引越業者がつかまらない!単身なのにウン十万円?
「引っ越し難民」問題について、引越会社3社を集めて議論してみた
ここ2年ほど、春先に「引っ越し難民」という言葉を耳にするようになった。どの引越業者に連絡しても空きがない、見積りが高額すぎてとても頼めないなど、「引っ越ししたくてもできない人」が増えているという。
引越業界は、こうした状況をどう捉えているのだろうか?また、そもそもなぜ難民が生まれてしまうのか?各社はどんな対策を講じているのか?次の引っ越しシーズンを迎える前にこの問題について考えるべく、引越会社3社にお集まりいただき、議論していただいた。
●単身・都内の引っ越しで数十万円も……! 3月の引越代が高騰するワケ
―― 先ほど、繁忙期の価格があまりにも高騰しているというお話がありました。実際、どれくらい上がっているのでしょうか?

―― しかし、価格が高騰してしまう背景には、この時期になるべく稼いでおきたいという引越会社の事情もあるわけですよね。
※参考:総務省統計局『平成30年 住民基本台帳人口移動報告』
―― なるほど……。アートさんはどのようにお考えでしょうか?
―― ちなみに繁忙期以外の単価って、そんなに下がっているのでしょうか?
ただ、引っ越しにかかる経費は積み上げ方式で、人件費がいくら、トラック代がいくらと決まっていますので、安くするにも限界がある。しかし、特に平常期については、その限界を超える価格破壊が起きている状況ではないかと思います。

―― だからといって、引越会社が足並みを揃えて価格協定を結ぶわけにもいきませんよね。本当は、春に転居が集中する社会構造自体を変えられたらいいんでしょうけど……。
ただ、じつは弊社でも平準化のための取り組みは進めています。たとえば、弊社は法人契約のお客様が多いのですが、契約企業様に対し「転勤の時期を分散していただく」などの働きかけをしてきました。
―― 企業の反応はいかがでしょうか?
