不動産の無料査定でよくあるトラブルとは?売却を失敗しない方法と対策

不動産の無料査定では、営業電話が増えたり、相場とかけ離れた査定額を提示されたりといったトラブルが起こることがあります。この記事では、納得のいく売却を実現するためのトラブル防止策や、仲介を依頼する不動産会社の選び方について解説します。

目次
  1. なぜ不動産の査定は無料なのか?
  2. 不動産の無料査定は3種類
  3. 不動産の無料査定でよくあるトラブル5選
  4. 不動産の無料査定でトラブルを防ぐための対策
  5. 不動産の無料査定でトラブルにならないための不動産会社の選び方
  6. よくある質問
  7. 不動産の売却にお悩みなら三井のリハウス
2026.05.15

なぜ不動産の査定は無料なのか?

不動産会社に査定を依頼すると、通常は無料で対応してもらえます。その理由は、宅地建物取引業法のガイドラインにより、「査定等にかかった費用は請求できない」と定められているためです。

不動産を所有する方にとっては、査定額(推定成約価格)の目安を知るために気軽に利用できる手段です。一方で、査定の精度や対応には業者によって差があり、これが不動産の無料査定のデメリットとなることもあります。また、不動産会社にとっては、顧客との信頼関係を築き、媒介契約の可能性を高める重要な機会です。

なお、無料査定とは別に、国家資格を持つ不動産鑑定士が行う「不動産鑑定」があります。不動産鑑定は有料で、法的信頼性のある「不動産鑑定評価書」が発行されるのが特徴です。一般的な不動産売買では無料査定で十分ですが、査定と鑑定は別のものなので混同しないようにしましょう。

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査定方法に悩む夫婦

不動産の無料査定は3種類

無料査定には、主に「AI査定」「簡易査定」「訪問査定」の3つの種類があります。それぞれ得られる情報量や精度は異なるので、「これほど時間がかかると思わなかった」「もっと詳しく見てほしかった」といった不満が残らないよう、目的に応じて選択することがポイントです。

比較項目AI査定簡易査定訪問査定
所要時間・期間即時(数秒~数分)数日早ければ2日~3日、最大1週間ほど
必要な個人情報の一例メールアドレス電話番号、メールアドレス電話番号、メールアドレス(※1)
判断材料所在地、マンション名、築年数、面積(土地面積、建物面積)などの物件情報所在地、築年数、面積(土地面積、建物面積)、間取り(部屋数、タイプ)などの物件情報と公示価格や路線価などの情報物件の基本情報に加えて、立地、日当たり、管理状態などのさまざまな情報
精度簡易査定より低い訪問査定より低い時間と手間はかかるが高い
向いている人参考までに相場を知りたい人訪問査定ほどの精度を求めない人売却を具体的に検討している人

※1:訪問査定当日、身分証明書の提示を求められることもあります。

AI査定

AI査定とは、Web上で物件情報を入力すると、AIが自動的に査定額を算出する方法です。匿名査定と呼ばれることもあり、スマホやパソコンから申し込むだけで即時に結果を得られることが強みといえます。一方で、簡易査定、訪問査定と比較すると精度が落ちるため、所有する不動産の査定額を参考として知りたい方におすすめです。

三井のリハウスの「リハウスAI査定」は、実際に取引された100万件を超える成約事例を学習しているため、AI査定においては精度の高い推定成約価格を確認できます。ぜひ一度お試しください。

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簡易査定(机上査定)

簡易査定とは、物件の基本情報と、過去の取引事例などのデータをもとに、不動産会社の担当者が査定額を算出する方法です。所在地や築年数といった物件の基本情報のみをもとに査定を行う点はAI査定と同様ですが、簡易査定では不動産会社の担当者が、プロの目で市況やエリアの需要を加味して査定額を算出します。そのため、売却の意思はまだ固まっていないものの「AI査定より詳しい結果を知りたい」という方に向いている方法といえるでしょう。

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訪問査定

訪問査定とは、不動産会社の担当者が、現地に赴いて物件の状態や周辺状況を確認したうえで査定額を算出する方法です。建物の状態や日当たり、設備、周辺環境なども含めて総合的に評価するため、AI査定や簡易査定よりも実際の成約価格に近い査定額が分かります。売却を具体的に検討している人に向いており、実際の売り出し価格の基準にもなります。

三井のリハウスでは、不動産の売却を希望される方に向けて、無料で訪問査定を実施しております。査定だけでなく、売却に関する質問や相談にも対応しておりますので、お気軽にお申し込みください。

