【大井町】胃袋も心も大満足。抜群の住環境が整う“下町グルメの聖地”

ある日、たまたまテレビを見ていたら街紹介の番組で取り上げられていたのが大井町でした。

画面に映ったのは昭和レトロな雰囲気漂う小さな飲食店街。そこには安くて美味しい下町グルメが大集結していたのです。まさか品川のすぐ近くにこんな街があったなんて。

食が充実している街って、住んでいても飽きないですよね。
実際に訪れてみると、食だけでなく暮らしを豊かにするさまざまなスポットに出会えました。

【大井町の基本情報】

駅名：JR京浜東北線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東急大井町線「大井町｣
ランドマーク：阪急大井町ガーデン、東小路飲食店街

■東京都内を西へ東へ。3路線が通る便利な駅

品川の隣駅に位置する大井町。JR京浜東北線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東急大井町線の3路線が通っています。

京浜東北線に乗れば各駅停車でも品川駅まで3分と近く、東京駅にも15分、横浜駅までは28分で行くことができます。さらに、りんかい線なら、渋谷には11分、新宿まで17分で行くことが可能。

また、大井町と溝ノ口間を結ぶ東急大井町線が通っているため、大井町駅で通勤の乗り換えをする人も多く、駅はとても活気にあふれています。
使い勝手のよい3路線が走っているので、どこに行くにもとにかく便利なのが魅力的。

こちらは駅前のバスロータリー。
大崎や目黒、中目黒を経由する渋谷行きのバスや、東京テレポートや天王洲アイルなどお台場方面へのバスが出ています。

■実用品が揃う商業施設から、癒やしスポットまで充実の駅まわり

都内ターミナル駅へアクセスしやすい大井町駅。それだけでなく、駅まわりの買い物スポットが充実しているのも特徴です。

まず、駅中央口から直結の駅ビル「アトレ大井町｣。
こちらには「無印良品｣「ユニクロ｣などおなじみのお店やスーパーの「成城石井｣も入っています。
日用品はもちろん、「ファッションやインテリア用品」などを買いたいときにも重宝しそうです。

駅のメインロータリーに建つのは、日々のお買い物に大活躍しそうな「イトーヨーカドー 大井町店｣。
生鮮食品や日用雑貨、100円ショップなど生活に必要なものがひと通り揃うほか、1階に広々としたイートインスペースが設けられているので、購入したお惣菜やお弁当をその場で食べることができます。
お昼どきには、お子さん連れのお母さんやお友達同士でご飯を食べる年配の方で賑わっていました。

さらに、駅前にはあらゆる家電が取り揃えられている「LABI品川大井町店｣も。駅前に大型家電量販店があるので、引っ越したばかりの人も安心です。

大井町駅前の充実っぷりはまだまだ尽きません！
駅西側にある「阪急大井町ガーデン｣は、阪急百貨店やスポーツ施設、カフェや飲食店が入った複合施設。

なかでも地元の人に人気なのが、3・4Fにあるスーパー銭湯「おふろの王様 大井町店｣。郊外ではよく見るスーパー銭湯が、まさかこんな駅近にあるなんて……！

「おふろの王様 大井町店｣の魅力は広々とした露天風呂や首都圏最大級の岩盤浴。平日の夜に立ち寄るビジネスマンや、週末は家族連れでも賑わうそうです。

生活に必要なものだけでなく、お休みの日を楽しく過ごせる場所が駅前に勢揃いしている大井町。特に銭湯好きの方はたまらないのではないでしょうか。

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■駅前に区役所や大きな病院、クリーンな公園。万全の暮らしやすさ

栄えている駅前を見て、「少し都会すぎて住みにくいのでは？｣という疑問が頭をよぎりましたが、駅から少し歩くとすぐに落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっていました。利便性だけでなく、静けさや暮らしやすさを併せ持っているので、人気が出るのもうなずけます。

また、「品川区役所｣も大井町駅のほど近くに。いろいろな手続きがしやすいのも暮らす上では大きなメリットです。

駅の近くには大きな病院もあります。
「東京品川病院｣は総合内科、小児科、産婦人科など31の診療科目と、296床ものベッドがある総合病院。24時間365日体制で急患にも対応しているので、万が一のときにも安心です。

さらに、暮らしのオアシスとなる公園も駅からほど近い場所に。品川区役所の向かいにある、「しながわ中央公園｣は、美しく刈られた芝生の丘やきれいな噴水があるとてもクリーンな公園。私が訪れた際には、水遊びを楽しむ親子連れの姿が見られました。

住宅街・区役所・病院・公園などがコンパクトにまとまった「万全の暮らしやすさ｣がこの街の魅力。「生活面でストレスを感じる場面はほとんどないのでは？｣と感じました。ファミリーはもちろん単身者にとっても自信をもっておすすめできそうです。

