不動産の見積もりとは?注意点や査定方法を解説

不動産価格の見積もりをすることを「査定」といいます。不動産の売却や相続の際に、査定を依頼することで不動産のおおまかな価格が分かります。今回は不動産の見積もり(査定)について、複数の査定方法や準備、注意すべき点などをご紹介します。

目次
  1. 不動産の見積もりはいつ必要?
  2. 不動産の有料見積もりと無料見積もり
  3. 無料査定の種類
  4. 見積もりに影響するポイント
  5. 不動産の見積もり前に準備すること
  6. 見積もりを不動産会社に依頼する際の注意点
  7. 不動産の見積もりで特に重要なのは不動産会社選び
  8. よくある質問
  9. 不動産の見積もりを依頼して納得のいく売却を目指そう
2026.08.19

不動産の見積もりはいつ必要?

不動産の見積もり(査定)が必要になるのは、不動産を売却するときや相続するときです。見積もり(査定)を取ることで、不動産のおおよその価格を把握できます。

特に売却においては、まず見積もり(査定)を取り、所有する物件の価格の目安を把握しておくことが大切です。不動産の売り出し価格は、見積もり(査定)の際に提示された査定額をもとに決定するため、見積もり(査定)は売却への第一歩といえるでしょう。

三井のリハウスでは、AI査定、簡易査定、訪問査定など、さまざまな方法での見積もり(査定)を無料で行っています。見積もり(査定)後も不動産売却へ向けて手厚くサポートいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

●無料査定はこちら

不動産の見積もりを取る人

不動産の有料見積もりと無料見積もり

不動産の見積もり(査定)には、有料になるものと無料でできるものがあります

有料となるのは、不動産鑑定士による「不動産鑑定」です。裁判所や税務署などで証拠資料として使用できる「不動産鑑定評価書」を作成してもらえるため、相続や離婚時の財産分与など、公平かつ正確な鑑定評価が求められる場面では、不動産鑑定士による鑑定を依頼するとよいでしょう。ただし、不動産鑑定士への報酬が数十万円ほどかかることもあります。

●不動産鑑定評価書についてはこちら

一方、不動産会社に依頼する査定は、無料で行われます。不動産会社の査定が無料である理由は、宅地建物取引業法により、「査定にかかった費用を仲介手数料とは別に請求できない」とされているためです。そのため、「売却した場合のおおまかな価格を知りたい」という方は、不動産会社の無料査定を依頼してみましょう。

●無料査定のお申し込みはこちら

不動産の見積もり方法

無料査定の種類

不動産会社に不動産の見積もり(査定)を依頼したい場合は、不動産会社の無料査定を利用しましょう。無料査定には、「AI査定」「簡易査定」「訪問査定」の3種類があります。それぞれの違いは以下の比較表の通りです。

査定の種類ポイント
AI査定おおよその査定価格がすぐ分かる
簡易査定不動産会社の訪問なしで査定価格が分かる
訪問査定不動産会社が物件を訪れて詳細な条件を反映し、精度の高い査定価格が分かる

AI査定

AI査定は、過去の成約事例などをもとに、AIが自動的に不動産価格を算出する査定方法です。基本項目を指定のフォームに入力するだけで簡単に査定結果が得られ、即座に査定額(査定価格)が分かります

AI査定のメリットは、電話番号の登録が不要な点です。そのため、不動産会社の営業担当者から電話がかかってくる心配はありません。また、営業担当者との直接的なやりとりがないため、売却をするか迷っている方でも安心して気軽に申し込める査定方法です。

三井のリハウスのAI査定は、100万件以上の取引事例データなどをもとに、誤差の少ないAIが査定価格を無料で算出します。氏名とメールアドレスのみの入力で調べられるため、ぜひ一度お気軽にご活用ください。

●リハウスAI査定のお申し込みはこちら

無料査定の種類

簡易査定

簡易査定は机上査定とも呼ばれ、築年数や面積・立地など、依頼者から提供された情報をもとに、自宅への訪問なしで行う査定方法です。

依頼は各不動産会社のWebサイトやアプリ、メールなどから行えます。まだ売却するか決めていない段階や、単に相場を知りたいだけの場合でも、気軽に依頼できる点が簡易査定のメリットです。

