Lifestyle / 2016 12,12Vol.4

もはや観光スポット! 街全体がクリスマスの光に包まれる、イルミネーションの「やり過ぎハウス」

アメリカ・カリフォルニア州トーランス市。この一帯は毎年クリスマス前になると、家や前庭にイルミネーションライトやたくさんのデコレーションが飾られ、南カリフォルニアでも話題のスポットとなる。それぞれの家の飾り付けは、まさに“やり過ぎ”。クリスマスの時期になると、豪華にライトアップされた住宅街を見るために、遠くから何時間もかけて訪れる人もいるほどだ。そんな“やり過ぎタウン”に暮らすヘイグさん一家を訪ねた。

ヘイグ・ジェロームさん、ローリーさん一家

ご主人のジェロームさんは弁護士。妻のローリーさん、カナダの大学に留学中の長女ダニエルさん、それに地元の高校に通う長男ノアさんの4人家族。16年前にイルミネーションで知られる海沿いの街、カリフォルニア州トーランス市に引っ越してきた。

街ぐるみのクリスマス・イルミネーションは「ニレの木」がきっかけだった。

Chapter.01

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ビーチに近い閑静な住宅街に建つヘイグさん宅。白とグレーを基調としたコテージ風の木造家屋だ。道路から見ると、一見、平屋造りに見えるが、一段下がったバックヤード側に向け、階下を増築した5ベッドルームの大きな家で、敷地内にバスケットボールコートもある。まわりには同じく個性的な家が建ち並び、それぞれのフロントヤードには、青々とした手入れされた芝生が広がっている。

住宅街にはカリフォルニアのシンボルともいえるパームツリーはさほど見当たらず、そのかわりに立派なニレの木が、広い道の両脇に続いている。「このニレの木は、トーランス市が1946年に植えたものなの」と語るのは奥様のローリーさん。「ニレの枝って、低くって大きく横に広がっているでしょう。だからそこにイルミネーションをつけたらシャンデリアみたいで綺麗じゃないかっていう男性がいたそうで、それがこの辺りのクリスマス・イルミネーションの始まりだといわれているのよ」

クリスマス・イルミネーションは街をあげての一大イベント

Chapter.02

story_img3クリスマス・イルミネーションの光に包まれるキャンディーケーンレーン

クリスマスが近づくと、閑静な住宅街であるキャンディーケーンレーン(赤白のステッキ通り)と呼ばれているトーランスの一角は、一気に活気づく。住人たちは、自宅をクリエイティブに飾り付けようと励み、並木には市から委託されたライティングの専門業者が慣れた手つきでライトを取り付けていく。まさに街をあげての一大イベントで、“一生懸命に遊ぶ”のが得意なカリフォルニアの人たちならではの光景が生まれるのだ。

住人たちがここまで力を入れてイルミネーションに取り組むのは、自分たちが楽しみたいという理由だけではない。ライトアップが行われる期間内は、HOAと呼ばれるホームオーナーの組合が街中をまわり、最も優れたイルミネーションの家に賞を贈るのだ。遊び心のある小さな賞だが、地元の人々にすれば大きな名誉なのである。

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