水と緑あふれる隣都心 
SPORT×ARTで描く新豊洲の街づくり

スポーツ、アート、食が融合する街「新豊洲」

東京ガス不動産が豊洲埠頭に所有する約18haの土地では、“TOYOSU22”(=水と緑あふれる隣都心豊洲の22世紀に引き継ぐ価値ある街づくり)というビジョンのもと、3つのスマートによるまちづくりが行われています。新豊洲エリアのブランド価値を高めるべく、「SMART COMMUNITY」の一環であるSPORT×ART(スポーツ バイ アート)をコンセプトに、新豊洲に「共生社会」のモデルケースとなる新しい東京の風景を作ることを目指して、地区の賑わい創出や知名度アップを図っています。

TOYOSU22のコンセプト:3つの「SMART」

◆ SMART ENERGY
「東京ガスエンジニアリングソリューションズ 豊洲スマートエネルギーセンター」を中心に、ICT(情報技術)の最適制御により、エリア全体で熱と電気を効率的に活用し、省エネルギーと省CO2を実現するスマートエネルギーネットワークを構築します。

◆ SMART GREEN
街の生物多様性にも寄与する本格的な森となるように植えられた「自然の緑」と、これから開発とともに植えられる人工的な「都市の緑」。深みある自然景観と都市の利便の両立を目指す「グリーンクロス」について実験的に取り組んでいます。

◆ SMART COMMUNITY
新豊洲の環境を活かし、市民に開かれたスポーツコミュニティを形成すべく、「SPORT×ART」をテーマとした取り組みを開始。豊洲埠頭を取り囲む全周約5kmの「ぐるり公園」は、ランニングや散策が楽しめるコミュニティ空間に。

【エリア価値向上のための土地活用】

TOYOSU22マップ

①スマートハウジング豊洲まちなみ公園[住宅展示場]②WILD MAGIC[アウトドアパーク(BBQ・カフェ)]③MIFA FOOTBALL PARK[フットサルコート]④豊洲PIT[ライブシアター]⑤チームラボプラネッツTOKYO[デジタルアートテーマパーク]⑥新豊洲Brilliaランニングスタジアム[スポーツ練習施設]⑦マギーズ東京[がん患者相談支援施設]⑧マイビレッジ[英語による子ども向け各種教室]⑨サイタブリアフードラボ[ケータリング厨房施設]⑩IHIステージアラウンド東京[客席回転型劇場]⑪THE BBQ BEACH in TOYOSU[BBQ]⑫Kiranah Garden TOYOSU[BBQ・レストラン]⑬東京ガス豊洲水素ステーション[水素ステーション]

東京ガスエンジニアリングソリューションズ 豊洲スマートエネルギーセンター

A:東京ガスエンジニアリングソリューションズ 豊洲スマートエネルギーセンター/地域冷暖房センター

Dタワー豊洲

B:Dタワー豊洲/ホテル、スポーツ練習場、店舗

メブスク豊洲 ラビスタ東京ベイ

C:メブスク豊洲 ラビスタ東京ベイ/オフィス・ホテル、交通広場・店舗

がすてなーに ガスの科学館

D:がすてなーに ガスの科学館/体験展示施設

東京都が募集した築地市場跡地の再開発に多目的スタジアムの建設案

三井不動産を中心とする企業連合が提案した、東京ドームの後継となるスタジアムの建設

東京都が事業者を募集している「築地市場跡地」の再開発事業について、三井不動産を中心とする企業連合が名乗りを上げました。報道によると、提出された案には、多目的スタジアムの建設が含まれ、読売新聞グループ本社が参加。東京ドームの後継として、読売ジャイアンツの本拠地移転も構想に入っているようです。総事業費は8,000億~9,000億円を想定。事業予定者の決定は、令和6年3月頃の見通しです。

【東京都が示した築地市場跡地の再開発方針】

●コンセプト
「水と緑に囲まれ、世界中から多様な人々を出迎え、交流により、新しい文化を創造・発信する拠点」

●取組の方向
①水辺の東京を象徴する景観を創出。
水際にある東京の都市の特性を象徴する、水上から訪れる人々を出迎えるシンボリックで印象的なアイコンとなるデザインとする。
②水や緑、歴史を生かし、東京らしい魅力で世界の人々を迎え入れる。
東京湾、隅田川及び陸からの様々なアクセスを生かし、様々な出迎え方ができる場をつくる。
水辺を生かし、緑を充実させながら、交流を生み出す広場やたまり空間を十分に確保し、居心地が良く歩きたくなるまちを形成する。
ひとを惹きつける魅力ある空間などにより、伝統と先端が共存する東京の魅力に出会える場所にする。
③多様な交流の中で新しい文化を創る開かれた舞台とする。
大規模集客・交流機能の導入や屋外広場などにより、様々な人を包容力高く受け入れ、誰もが主体的に多様な活動を展開し、交わることで新しい文化を創出する舞台とする。