簡易査定は不動産会社の営業担当者が自宅に訪問せずに行うため、数日で結果が分かります。ただし、査定結果の精度は訪問査定のほうが高くなります。

●簡易査定についてはこちら

●簡易査定のお申し込みはこちら

訪問査定

訪問査定は、不動産会社の担当者が現地に赴き、実際にその物件や周辺の状況を調査しながら査定価格を算出する方法です。そのため、売却の意思がある方や、より高精度な査定価格を知りたい方は、訪問査定を依頼しましょう。AI査定や簡易査定よりも精度の高い査定結果が得られます。主な調査内容は以下の通りです。

・物件の立地(駅からの距離)
・接道の状況
・方位
・日当たり
・建物の状況
・室内の使用状況
・周辺施設

また、訪問査定では、不動産会社の担当者と直接会うため、疑問に思う点をその場で質問できます。対面でのやりとりを通じて、担当者の対応や説明の分かりやすさ、見積もり(査定)の根拠などを確認し、仲介を依頼する不動産会社選びの判断材料にしましょう。

なお、訪問査定は、結果が出るまでに早ければ2日~3日、最大1週間ほどかかります。現地調査の後、役所や法務局で法規制やインフラの状況なども調べるため、AI査定や簡易査定よりも時間がかかる場合があります。

三井のリハウスでは、訪問査定を無料で行っています。売却前の物件調査はもちろん、売却活動から建物引渡し後のトラブル対応まで、トータルでサポートしています。売却を検討している方はぜひご相談ください。

●無料査定のお申し込みはこちら

●不動産査定の仕方についてはこちら

●訪問査定についてはこちら

見積もりに影響するポイント

不動産の見積もり(査定)は、物件自体の状況と周辺の環境という2つの側面が影響します。それぞれ具体的に見ていきましょう。

見積もりに影響するポイント

物件の状況

売却対象となる物件の状況は、見積もり(査定)に大きく影響します。具体的には、築年数・内装・設備の有無などです。

一般的に、築年数が新しいほど査定額は高くなります。なぜなら、築年数が経過するに伴い、建物の資産価値は減少するためです。ただし、最近は新築物件の価格上昇によって中古物件の需要が高まっているため、中古であっても高い査定額が提示される場合があります。

また、建物の内装も査定時にチェックされる重要なポイントです。壁紙やフローリングの劣化状況、雨漏りの有無、水回りの設備なども細かく確認されるため、日頃からメンテナンスを心がけましょう。

そのほか、スマートホーム設備や自動点灯照明、太陽光発電システムなどの設備も、査定額が上がるポイントです。

スタイリッシュな内装の家

周辺の環境

周辺の環境も不動産の査定額に影響を及ぼすポイントの1つです。駅や生活利便施設(商業施設、公共施設、医療・福祉施設など)が近いといった、買主にとって生活しやすい物件は査定額が高くなる場合があります。そのほか、オフィス街や学校が近いこと、中心街へのアクセスのよさなども有利な条件となるでしょう。また、大規模な再開発が予定されているエリアの物件も、今後の人気が見込まれるため、売却相場が高まる可能性があります。

不動産の見積もり前に準備すること

不動産の見積もり(査定)は、基本的に特別な準備がなくても依頼可能です。ただし、物件の情報や売却の希望条件を整理しておくと、よりスムーズに査定や相談を進められるでしょう。具体的な準備として、以下の3つが挙げられます。

・書類を用意する
・売却希望価格や期限を決めておく
・自分で周辺の相場を把握する

具体的に確認していきましょう。

見積もり前に準備することを整理する様子

書類を用意する

不動産会社に見積もり(査定)を依頼する際には、本人確認書類以外に、特に必要な書類はありません。しかし、売主にしか用意できない登記権利証や覚書、固定資産評価証明書、リフォーム履歴などは、事前に準備しておくとよいでしょう。用意する書類は、一戸建ての場合とマンションの場合で異なります。

一戸建ての査定であるとよい書類マンションの査定であるとよい書類
登記簿謄本(登記事項証明書)登記簿謄本(登記事項証明書)
地積測量図登記権利証または登記識別情報通知
建物図面(確認申請図または竣工図など)分譲時のパンフレット、図面集
公図耐震診断報告書
登記権利証または登記識別情報通知アスベスト使用調査報告書
土地の境界が確認できる資料固定資産評価証明書または固定資産税納税通知書
越境の覚書、私道の覚書管理規約・使用細則
建築確認済証と検査済証管理費・修繕積立金の記載書類
固定資産評価証明書または固定資産税納税通知書長期修繕計画書
リフォームの実績総会議事録・議案書(直近3年分)