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■下町グルメが揃う商店街がたくさん。食いしん坊にはたまりません！

これ以上何を望むのか……というくらい充実した街ですが、大井町の魅力はここからが本番。
そう。グルメです。

夜になると賑わいを見せるのが、駅東口を出てすぐのところにある「東小路飲食店街｣。
まるで映画のセットにでも迷い込んだような昭和レトロな風景です。小さな個人商店が集まっていて、カウンターに4人入れば満席になってしまうようなお店も多く営まれています。

どんなお店があるのか、少し散策してみました。

「いさ美寿司｣は美味しいお寿司が手頃な価格で食べられる人気店。なんとお寿司は1貫30円から！　店内はオープンの18時を少しすぎた時点ですでに満席でした。

こちらは精肉店兼立ち飲み屋の「肉のまえかわ｣。お肉が並ぶショーケースの前で飲み食いをするのは、新鮮です。コロッケやメンチカツが人気だそう。

立ち飲み屋だけではなく、仕事帰りにサクッと寄れる定食屋や中華料理屋などもあります。
飲食店や飲み屋は多いのですが、客引きがあるような店ではないため、街は健全な雰囲気でした。

ファミリーでも楽しめそうなのが、駅西側にある「大井三ツ又商店街｣。
街灯に照らされた明るい通りには、席数のある個人経営の飲食店やチェーン系のレストランが揃っています。

この日は、「大井三ツ又商店街｣のほど近くにある、イタリアン「トラットリア リゾラ ベッラ｣でご飯をいただくことにしました。

創業25年の「トラットリア リゾラ ベッラ｣では、イタリアの田舎料理を提供。
巷でよく見るイタリアンのメニューとはちょっと違った、珍しい料理がいただけます。

注文したのはお店の看板メニュー「揚げニョッキ エミリア風｣ (1,180円)。
こちらは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州で食べられている料理なのだとか。
ニョッキといえば、白くて小さいお餅のようなものを想像していたのですが、これは……全然違う！
生ハムの塩味と、モチモチ食感の揚げられたニョッキが相性抜群です。

リゾラ ベッラではランチもいただけますが、オーナー・船橋さんがおすすめするのはディナータイム。メニューも用意していますが、「こんなものが食べたい！｣とオーダーすれば自由にアレンジするよ、とのこと。常連さんたちの合言葉は「今日は何がおすすめ？｣なのだとか。

気さくなオーナー夫妻が営むお店。新しい食を発見できて大満足でした。

■結婚しても、絶対大井町に住み続けたい

最後に、より深く大井町の魅力を探るため、生粋の大井町っ子にお話を伺うことに。
主婦のヒロさんは生まれも育ちも大井町。結婚するときも、「絶対に大井町に住みたい！｣と実家近くの物件を探し、旦那さんを説得したそう。地元を愛してやまないヒロさんに、大井町の魅力を伺いました。

(以下インタビュー。「　｣内はヒロさんのコメントです)

――大井町はどんな街ですか？
「品川区にある下町です。商業施設が建つ駅前の都会らしさと昔ながらの商店街の懐かしい雰囲気のバランスが気に入っています｣

――普段はどこでお買い物をされるんですか？
「一番よく行くのはイトーヨーカドーです。ただ、大井町駅のまわりってすごくスーパーが多いんですよ。だから買うものによって使い分けてますね。東口にある『肉のハナマサ 大井町店』は24時間営業の業務スーパー。肉や魚が安いんですよ。ちょっといい調味料を買いたいときはアトレ内の『成城石井』。あと、夜8時以降は阪急大井町ガーデン内のお惣菜などが安くなるので出かけたりします｣

――駅前にいろいろ揃っているから買い物しやすそうですね。
「そうですね。飲食店も多いですし、本当に不便がない街です。友達とご飯を食べるときも、大井町が集合場所になることも多いです｣

――大井町に住んでいるのはどういう方が多いですか？
「最近は駅徒歩10〜15分くらいのところにタワーマンションが増えていて、ファミリー層が多いように感じます。あと昔から住んでいる年配の方も多いですね。今でこそ駅がここまで大きくなりましたが、昔はもっと住宅街だったので｣

■食が充実している街に住むと、毎日がワクワクする

買い物も娯楽も手続きも、すべて揃った「万全の暮らしやすさ｣を誇る大井町。
それだけでも十分に魅力的ですが、昭和レトロな飲食店街や下町グルメなど、この街ならではの魅力が光るのも見逃せないポイント。

利便性の高さだけだと少し味気なく感じるかもしれませんが、古き良き下町の風情やグルメといったアクセントがあるからこそ、住めば住むほど街への愛着が湧いてくるはず。

「味わいのある街で、できるだけ長く暮らしを楽しみたい｣そんなふうに暮らす街を探している方は、ぜひ一度大井町に訪れてみてください。

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