湾岸Time Machine 過去・現在・未来コロナ後の湾岸エリアに人出は戻ったのか?月島駅豊洲駅月島・豊洲エリアの現在
近年、開発が進んだ月島・豊洲エリアでは、居住者のみならず来訪者も増え、駅の乗降客数も年々増えていきました。月島駅は、10年前の2013年度には1日平均65,345人だった乗降客が、コロナ前の2019年度には77,166人と1万人以上増。豊洲駅は、2013年度には175,147人でしたが、2019年度には227,843人と5万人以上増えています。いずれもコロナ禍で大幅に乗降客数を減らしましたが、2022年度には回復傾向に。月島駅の回復率は約78%、豊洲駅の回復率は約77%となっています。2020年には、オフィス・商業施設・ホテルが揃う大型複合施設「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」がグランドオープンし、2022年には芝浦工業大学豊洲キャンパス本部棟もオープン。さらなる開発計画もあり、コロナ禍以前の賑わいが戻る日もそう遠くはないでしょう。
【月島駅】
2019年度77,166人、2022年度60,498人、回復率 2019年度の約78%、上記は東京メトロにおける乗降客数
【豊洲駅】
2019年度227,843人、2022年度176,881人、回復率 2019年度の約77%、東京メトロ全駅のうち 第6位

品川区最大規模の再開発計画
品川駅南側に14棟から15棟の再開発ビル群を整備へ

総延べ約78万平方メートルに上る再開発ビル群
品川浦周辺地区再開発計画

「品川浦」と呼ばれる京急北品川駅の東側の船溜り周辺一帯で計画されている品川区最大規模の再開発「品川浦周辺地区再開発計画」。品川区の北品川1丁目・東品川1丁目に広がる総敷地面積約83,000㎡(約13ヘクタール)の再開発予定地を3つの街区に分けて施設整備することが検討されていて、計画地域内には14棟から15棟のにのぼる再開発ビルやタワーマンション等が建設される予定です。この再開発において協議会は9月下旬に事業協力者の候補を選定し、10月下旬に3街区それぞれで準備組合を立ち上げ、各準備組合は2024年度に再開発事業の都市計画決定を目指し活動していく見込みです。これにより、雑居ビルや古い住宅・アパートが集中する街並みが一変し、より安全な街へと生まれ変わります。

街区は品川インターシティに隣接
西街区・北街区・南街区の3ヶ所に分けて整備される

開発エリアの北側は品川駅港南口の超高層ビル群「品川インターシティ」に近接。街区は、西街区・北街区・南街区に分けて整備され、西街区にはオフィスビルなどの業務棟と住宅棟など5棟、北街区には業務棟・住宅棟など3~4棟、南街区には住宅棟6棟が建設される予定となっています。再開発が完了すると、品川駅から伸びる超高層ビル街区が北品川駅周辺まで伸びることになります。街全体の活性化が行われ、街のエリアが広がり景観が大きく様変わりしそうです。

品川浦周辺地区再開発計画マップ

旧東海道・品川宿の景観保全が課題

再開発エリアは「旧東海道・品川宿」が存在したエリアにあたり、江戸時代から続く旧東海道の古い街並みが残っており、これらの文化遺産を如何に継承していくかが今後の課題となりそうです。

旧東海道・品川宿

田町駅前に「田町タワー」が9月25日に竣工

株式会社田町ビル、徳栄商事株式会社、三菱重工業株式会社の3社が手掛ける大型複合ビル「田町タワー」が2023年9月25日に竣工しました。田町タワーは地下2階、地上29階の超高層タワーで、6階から28階までがオフィスフロア、地下1階~4階が商業フロアとなっており、都営地下鉄「三田」駅に直結します。同日より、田町駅とつながるペデストリアンデッキが、翌日の始発から都営地下鉄三田駅「A5:A6出入口」が開通しました。

商業施設「田町タワーモール」のテナントも順次、開業

地下1階から4階までの商業エリア「田町タワーモール」は、飲食店を中心に全21店舗が出店予定。9月27日には「スターバックスコーヒー」10月2日には「中華蕎麦専門 田中そば店」、10月23日には「肉蕎麦 トムラウシ」など店舗が順次オープンしています。

田町タワー

湾岸Time Machine 過去・現在・未来日本最初の海水浴場は芝浦にあった重箱掘周辺江戸時代の芝浦にタイムスリップ
芝浦1丁目交差点の脇に「重箱堀」という石積護岸があります。これは、大正2年に作られたもので、四角い形をしていることからその名が付いたといわれています。このあたりは、明治時代にはまだ海の中でした。重箱堀ができる前までは、東京湾越しに房総半島を見ることができる美しい観光地として、多くの人々で賑わっていました。そして、海辺には料亭や旅館がずらりと建っていたそうです。明治11年には、日本初となる海水浴場も開設されました。開設したのは鐘ヶ江晴朝(かねがえせいちょう)という蘭方医。当時、海水浴はレジャーではなく、病気療養や健康増進を目的としてつくられていたため、海水浴場の多くは医師によって開設されていたそうです。
(画像:現在の重箱掘周辺)