誰もが暮らしやすいように、街全体にユニバーサルデザインが施されています。上記でもお伝えした東京BRTの停留所では、バリアフリーなデザインが施され、道路の幅にも配慮がなされています。

豊洲大橋

ALL IN TOWN

晴海フラッグでは商業、教育、公園、交通など人々の生活に欠かせない機能が敷地内に整備されているというのも魅力の1つです。スーパーマーケットを含むさまざまな生活利便施設がそろう、大型商業施設の開業が2024年3月に予定されているため、買い物するのにも非常に便利です。

さらに教育の面では、小学校や中学校、保育施設の設置が2024年に予定されているのに加え、認定こども園、図書館、保健センターを併設した複合施設の開所も予定されています。そのため、晴海フラッグは子育てしやすい環境でもあるといえるでしょう。

休日には、晴海ふ頭公園や晴海緑道公園などの公園でレジャーを楽しむこともできます。晴海フラッグ内はどこのポートでもレンタル・返却が可能な自転車シェアサービス、コミュニティサイクルを利用できるため、楽に自転車で移動することができます。

コミュニティサイクルや東京BRT、都営路線バスなどの停留所が集まった「マルチモビリティステーション」という新しいタイプの交通拠点も2023年度に完成予定です。このように、晴海フラッグは生活に必要な機能を多く兼ね備えているため、利便性が非常に高く、住みやすい環境にあります。

眺望のよさ

晴海フラッグのタワーマンションは、見渡す限り3方向が海に開けているため、開放的な景色が望める点も魅力的です。都心に建つタワーマンションの場合は周りにも高層ビルが隣接して景色が遮られてしまう物件が多いですが、晴海フラッグでは遮るものがないため、日当たりもよく、室内を暖かく保つことができます。

晴海フラッグのタワーマンションからは、レインボーブリッジや東京タワーなどのランドマーク、豊洲やお台場の景色を楽しむことができます。空気の澄んだ日には富士山が見える場合もあります。

晴海フラッグのエリアマップ

晴海フラッグ公式サイトより引用

▶︎ SEA VILLAGEのマンション情報はこちら
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▶︎ PARK VILLAGEのマンション情報はこちら

資産価値の高いマンションの特徴

ここからは資産価値の高い、または下がりにくいマンションの特徴を解説します。なお、本記事における資産価値とは、市場で取引される価格を指します。詳しく見ていきましょう。

眺望や日当たりがよい

高層階で眺望や日当たりのよい部屋は資産価値が高くなる傾向にあります。都内であれば、東京タワーや、東京スカイツリーなどのランドマークが見える物件は人気が高いといえるでしょう。さらに、角部屋で採光の範囲が広い物件は日当たりがよいため、資産価値も高くなる傾向があります。同じマンションでも、部屋によって景色や採光は異なるため、購入前に確認しておきましょう。

人気エリアにある

利便性の高い場所にあるマンションは人気のため、資産価値が下がりにくい傾向にあります。ここでいう利便性の高さとは、交通の便がよいことや周辺施設が充実していることです。複数の沿線が交わる駅や急行停車駅、ターミナル駅などの周辺地域は交通の便がよく、通学や通勤にも便利であるため、人気も高まります。駅直結または駅から徒歩5分圏内の物件なども同様に資産価値が高いといえるでしょう。

スーパーマーケットやコンビニが物件の周辺に多い場合や、大型商業施設から近い地域は周辺施設が充実していることから、生活利便性に優れています。利便性が極めて高いという特長は、築年数を経ても失われないため、人気エリアは需要が落ち込みにくく、長く保有する物件を選ぶ際には重要なポイントになります。

街の再開発計画が進んでいる地域であれば、将来的に利便性が高くなる場合もあります。再開発のなかで、駅や商業施設と直結しているようなマンションが計画されることもあるため、チェックしておくとよいでしょう。

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)は最寄り駅の勝どき駅まで徒歩の場合、少し時間がかかってしまいます。しかし、東京BRTが運行しているため、新橋や虎ノ門ヒルズまで直接行けるのに加え、敷地内に生活で必要な施設もそろっているため、利便性が高いといえるでしょう。

晴海フラッグのある湾岸エリアも、都内人気エリアの1つです。物件でお悩みの方は、以下のサイトで一度物件情報をご確認してみてはいかがでしょうか?

