HARUMI FLAGが入居開始。
約12,000人の新たな街が誕生へ

2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地で進行している都市開発プロジェクト「HARUMI FLAG」。分譲住宅4,145戸、賃貸住宅1,487戸が供給されるこの大規模計画が完成すると居住人口は12,000人規模になると推測されています。敷地内にはマルチモビリティステーション「晴海五丁目ターミナル」や2つの公園、公立の小中学校、商業施設なども「HARUMI FLAG」に隣接して整備予定。暮らしに必要なものが揃うオール・イン・タウンが晴海の地に誕生します。

分譲棟と賃貸街区「PORT VILLAGE」の一般賃貸住宅が入居開始。

中層の分譲マンション(板状棟、2690戸)が2023年11月に竣工し、2024年1月、賃貸街区「PORT VILLAGE」の一般賃貸住宅と同時期に入居開始となりました。人口12,000人が暮らす新たな街の歴史がいよいよはじまります。

「PORT VILLAGE」中庭 完成予想CG

HARUMI FLAG 全体敷地配置図

街区内の商業施設「ららテラス HARUMI FLAG」は2024年3月1日開業
「中央区立晴海西小学校・晴海西中学校」は2024年4月開校予定

「街の賑わい」と「日常生活の彩り」をコンセプトに、スーパーマーケットや生活雑貨店を中心に、レストランや医療、サービス機能などを集積した「ららテラス HARUMI FLAG」が2024年3月1日に開業します。また、中央区により新設される「中央区立晴海西小学校・晴海西中学校」は、2024年4月開校予定です。小学校と中学校は、1つの建物のなかでエリアを分け、体育館やプール、図書館等の設備を共有します。東京BRTをはじめとした交通アクセスの拠点となるマルチモビリティステーション「晴海五丁目ターミナル」は2023年度の完成を見込んでいます。

「ららテラス HARUMI FLAG」外観イメージ

「豊洲 千客万来」が2月1日にオープン

2024年2月1日、豊洲市場の6街区に「豊洲 千客万来」がオープンしました。この施設は、商業棟となる「豊洲場外江戸前市場」と温浴棟となる「東京豊洲 万葉倶楽部」で構成され、築地市場の賑わいを継承し発展させるとともに、豊洲市場本体施設と連携した独自の活気や賑わいを生み出します。

◆ 食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」
市場隣接の立地を活かし、新鮮食材を販売・提供する商業施設「豊洲場外 江戸前市場」。江戸の街並みを再現し、寿司やうなぎなど江戸前のグルメが楽しめる飲食店や地元・江東区の店舗が並ぶ「豊洲目抜き大通り」、仲卸が目利きした新鮮な珍味を食べ歩きしたり、カウンターで楽しむことができる「目利き横丁」などで構成されています。

豊洲目抜き大通り イメージパース

◆ 温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」
箱根・湯河原の温泉を専用トレーラーで運搬して、“東京都心の温泉郷”を実現する「東京豊洲 万葉倶楽部」。露天風呂は東京湾を臨む開放感の中、ゆったりと過ごせます。展望足湯庭園では、ウォーターフロントの景色を360度パノラマで一望。その他、岩盤浴、エステ、マッサージ、最新リクライナーなどもあり、1日中滞在できます。

東京豊洲 万葉倶楽部

湾岸Time Machine 過去・現在・未来急速な人口増加が交通網に与える影響とは晴海エリアの現在
「HARUMI FLAG」が街開きとなり、約12,000人が居住するエリアとなる晴海。人口が増えることによって交通事情はどのように変わっていくのでしょうか。まず、主要な交通手段となるのが、HARUMI FLAGを含む湾岸エリアと都心を結ぶ「東京BRT(バス高速輸送システム)」です。東京BRTは路線バスに比べて定時性や速達性、輸送力に優れていますが、現状でも通勤時間帯ではやや混雑(座席数以上)~混雑している(座席数の1.5倍以上)という状況です。現在利用できる停車場「晴海5丁目」は、通勤時間帯の午前8時台でも6本の運行となっており、HARUMI FLAGの街開き以降はさらなる混雑が予想されています。最寄り駅となる都営大江戸線「勝どき」駅の乗降客数は、大規模再開発の影響を受け2019年にピークとなり108,147人でした。コロナ禍を経て、2021年には73,964人に減っていますが、こちらも今後の乗降客数増加が予想されます。こういった状況を踏まえて東京都と中央区では、混雑緩和へ向けて、「有明・東京ビッグサイト」から「晴海」、「勝どき」を経由して、「東京」までつなぐ地下鉄新線を計画しています。また、昨年10月には「舟旅通勤」の運行も開始しています。現在、「日本橋~豊洲」ルートが運行しており、今年春には、「晴海~日の出」ルートも運行予定です。(画像:舟旅通勤イメージ)