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不動産の無料査定でよくあるトラブル5選

不動産の無料査定にはメリットもありますが、「営業電話がしつこい」「相場とかけ離れた査定額を提示される」などのトラブルが発生しやすいデメリットもあります。よくあるトラブルは、主に以下の5つです。

・営業電話がしつこい
・相場とかけ離れた査定額を提示される
・査定結果が届かない
・担当者が地域性を理解していない
・売却を急かされる

それぞれ詳しく解説します。

不動産の無料査定でよくあるトラブル5選

営業電話がしつこい

売却の意思が固まっていなくても、査定を依頼した不動産会社から執拗に営業電話がかかってくるトラブルがあります。具体的には、複数の営業担当者が連絡してくる、繰り返し電話をかけてくるといった行為です。

営業電話を受けたくない場合は、「今は売却するつもりはありません」とはっきり伝えることが大切です。自分のためにも、電話をかけてきた相手のためにも、曖昧な返答は避けるようにしましょう。

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相場とかけ離れた査定額を提示される

無料査定のトラブルとして、市場の相場からかけ離れた査定額を提示されることも挙げられます。この場合、主に考えられるケースは次の2つです。

1つは、他社との契約競争を意識して高い査定価格を提示するケースです。この場合、査定を信じて高い売り出し価格を設定してしまうと、実際の相場とのギャップが生まれ、買い手がつかず値下げを繰り返すことになったり、売却活動が長期化したりする恐れがあります。もう1つは、早期売却を目指す不動産会社が、低過ぎる査定価格を提示するケースです。この場合、本来得られるはずの利益を逃してしまうリスクがあります。

回避方法としては、自分でも周辺の類似物件の相場を調べて、査定価格の根拠を確認することが効果的です。

相場の変化と査定額の下調べ

査定結果が届かない

査定結果が出るまでの期間は、長くても1週間程度ですが、それ以上たっても結果が届かないというトラブルもあります。

不動産会社が行う無料査定には、大きく分けて「AI査定」「簡易査定」「訪問査定」があり、査定にかかる期間が異なります。AI査定は即時、簡易査定は、所在地や築年数などの物件情報のみで査定が行われ、期間は通常1日~3日程度です。一方、訪問査定は不動産会社の担当者が実際に物件を訪れて詳しい査定を行うため、現地調査から結果が出るまで早ければ2日~3日ですが、最大1週間程度かかることもあります。

また、不動産会社によって査定のスピードや対応が異なる場合がありますが、何の説明もなく待たされる場合は、ほかの不動産会社へ依頼し直すのも一案です。

担当者が地域性を理解していない

不動産会社の担当者が、該当物件があるエリアの地域性を理解していないと、精度の低い査定額を提示される恐れがあります。たとえば、担当者が将来的に行われる開発の情報を知らない場合、相場より低い金額を提示するかもしれません。

提示された査定額に納得がいかないときは、担当者に金額に地域性がどのように影響したかを聞き、しっかりした回答をしてくれるかどうかをチェックしておきましょう。

売却を急かされる

不動産査定後のトラブルでは、「今すぐ売らないと損をする」「今日中に決めてほしい」などと売却を急かされるケースもあります。これは、主に営業ノルマや、競合他社より先に契約を取りたいといった理由によるものです。急かされるままに売却活動を行うと、販売戦略を十分に練ることができず、相場より低く売却してしまうこともあります。強引な営業を受けたときははっきり断り、必要に応じて別の不動産会社へ相談しましょう。

査定のトラブルに悩まされる人

不動産の無料査定でトラブルを防ぐための対策

不動産の無料査定でトラブルにならないための対策として、主に「査定の目的を明確に伝える」ことと、「自分でも事前に相場を調べておく」ことの2つがあります。

・査定の目的を明確に伝える
・自分でも事前に相場を調べておく

それぞれ解説していきます。

査定の目的を明確に伝える

査定の目的を明確に伝えることで、不動産会社とのコミュニケーションが円滑に進みます。「すぐに売却したい」「相場を知りたいだけ」といった意図をはっきり伝えることで、担当者も適切な説明や提案を行いやすく、不要な営業も避けられます。結果として、査定内容の理解が深まり、売却の判断もしやすくなるでしょう。

自分でも事前に相場を調べておく

提示された査定額が妥当かどうかを判断できるよう、自分でも地域の相場価格や市場動向を把握しておきましょう。

不動産の相場を調べるときは、各不動産会社が運営する物件検索サイトや、成約物件情報の一部を閲覧できる「REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)」、成約価格(取引価格)や周辺情報を地図上で見られる「不動産情報ライブラリ」などが役立ちます。ただし、不動産会社の物件検索サイトに掲載されている売り出し価格(売主の希望価格)は、売買契約が成立したときの成約価格とは異なる場合もある点には留意が必要です。

