Column / 2020 06,08 /Vol.4

そのマリッジブルーは本物ですか?

結婚直前に急に不安になる、「これってマリッジブルーかも」 実はマリッジブルーにも「本物」と「偽物」があるって知っていましたか? 家族の中で起こる悩み、なかなか他の人には相談しにくい…「なんで?」「どうして?」をなくして笑顔のたえないテーブルを囲みましょう!5歳にまかせてスッキリさせます!

5歳(嫁公認アカウント)

妻と息子2人との間で繰り広げられる微笑ましいエピソードがSNSで話題に。現在はコラムの執筆を中心に活動中。
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マリッジブルーの正体とは一体なにか

結婚式を挙げる前にかなりの数の人が暗い気持ちになる。
心の中で「この結婚やめようかな…」と真剣に悩んでいたりする。
いわゆるマリッジブルーというやつだ。

結婚に限ったことではないが、なにか大きな決断をしようとする時、人は「この選択は合っているのだろうか?」と不安になる。

結婚は人生の選択の中でも最も重要な選択のひとつといえるだろう。事実、選んだパートナーで人生は決まるといっても過言ではない。
良き理解者に恵まれれば豊かな人生を共に過ごせるだろう。
しかし根本的なところで価値観が合わなければ添い遂げることはむずかしい。
その岐路に立たされているのが、結婚前なのである。

この間、僕の友達がまさにマリッジブルーになっていた。
「このまま結婚式を挙げていいのだろうか…」
そんなことをうつむきながら呟いていた。
「そう思うのなら結婚なんてやめちゃえ〜!!」と周りは無責任に意見していたが、それが簡単にできたらブルーにはならない。当人は割と真剣に悩んでいたし、僕も結婚の難しさは体感している身なのでなんとも言えない。

そもそもマリッジブルーには二種類ある。
それが「ストレス型」と「こりゃマジやばいぞ型」だ。

ストレス型のマリッジブルーとは?

「ストレス型」を端的に説明すると、人生のビッグイベントを前に怖気づいているのです。

結婚相手で人生は決まる。
これはマジもんの真実。
結婚したらそのあと50年一緒にいる相手なのだから影響がないわけがない。

僕も結婚で人生が大きく変わった一人ではあるが、もし嫁と結婚していなかったら、全く違う人生を歩んでいた事だろう。こんなコラムも書いてなかったはずだ。明らかに僕の人生に影響を与えた人物、それが嫁です。

今まさに結婚前の人がこの文章を読めば「わたしは大丈夫かな?」と不安になるだろう。しかし、ただ怖気づいているわけではなく、不安になるメカニズムはちゃんとあるのだ。

結婚前はとにかく忙しい。
やらなくてはいけないこと、決めなくてはいけないことが山のようにある。結婚式の準備期間は大体3ヶ月から6ヶ月だが、仕事をしながら結婚式の準備となったら、さあ大変。忙殺されること間違いなし。

人は忙しくなると精神的に追い詰められていく。いつもなら耐えられることも体力的にキツかったり、寝不足だったり、それらが重なっていきリスクはどんどん上がっていく。
結婚式の前にはそれらのことが起こりやすい。
特に女性がマリッジブルーになりやすい点にも理由はあると思う。

まず結婚式の準備は女性が決めなくてはいけないことが多い。
わかりやすいところだと、例えばドレス選び。
何百着もあるドレスの中から選ばなくてはいけない。パートナーもドレス選びを一緒にしたりするが、なかなか決まらない。

男性は「それいいじゃん似合っているよ、それにしたらいいんじゃない」と口では言うけど頭の中ではどれでも一緒だと思っている。でも女性にとっては一生に一度の晴れ舞台。最高に可愛いドレスを選びたい。
ドレスの料金のことも気にかけ、脳内でソロバンを弾きながら選ぶ。
そして、どのドレスを見せても「それも似合っているよ」と繰り返すパートナーにイライラを募らせていく。

こういう男女間の意識の違いからマリッジブルーは始まる。

ドレスだけではなく、決めなくてはいけないことは膨大にある。
男性が結婚式に対して圧倒的な当事者意識があれば、女性も不満を募らせることもないのだが、こういったちょっとした二人の意識の違いが積み重ねられていくと女性の中で「わたし、この人と結婚していいのかな」という疑念が膨らんでいくのだ。

