Lifestyle / 2020 01,23 /Part.6

【ペットリハウス】みんなの家のペットライフ Vol.2

パーソナルスタイリスト 大日方久美子さん

1976年7月19日生まれ。アパレル企業を経て2013年にパーソナルスタイリストとして独立。業界から評価を受け、2016年には著書も発売するなどその活躍の場を広げている。自身のインスタグラム(https://www.instagram.com/kumi511976/)では、愛犬の様子のほか、保護犬のために活動する様子も投稿されている。

スタイリスト大日方久美子さんのペットリハウス

ペットのために家を住み替えたり、リノベーションしたりする「ペットリハウス」という言葉が注目されています。今回は、大の愛犬家としても知られ、保護犬活動を精力的に行なっているパーソナルスタイリストの大日方久美子さんのご自宅を訪ねました。

■わんちゃんは大日方さんにとって、どのような存在ですか?

小さい頃から日常にわんちゃんがいることが当たり前で、警察犬になれなかったシェパードなどと一緒に育った大日方さん。「犬を飼える環境ではなかった一人暮らしの時には、犬のぬいぐるみに名前を付けて、かわいがっていたんですよ(笑)」というほど、わんちゃんなしの生活は考えられないそう。
「犬は湧き出てくる愛情を分け合える存在。心も安定しますし、私にとっては、もはやセラピーですね。みんながいてくれるおかげで、忙しい時も心が安定します」。

■ペットリハウスをしたきっかけは?

彼と暮らすようになって、念願のわんちゃんとの暮らしをスタートさせた大日方さんですが、もっとたくさんのわんちゃんと暮らしたいと思うようになってペットリハウスを考えるようになったといいます。
わんちゃんたちのことを中心に考えて、ペットOKでかつ理想的な住まいを探していましたが、なかなか見つかず、妥協しそうになっていた時に、たまたま出会ったのが今のお住まい。
「公園が近くにあって、お散歩に出かけやすい立地。以前暮らしていた場所は、人が多くてお散歩しづらかったので、思い立ったときに広々とした公園にすぐ行けるのはうれしいですね。私にとって今のおうちは、わんちゃんたちと暮らすのに理想的な住まいです」。

■わんちゃんと暮らすうえで、今のお住まいを選んだ理由は?

メゾネットタイプの現在のお住まいは、下の階にはお庭、上の階には木々が茂るウッドデッキがあり、わんちゃんたちの遊び場になっています。「天気が悪くて外に出られない日には、お庭で排泄してもらえるのでとても便利です」。
また、たくさんのわんちゃんたちと暮らすことができるキャパシティも決め手の一つとなったようです。「このおうちの環境であれば5匹までは犬を飼えると思っています。現在は4匹で、1匹分を保護犬の一時預かりの枠として確保しています」。

■わんちゃんたちとの暮らすうえで、気を付けていることは?

大日方さんがわんちゃんと多くの時間を過ごしているのがリビング。わんちゃんたちと暮らしていると、どうしても汚れたり、傷ついたりしがちなソファは張り替えられるものをセレクトし、わんちゃんたちが遊びまわる床はなるべくすっきり、清潔にを心がけているそう。「床は掃除しやすい素材なので、うっかり水をこぼしたり粗相をしてしまった場合でも、サッとふきとって清潔に保つことができます。床暖房機能付きで、冬でも床が冷たくならないのも気に入っています」。

■大日方さんにとって、理想のペットリハウスとは?

わんちゃんたちを中心に考えて住まいづくりや住み替えをする「ペットリハウス」は、大日方さんにとって理想の考え方だと言います。保護犬活動を行っている大日方さんは、保護犬の一時預かりのために、さらなるペットリハウスをお考えだとか。
「今のおうちも理想ではありますが、夢は、もっと田舎のお庭が広いところに住むことですね。今のおうちだと、病気のわんちゃんを預かると、4匹のわんちゃんにうつってしまうリスクがあるため、どうしても預かることが難しい場合があるんです。お庭に犬のためのお家を建てたら、そこで隔離しながらサポートしてあげることができる! いつかそんなおうちに住みたいなと思っています」。


■大日方久美子さんに聞く、保護犬のこともっと教えて!

◇保護犬に興味を持たれたきっかけは?

幼い頃は警察犬のテストに落ちてしまったシェパードを引き取って飼うなど、今まで、‟犬を選ぶ″ということをしたことがないという大日方さん。保護犬活動のきっかけはモデルの松島花さんのInstagramだったと言います。「 Instagramで、明日殺処分になってしまうわんちゃんが山口県にいると知って…。その日、偶然私と彼は京都にいて翌日はお休みだったんです。彼と相談して、翌日の予定はすべてキャンセルして、山口までわんちゃんを迎えに行きました」。これをきっかけに、飼い主が見つかるまでの間、保護犬を一時的に預かるフォスターをメインとした、大日方さんの保護犬活動がスタートします。

◇どのような活動をなさっていますか?

現在の活動は、活動費用の寄付、実際の保護犬のレスキューや一時預かり、またその情報拡散など。なかでもSNSを活用した情報拡散は、自分だからできることとして大切にしているそうです。「実際に保健所に行ったり、保護犬を預かってから犬たちが変わっていったりする様子をInstagramにアップしています。多くの人に活動内容を伝えることで、活動の輪を広げられたらいいなと思っています。そういう意味では、私の保護犬活動は、犬たちのお世話をするということよりも、行動したいけれどまだ行動できていないという人たちの意識を変えるところに本質があるのかもしれませんね」。

◇みなさんへのメッセージをお願いします。

「保護犬活動をしていると「何もできなくて、すみません」とよく言われるのですが、できることが何もない人はいないと私は思っています。
例えば、時間がない、ボランティア参加はハードルが高いと思っている方は、寄付・チャリティで保護活動をする人たちを応援することができますし、知恵や経験がある方ならば、それを伝えてくれるだけでも意味があります。
そんなふうに、自分にできることは何か、どんな貢献方法があるのかをまずは調べることからはじめてもらえたらうれしいです。
たくさんの人の小さな意識の変化が、大きな波になると、私は信じています」。

  • 合わせて読もう!
  • みんなはどんなペットライフを送っているの? 愛するペットとの住まいと暮らしをレポート!