▶︎ 湾岸エリアの物件情報はこちら

共用施設やサービスが充実している

タワーマンションには豪華なエントランスやコンシェルジュサービス、厳重なセキュリティなどが備えられています。ジムやキッズルーム、パーティールーム、コワーキングスペースといった共用施設が利用できるタワーマンションもあります。

コンシェルジュがいるマンションでは、コンシェルジュサービスが利用可能です。コンシェルジュサービスでは、タクシーの手配や宅配物の受け取り、クリーニングの代行といった生活のサポートを行ってくれます。

晴海フラッグには、「スカイラウンジ」と「サニーラウンジ」と呼ばれるスカイビューラウンジがあります。スカイラウンジは、分譲街区全ての住民が利用でき、サニーラウンジはPARK VILLAGE棟の住民のみ利用できるラウンジとなっています。これらのラウンジは、マンション棟のなかで一番空に近い48階に設置されているため、晴海フラッグの住民であれば昼にはオーシャンビューが、夜にはきれいな夜景を見ることができますよ。

タワーマンションでは、自分に合った施設やサービスを利用することができるため、生活利便性の向上につながります。そのため、共用施設やサービスが充実していればその分需要も高まるといえるでしょう。

タワーマンションを購入する際の注意点

資産価値の高さを重視するのであればタワーマンションの購入がおすすめですが、実際に住むとなると注意すべき点もあります。具体的に見ていきましょう。

管理費・修繕積立金が高い

タワーマンションは、中低層のマンションに比べて管理費が高額な傾向にあるため、注意が必要です。また、豪華なエントランスや充実した共用施設、サービスなどがタワーマンションの魅力ですが、築年数が増えるのに伴って修繕積立金も増加してしまいます。

さらに、タワーマンションでは中低層のマンションに比べて、大規模修繕工事にかかる費用が高くなるのに加え、工事の方法が特殊であるため、時間もかかってしまう場合があります。たとえば外装塗装では、タワーマンションの高さを理由に、ゴンドラや移動昇降式足場を利用しなければなりません。このような機械を使うと時間がかかるうえに、これらを使用できる業者も少ないという問題があります。

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)は共用部が充実している分、清掃や設備に費用がかかります。そのため、管理費が一般のマンションよりも高く設定されています。晴海フラッグの物件購入を考えている方は、資金計画を立てるうえで念頭に置いておきましょう。

階数によって固定資産税が異なる

マンションの固定資産税は、高層階であるほど税率が上がるということも覚えておきましょう。20階以上のタワーマンションでは、1階上がるごとに約0.26%税率が上がる仕組みとなっています。これは、平成29年4月以降に売買契約を締結した新築マンションが対象です。

晴海フラッグ内にあるタワーマンション「SKY DUO」も地上50階建てであるため、上記の固定資産税の仕組みとなっています。「SKY DUO」で高層階の物件の購入を考えている方は、あらかじめ注意しておきましょう。

将来性を考慮してマンションを選ぼう

ここまでHARUMI FLAG(晴海フラッグ)の資産性や、資産価値の高くなりやすいマンションの特徴などを解説してきました。資産価値を重視したマンション選びをするなら、上記でご紹介した特長を押さえた物件をおすすめします。

人口の増加が予想されるような開発途中の地域にある物件は、将来物件の資産価値が落ちにくい傾向にあります。特に湾岸エリアは、再開発により多くのタワーマンションや商業施設が建てられ、近年注目されているエリアの1つです。現在も開発は進められており、これからますます住みやすい街になるでしょう。人気エリアに建てられた物件は、中古物件となっても高い資産価値を維持できる傾向にあり、長期的な視点からも所有するメリットがあるといえます。

三井のリハウスでは、湾岸エリアに限らず多くのマンションを取り扱っており、豊富な知識でご要望に沿ったマンションをご提案いたします。晴海フラッグや湾岸エリアのマンションの購入に興味がある方は一度相談してみてはいかがでしょうか?

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宮原裕徳

株式会社ラムチップ・パートナーズ所長。税理士。
日本のみならず、東南アジアも含めた不動産にかかわる会計・税務に精通している。法人や個人向けの節税セミナーなども行っている。
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https://lamtip-thai.com/