こんなことを読んでいると結婚式をしたくなくなる人が急増しそうなのですが、僕はそんなことを伝えるために書いているわけではない。事実、結婚式をおこなったほとんどの夫婦は「やってよかった」という感想を持っている。

僕もいままで参加した結婚式はどれも良かったし、楽しい思い出なので、ぜひこれから結婚を考えているカップルには結婚式をしてほしいと思っているのだけど、深刻なマリッジブルーにならないために、まず男性にはドレス選びから一緒に真剣になって考えてほしいし、決めなくてはいけないタスクを二人で協力してやっていただきたい。

さてさてこれがオーソドックスなマリッジブルーの実態です。
これらのことは結婚式を控えるカップルにはかなりの確率で起こりうることなのでくれぐれも注意してもらいたい。

そのマリッジブルーは黄色信号?「こりゃマジやばいぞ型」とは。

「こりゃマジやばいぞ型」
これはだだのマリッジブルーではありません。結婚を中止したほうがいいかもしれない事案です。

一般的なマリッジブルーは「環境の変化」「新しい生活への不安」などの要素と「結婚式の準備」というストレスが合わさって起こりますが、「こりゃマジやばいぞ型」は根本的にパートナーがヤバイやつだと気が付いてしまったパターンです。

「こんな人だとは思わなかった…」といままで気が付かなかった相手の本性を垣間見てしまった場合に陥ってしまいます。
例えば、多大な借金を抱えていたということが結婚式の準備期間でわかることがよくあります。僕も結婚したときには借金があったので、説得力ゼロなんですけどギャンブルにハマっていて、散財癖がわかった場合はマジで考え直すべきかもしれません。判断を見誤ると一生苦労します。

あとモラハラだということがわかった。
これに関しては早急に別れた方がいいです。相手の両親と顔合わせをしたり、二人で決めなくてはいけないことを話し合っていたりするうちに、相手の今まで見えなかった一面が出てくることもよくある。
「この人やばいかも…」と直感したことって大体合っていることが多い。自分のシックスセンスはもっと信じたほうがいい。
それこそ結婚してからではあとの祭りなのだから。

しかし婚前にギャンブル癖、散財癖、モラハラに気が付けても、「もう招待状出しちゃったし…」と思って、モヤモヤしながら結婚式当日を迎えてしまう人も多くいる。

結婚式の準備は一回入ってしまったらなかなか下りることのできない高速道路。
途中下車ができない片道切符。
そこが怖い。

結婚式前にもう関係が破綻していたのにとりあえず式は挙げて、そのあとすぐに離婚したという話は結構ある。多くの人を巻き込んでいるので穏便に済ますという人の気持ちもわからなくはないが、「ヤバい!」と思ったら別れた方が絶対にいい。いついかなる状況でも。
実際婚約破棄している人って結構な数がいて「あのとき逃げてよかった〜」と思っている人は多い。僕は勇気ある決断として婚約破棄した人たちには拍手を贈りたい。

マリッジブルーが与える試練とは?

二種類のマリッジブルーについて語ってみたわけだが、多くの場合は「ストレス型」。
しかし、多くの人がマリッジブルーを乗り越えて結婚式が終わったら「やってよかった!」というのだ。
もしかしたら、結婚する人たちの最初の試練が結婚式なのかもしれない。
女性のマリッジブルー、男性には圧倒的な当事者意識を持ってもらい、不安と戦う花嫁のフォローをしてもらいたい。

そして「こいつはヤバい!」と思ったら勇気を持って別れる人にも僕はエールを送りたい。
「逃げるは恥だが役に立つ」まさにこれです。
人生は決断の連続なので自分の心に声に耳を傾けて最良の選択をしてほしい。

ちなみに冒頭で「このまま結婚式を挙げていいのだろうか…」と悩んでいた友達はいま楽しそうに結婚生活を送っている。

僕のフォロワーさんにもアンケートを取ってみたら以下の結果が出た。

【女性】

【男性】

女性、男性ともにマリッジブルーになったのは4割に留まりました。

このアンケート結果に限って言えば過半数以上のカップルは準備も含めて楽しく結婚式を迎えたようだ。
それにしても多くの人が経験するマリッジブルー。
それを乗り越えて充実した人生を送ってほしいと僕は願っている。
Bon Voyage!!

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