生まれ変わる品川駅の全貌。
開発計画の概要が発表される

JR東日本と京浜急行電鉄による品川駅街区地区の開発計画

京浜急行電鉄株式会社と東日本旅客鉄道株式会社は、品川駅街区地区の開発計画について概略を発表しました。京浜急行本線連続立体交差事業と一体となり、駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成への寄与を目指す構想となっています。計画地は、東京都港区高輪三丁目、港南二丁目各地内。北街区、南街区(南-a)、南街区(南-b)の3街区で構成され、全体の敷地面積は約33,500㎡、延べ面積は約374,300㎡となっています。

外観イメージ(パース)

街区内に2棟のタワー棟を建設する計画

北街区は東日本旅客鉄道が事業主体となり計画が進行する予定です。地上28階地下3階、高さ約150mのタワー棟が建設予定で、用途は事務所や店舗、駅施設、駐車場等が予定されています。南街区(南-a)は京浜急行電鉄が事業主体となり、地上28階地下2階、高さ約150mのタワー棟が建設予定です。用途は事務所や店舗、宿泊施設、集会場、駅施設、駐車場等となっています。

位置図

ブリヂストン芝浦ビル跡地に誕生する地上34階建ての「シティタワー東京田町」

総戸数180邸の免震タワーレジデンス

住友不動産株式会社は、芝浦2丁目の旧海岸通り沿いにあった「ブリヂストン芝浦ビル」の跡地に、地上34階、地下2階建ての免震タワーレジデンス「シティタワー東京田町」の建設を進行中。計画地はJR田町駅から徒歩10分のポジションにあり、この旧海岸通り沿いの一帯は、「パークタワー芝浦ベイワード」や「インプレストタワー芝浦エアレジデンス」、「ブランズタワー芝浦」など、これまで多くのタワーマンションが建設されてきたエリアです。建物の規模は高さが118.46m、延べ面積は20,888.44㎡となる予定で、ブリヂストン芝浦ビルはすでに解体が完了。2024年1月から本格的に建設が始まり、2026年の12月下旬に竣工する予定です。販売開始は2024年9月下旬、入居(引渡)予定は2027年7月下旬予定となっています。

計画地 位置図

湾岸Time Machine 過去・現在・未来日本のプロ野球は芝浦から生まれた大正時代の芝浦にタイムスリップ
現在の日本プロ野球が誕生したのは1934年(昭和9年)ですが、それから遡ること14年前の1920年(大正9年)、日本で初のプロ野球は芝浦で誕生しました。プロ野球発祥の地として知られる芝浦球場は大正10年、埠頭公園付近に建設され、選手が野球をすることで報酬を得る「職業野球」を日本で初めて試みたチーム「日本運動協会」の本拠地となりました。芝浦球場はいわゆる日本初のプロ野球チーム発祥の地として、歴史にその名を刻むこととなります。その当時、野球はアマチュアスポーツとして多くの人々に親しまれていましたが、職業として野球を行うという概念はまだ新しく、芝浦球場がこの新しい動きの中心となり、プロ野球の誕生に大きく寄与することになりました。日本運動協会がここで試合を行うことにより、野球は単なる娯楽から一つの職業へと進化しましたが、野球で金銭を得ることに理解を得ることができず、世論に屈してチームは学生野球の育成に転じ、後に解散することになったそうです。(画像:芝浦球場跡)