こうして自分で調べた情報をもとに、不動産会社と対話することで、物件の価値をより深く理解できるでしょう。

●不動産の相場を自分で調べる方法についてはこちら

事前に相場を調べる様子

不動産の無料査定でトラブルにならないための不動産会社の選び方

無料査定でのトラブルを避けるには、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。まずは実績と口コミを確認し、地域で長年営業している会社や高評価を得ている会社を選ぶようにしましょう。

また、売却の意思がまだ固まっておらず、おおまかな価格だけを知りたい場合は、AI査定や机上査定(簡易査定)が適しています。売却の方針がある程度明確になっている場合は、訪問査定を依頼するというように、状況に合わせて査定方法を選ぶことをおすすめします。

強引な営業や、相場から大きく外れた査定額には注意が必要です。査定額に疑問がある場合は、その根拠を尋ね、納得できる回答が得られるかどうかで相手の信頼性を見極めるのも1つの方法です。信頼できる会社を慎重に選ぶことが、トラブルのない不動産売却につながります。

三井のリハウスでは、豊富な取引実績をもとに、お客さまの悩みに寄り添いながら査定を行っています。ぜひ、無料査定をご活用ください。

●無料査定のお申し込みはこちら

信頼できる不動産会社に任せる様子

よくある質問

ここからは、不動産の無料査定に関するよくある質問をご紹介します。

不動産の無料査定は本当に無料なのですか?

はい、無料です。その理由は、宅地建物取引業法のガイドラインにより「査定等にかかった費用は請求できない」ことが定められているためです。また、不動産会社にとって査定は、将来、売却する可能性があるお客さまとの接点を持てる貴重な機会であり、自社のサービス品質や信頼性をアピールする場でもあります。そのため、無料であっても多くの不動産会社が誠実に対応しています。

不動産の一括査定をやってみたいのですが、注意点はありますか?

一括査定サイトでは、複数の不動産会社に一度に査定を依頼できます。一方で、短期間に営業電話が集中する恐れがある点には注意しましょう。また、訪問査定の場合、一括依頼した会社分の日程調整や当日の対応が必要です。

一括査定は、一度の申し込みで複数社に査定依頼ができる手軽さが利点といえます。一方で、その後に複数の不動産会社とやりとりしなければなりません。こうした手間を考えると、信頼できる不動産会社へ直接依頼するほうが確実といえるでしょう。

無料査定を受けたら、必ずその不動産会社に仲介を依頼しなければならないのでしょうか?

無料査定を受けたからといって、必ずその不動産会社に仲介を依頼する必要はありません。査定は、あくまでも物件価値を知るためであり、仲介を依頼するかどうかは、査定結果を踏まえて判断できます。自分なりに比較検討したうえで、信頼できると思える不動産会社と媒介契約を結ぶことが大切です。

不動産の売却にお悩みなら三井のリハウス

不動産の無料査定でトラブルに巻き込まれないためには、不動産会社選びと査定方法の選択が重要です。

以下では、三井のリハウスで査定をし、不動産売却をした方の体験談を一部ご紹介します。

【体験談の集計概要】
三井のリハウスが独自に集計した体験談を掲載しています。
募集期間:2024年3月1日~2024年3月31日
対象者:三井のリハウスで不動産売買をしたことがある方
回答人数:14,281人
調査方法:Webでのアンケート

【40代・三井のリハウスに査定を依頼し、希望価格で売却した方の体験談】
不動産会社を選ぶため、3社から相見積もりを取りました。査定額が中間で、当該地域で売却実績があり、担当者の対応を誠実に感じた三井のリハウスに売却依頼をしました。担当の方からはマメに連絡をいただき、いつも丁寧な対応で安心感がありました。新居購入の際もいろいろと気にかけてくださいました。三井のリハウスに依頼して本当によかったと感謝しています。価格も希望の範囲で成立し、とても満足しています。

【40代・三井のリハウスに査定を依頼し、スムーズに売却できた方の体験談】
十数年前に購入したマンションの仲介をしていただいた営業の方に、今回の売却手続きもお願いしました。査定の際も事例を踏まえて丁寧に説明していただき、結果、納得のいく金額、かつスピーディーに売却することができました。担当の方だけでなく、店舗の方々にも大変お世話になりました。また機会があれば、ぜひお願いしたいと思います。このたびはありがとうございました。

三井のリハウスでは、不動産売却のご相談を承っております。無料査定をはじめ、豊富な知見を活かした売却プランのご提案やマネープランのアドバイスなど、不動産売却に関する幅広いサポートを行います。まずはお気軽に、査定からご相談ください。

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監修者:三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/