Lifestyle / 2016 12,12 /Vol.4

もはや観光スポット! 街全体がクリスマスの光に包まれる、イルミネーションの「やり過ぎハウス」

クリスマス・イルミネーションは家族の絆を強める?

Chapter.03

ヘイグ家でも、11月後半に入るとクリスマスの準備が始まる。普段は屋根裏部屋に仕舞ってあるイルミネーション用品一式から、お気に入りを探すご主人のジェロームさん。手に取る飾り付けのひとつひとつに長年の家族の歴史があり、思い出話は尽きない。「子どもたちがまだ小さかった頃は、飾り付けをしながら二人の喜ぶ顔を見るのが一番うれしかった」と目を細める。

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家の中心であるリビングルームは東向きで明るく、開放感に溢れている。そこはいつも家族が集まる場所で、毎年恒例となっているクリスマス・イルミネーションの飾り付けの新しいアイデアを話し合う場所でもある。そんな楽しい団らんが家族の絆を一層強めているようだ。

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イルミネーションを通じて育む家族と地元への愛情

Chapter.04

昔からヘイグ家のクリスマス・イルミネーションには、変わらないひとつのテーマがあるが、そのテーマとは「冬」。クリスマスなのだから「冬」は当然のテーマと思われるかもしれないが、南カリフォルニアは季節に関わらず大抵の日が晴れていて、冬でも昼間であれば薄手のシャツ一枚で快適に過ごせてしまう。雪なんて山にでも行かない限り降ることはない。そういった気候のせいで、冬に対する憧憬のようなものが強く、クリスマス・イルミネーションで冬景色を演出したいと思うようになったのだそうだ。

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「今年はミラーボールで吹雪を再現するのよ」と子どものような笑顔で話すローリーさん。家の前の木にミラーボールを吊るし、光を当てて家の壁に反射させて、雪が舞っているように見せるのだそうだ。人をびっくりさせるような、斬新なアイデアに溢れる彼女はアーティスト肌のようで、家をリフォームした際のインテリアデザインや設計も、彼女がほぼ手がけたという。そんなローリーさんをいつも笑顔で手放しにほめるジェロームさん。まさにアメリカの古き良き、家族愛に溢れるファミリーだ。

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スノーマンの人形を芝生の上に設置するローリーさんに、道行く人が次々と声をかけていく。ローリーさんは手を止めて笑顔で応え、子どもの学校や週末の出来事などを話している。この街では普段からご近所との交流が深いが、それが一層深まるのがクリスマス前なのだという。「みんな表に出て作業をしているでしょう。だからおしゃべりする機会が増えちゃって、飾り付けが全くはかどらないの」と笑う。この街の良いところは、近隣の人々とも、家族のような付き合いができることだそうだ。