Interview / 2018 01,29 /Vol.3

シニアダンスチーム Japan Pom Pom代表 滝野文恵さん

自分らしい生き方をしている人を訪ね、その暮らしの様子や思いをお聞きする企画「Tokyo go my own way」。

今回お伺いしたのは、シニアチアダンスチーム Japan Pom Pom代表、滝野文恵さん。平均年齢70歳のチアダンスチームの創始者であり、今も現役で活動をしている滝野さんは、本当にエネルギッシュ。滝野さんがチアダンスを始めるまでのこと、そして、始めてからのお話をお伺いしました。

 人生の転機は?

Question.05

52歳のとき、子どもたちが自立したタイミングで、家を出たんです。結婚生活に向いてなかったのね。もちろん、夫は反対したけれど、二人の子どもが応援してくれました。「お母さんがそう言ってるんだから、好きにさせてあげなよ」って。言い出すタイミングはすごく迷ったけど、待ち続けても絶対先延ばしになるだけだと思って、言う決心をしたわ。物事にいいタイミングなんてなくて、思ったときにやるべきだと考えているから。

それから、何をしようかと考えて、再び留学を決意しました。2度目の渡米は、53歳のとき。アメリカの大学院で老年学を学んだわ。周りは年下ばかりだったけれど、不思議と浮いたりすることはなかった。他の学生さんも、働きながら学んでいる人が多かったからかしら。ノートを見せてあげたり、ディスカッションしたり…とっても楽しかった!
やっぱり自分の人生だから、最後に「ああ楽しかった!」って言って死にたいじゃない? だから、そうなるような決断をしたと思ってる。それで、何をするかって考えた結果が、こうだったんです。

story_img3
修士号の授与式の様子

チアダンスと出会ったきっかけは?

Question.06

63歳のときに、アメリカにシニアのチアチームがあることを本で知ったの。それに感激して、自分もやってみたいと思ったのよね。本に載っていた街の郵便番号を知っていたので手紙を出したら、奇跡的にチームのリーダーへ手紙が届いて、文通が始まったんです。シニアチアチームがあるのは、アメリカのリタイアメントした人たちが住んでいる街なの。それで、どんな風にチームを運営しているかとか、活動の写真を送ってもらったりして、それがきっかけで、自分もシニアチアチームを作ろうと思いました。文通はもちろん英語だったけれど、留学していたから全然苦じゃなかったわ。

チーム結成までのエピソードを聞かせてください

Question.07

いざ始めようと思ったとき、10人くらいのお友だちとお食事へ行って、写真なんかを見せて、誘ってみたの。こういうことしたいんだって。そうしたら、そのうちの半分のお友だちが首を縦に振ってくれた。それからすぐ、近くの大学へ行ってチアチームを探したんだけど、バトン部しかなかったのね。それでバトン部へ行って、キャプテンの子に「教えてちょうだい」って直接お願いしに行ったの。それが、23年前のこと。
チームを始めて以来、練習場の手配や、アメリカへの衣装の外注、お直しなんかも、全部自分たちでやってるわ。一回、私がホームページを作ろうとしたことがあったんだけど、どうしても上手くいかなくて。他の人に任せちゃった(笑)。いろんなメンバーがいるから、大体どうにかなるし、助けてくれるのがいいところよね。

練習の頻度は?

Question.08

毎週月曜日に、2時間から2時間半ほど行っています。お仕事がある方もいらっしゃるから、夕方からスタートなの。ほとんどノンストップで練習してるわよ。
今のチームの平均年齢が70歳で、半分以上が70代の方。だから、レベルを落とそうと思えばいくらでもできるだろうけれど、コーチの先生には、練習メニューのレベルを絶対に落とさないでほしいと伝えているんです。それって、私たちにはやっぱり厳しい。それでも、平均年齢70歳が年齢相応の踊りをしていたんでは、誰も観たくないでしょ。「これはやりすぎよ~」って、ちょっと後悔するときもあるけどね(笑)。

story_img4

story_img5