●不動産売却時に必要な書類についてはこちら

売却希望価格や期限を決めておく

不動産の見積もり(査定)を依頼するまでに決めておくこととして、売却希望価格と売却期限の設定があります。売却希望価格は、「この価格であればすぐに売却できる」という上限価格と、「これ以上は下げられない」という下限価格をあらかじめ設定しておくことが大切です。特に住宅ローンの残債がある場合には、いくらで売ればローンを完済できるか確認し、下限価格を設定しましょう。

ほかにも、転勤や引越し、子どもの進学などで売却期限が決まっている場合は、事情を不動産会社に伝えましょう。

進学する子どもたち

自分で周辺の相場を把握する

事前に自分で相場価格を調べ、周辺地域の相場を把握しておくことは査定前の準備としても大切です。不動産の相場は、主にインターネットで検索できます。たとえば「REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)」や「不動産情報ライブラリ」は、実際に取引された成約価格が分かるサイトです。査定額は不動産会社によって差が出ることがありますが、自分で近隣の取引状況を調べておくことで、どのくらいの査定額が妥当かどうかを判断する材料にもなります。

さらに、AI査定を利用して、おおまかな見積もり(査定)も出しておくとより参考になるでしょう。メールアドレスやマンション名などの簡単な情報を入力するだけで、おおよその見積もり(査定)が即時に分かります。

三井のリハウスでもAI査定を無料で行っています。氏名とメールアドレス、物件情報の入力で簡単に行えますので、ぜひご活用ください。

●リハウスAI査定はこちら

また、三井のリハウスのホームページでは、希望する地域や条件などを入力するだけで売り出し中の物件価格が調べられます。幅広い地域から多種多様な物件を取り扱っているため、自分の家と類似した不動産情報が見つかるかもしれません。

●自宅周辺の相場情報についてはこちら

見積もりを不動産会社に依頼する際の注意点

不動産会社が提示した査定額は、あくまで目安であることに留意しましょう。提示された査定額をもとに資金計画を立てると、実際の売却価格との差によって資金計画にずれが生じる可能性があります。見積もり(査定)を依頼する際の具体的な注意点は、以下の通りです。

・査定額が成約価格になるわけではない
・高過ぎる査定額を出される場合がある
・売却時にかかる諸費用も考慮して資金計画を立てる
・査定額アップを目的としたリフォームや設備更新は慎重に

詳しく見ていきましょう。

見積もりを不動産会社に依頼する際の注意点

査定額が成約価格になるわけではない

不動産の見積もり(査定)で出された査定額は、あくまでその時点での市場推定価格であることを覚えておきましょう。

また、査定額がそのまま成約価格になるとは限りません。物件を売り出すときは査定額を参考にして売り出し価格を決めますが、思うように売れずに値下げをしたり、購入希望者から値下げ交渉をされたりすることもあるためです。

不動産の査定額と売却額の差

高過ぎる査定額を出される場合がある

不動産会社(不動産仲介会社)によっては、他社よりもかなり高い査定額を提示することがある点についてもあらかじめ理解しておきましょう。そのようなときは、なぜその査定額になったのか、何が根拠になっているのかを確認することが大切です。高過ぎる査定額を提示する不動産会社のなかには、売主と不動産会社が結ぶ「媒介契約」を取ることを目的にしているケースがあります。また、対象エリアの取引実績が少ないために、他社よりも過度に高い査定額を提示する場合もあります。確かな根拠もなく相場よりも高過ぎる査定額を提示された場合は、実際に売却活動を始めてもなかなか売れず、結果的に売り出し価格を下げることになる可能性があります。

売却時にかかる諸費用も考慮して資金計画を立てる

不動産を売却する際は、査定額だけでなく、売却時にかかる税金や手数料などの諸費用も考慮して資金計画を立てることが大切です。主な費用には、以下のようなものがあります。

