Column / 2019 10,18 /Vol.2

新感覚のうなぎラーメン!うなぎの老舗だからこそ作れる1杯を「八べえ」で

わざわざ電車を降りてでも行きたくなる各地の名店を、SNSで話題のグルメライターがレポート。料理の味だけでなく、お店の成り立ちや作り手の思い、街の雰囲気を含めて紹介いたします。

矢崎智也

山梨県生まれのグルメライター。「世の中に散らばったキラリと光る個性的なお店を紹介する」というコンセプトのもと、公式ブログ「へんてこグルメガイド」で記事を執筆。月間PV数は60万を越えるほど。また、雑誌、ウェブメディアでもグルメ記事を寄稿するなど多岐にわたり活躍中。

公式ブログ http://asobigokoroblog.com
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◇下町の老舗がこれまでにない新感覚のラーメンを提供していた!

いきなりですが、みなさんはラーメンといえば、どんなスープを思い浮かべますか?
横浜家系のような豚骨スープや最近流行中の鴨ダシ、昔から根強い人気がある海鮮魚介ダシなど、その種類は多種多様ですよね。

しかし、今回紹介するラーメンは一味違います。これまでの常識にとらわれない「新感覚のスープ」を使っているんです。

それがこちら!なんと「うなぎ」です!
そう、今回紹介するのはうなぎからダシをとった「うなぎラーメン」です。

◇1杯作るのに10匹のうなぎが必要!亀戸の老舗うなぎ屋さんで食べる「うなぎラーメン」

「うなぎラーメン」(塩)830円(税抜)

「うなぎラーメン」を提供しているのは、亀戸にある老舗うなぎ料理屋「八べえ」。
兜や骨、肝など、うなぎを捌くときに出る部位を使っているのかと思いきや、身だけを使った贅沢なラーメンなんです。

運ばれてくると同時に、炭火の香ばしい匂いとうなぎの香りが食欲をそそります。
ちなみにこちらのメニューは人気が高く、最近ではすぐに売り切れてしまうこともあるのだとか!

1杯作るのに使われるうなぎ数はなんと10匹。あまり量産ができないために一日10杯が限界なのだそうです。
スープをひと口すすると、まるで白焼きをそのままスープにしたかのような濃厚なうなぎ特有の旨味が口の中いっぱいに広がります。

驚くべきはカエシに特製のタレなどは使わず、塩を軽く合わせるのみ。
それだけなのにもっちりとした太麺にも負けない味わいを生み出しています。

具はチャーシュー?と思いきや、兜が入っていました。
うなぎの兜を炭火で焼き、圧力鍋で煮込んでいるので驚くほど食感柔らか。

玉子にもうなぎ料理店らしい工夫があります。
とろりと半熟に茹でられた玉子は、蒲焼のタレで味付けされていて甘めの味わいが最高。もちろん、蒲焼のタレがうなぎと相性が悪いわけがありません。

今回は、老舗だけれどもこのようなこれまでになかった料理を提供する「八べえ」をいろいろと紹介したいと思います!