・仲介手数料
・登記費用
・印紙税
・住宅ローンの返済手数料
・譲渡所得税
・その他費用

査定額は、不動産がいくらで売却できそうかを示す目安であり、これらの諸費用は含まれていません。売却後に手元に残る金額を把握するためにも、諸費用を見込んだうえで資金計画を立て、売却するかどうかを検討しましょう。

査定額アップを目的としたリフォームや設備更新は慎重に

査定額を上げるために、新たなリフォームや付帯設備の更新を行っても、かけた費用以上に査定額が上がるとは限りません。査定では、間取りや築年数、立地といった要素が大きく影響します。一方で、太陽光発電システムやスマートホーム設備など、市場で評価されやすい設備は査定額を高める可能性もあります。しかし、設備の種類や築年数、地域の需要などによって評価は異なるため、自己判断で工事を進めるのではなく、査定の際に不動産会社へ相談してから判断するとよいでしょう。

不動産の見積もりで特に重要なのは不動産会社選び

不動産の見積もり(査定)は、どの会社に依頼するかによって内容や査定額が異なります。査定額の高さだけで判断せず、査定の根拠や売却実績、地域での経験なども比較し、信頼できる不動産会社を選ぶことが、納得できる売却につながります。

実際に不動産売却を成功させた人のなかには、不動産会社の対応を重視したという声もあります。

【体験談の集計概要】
三井のリハウスが独自に集計した体験談を掲載しています。
募集期間:2024年3月1日~2024年3月31日
対象者:三井のリハウスで不動産売買をしたことがある方
回答人数:14,281人
調査方法:Webでのアンケート

【50代・実家の売却に成功した方の体験談】
自宅の売却時には大変お世話になりました。何よりも担当してくださった営業の方が最初から最後まで親身になってアドバイスをしてくださり、何社かに見積もりを依頼していたなかでも一番納得のいく価格で最も迅速に対応していただき、本当にありがたかったです。知り合いから家のことで相談された際には、三井のリハウスをおすすめしました。今の状態があるのも、三井のリハウスさんのおかげだと思っています。

三井のリハウスでは、営業担当者によってお客さまにご提供するサービスの差が生じるのを防ぐため、「ユニット制」を取り入れています。チームで連携してお客さま対応を行い、質の高いサービスをご提供いたします。ぜひ安心してご相談ください。

●無料査定はこちら

家の査定を行う人

よくある質問

不動産の見積もり(査定)に関してよくある質問にお答えします。見積もり(査定)を取る際の参考にしてみてください。

見積もりだけの依頼はできますか?

不動産会社に見積もり(査定)だけを依頼することは可能です。見積もり(査定)依頼後、提示された査定額にもとづいて売却を決定する必要はありません。また、不動産会社による査定は無料で行えるため、売却を検討している方は、気軽に査定を依頼しましょう。

●不動産査定だけの依頼についてはこちら

見積もりの際には個人情報の入力が必要ですか?

AI査定では、最低限の個人情報の入力だけで見積もり(査定)が出せます。売却の意思が確定していない方でも、気軽に見積もり(査定)を行えるでしょう。また、電話番号の登録が不要なため、不動産会社からかかってくる営業電話に抵抗がある方でも安心です。

三井のリハウスでは、電話番号の入力が不要で、氏名とメールアドレスだけで簡単に見積もり(査定)が可能です。過去の膨大な成約事例を学習したAIによる見積もり(査定)結果が即時に得られるため、ぜひご利用ください。

●リハウスAI査定はこちら

不動産の見積もりを依頼して納得のいく売却を目指そう

不動産の売却は、見積もり(査定)を取ることからスタートします。納得する売却をするためには、不動産会社選びが大切です。売却実績が豊富で信頼できる会社を選びましょう。

三井のリハウスでは、「AI査定」、「簡易査定」、「訪問査定」を無料で行っています。100万件を超える取扱件数にもとづいたデータを活用し、高精度な査定結果を提示いたします。また、お客さまの不動産売却も丁寧にサポートしておりますので、売却を考えている方はぜひお問い合わせください。

●無料査定はこちら

●リハウスAI査定はこちら

村田洋一

らくだ不動産 不動産コンサルタント。宅地建物取引士、行政書士。消費者にとっての最良の不動産取引を目指し、多岐にわたる不動産トラブルの相談を受ける。
https://www.rakuda-f.com/