ガイドとめぐるジモト旅 Part.1
おしゃれな新店もディープな老舗店も集結!「大井町」の魅力を体感
品川区のほぼ中央に位置しながら、風情ある街並みが残る大井町。レトロな立ち飲み屋が軒を連ね、ディープな雰囲気が呑兵衛を中心に親しまれている。一方で駅周辺には大型商業施設が並び、利便性と住みやすさで地元民から愛される街でもあります。そんな新旧の文化が緩やかに融合する大井町には、まだまだ知られていない魅力がいっぱい。そこで、大井町に詳しい「品川経済新聞」編集長の宮脇淳さんをガイドに迎え、モデルの村上奈菜さんとともにさまざまな大井町の飲食店をめぐり、その魅力を体感していただきました。
大井町名物! 「お食事は大井一 うまい・やすい」が自慢のデカ盛りメニュー『ブルドック』
Chapter.03

宮脇さんさて、次はサラリーマンたちにも人気のエリアへ行ってみましょう。昔ながらの飲食店が並ぶ「東小路」「平和小路」「すずらん通り」というディープタウンがあるんです!
村上さんガラッと街並みが変わりますね! なんだかワクワクします(笑)。
宮脇さんその中でも”大井町名物”といわれているのが、こちら。1949年創業の『ブルドック』です。

村上さん昭和の洋食屋さんみたいな雰囲気! でも、何が名物なんですか?
宮脇さんそれはメニューが届いてからのお楽しみです(笑)。
一体、どんなメニューが名物となっているのでしょうか。早速店内へ。すると、オーダーしたメニューが届いたのですが……

村上さんわぁ! すごいボリューム!!!

店長これがうちの「ハンバーグ(880円)」だよ。

店長これは1番人気の「メンチカツ(770円)」。こっちは、1キロの「オムライス(1,000円)」だよ。

村上さん「Love」って書いていてかわいいけど、量がすごい……(笑)。サイズといいお値段といい、名物なのも納得です。

宮脇さん僕たちの顔より大きいですね(笑)。でも、メンチカツは肉の風味が濃く感じられて柔らかく、サクサクの衣との相性もばっちり。見た目や値段だけでウケているわけではないのがわかります。

村上さんオムライスも昔懐かしい味わいでほっこりします。ついつい食べ過ぎちゃいそう!
宮脇さんうれしい悲鳴ですね(笑)。ハンバーグも肉の旨みがぎっしり詰まっていていますね。
村上さんでも、どうしてデカ盛りメニューを始めたんですか?
店長“大井町”だけに、”多い町”。
村上さんなるほど……!
店長というのは冗談で、若いころバンドをやっていて、とにかくお金がなかったんだよ。ギターを買うために昼ごはん代を貯金していたから、毎日お腹がペコペコで。ただ、月に1回だけはメンバー全員で「おなかいっぱい食べよう!」と決めていて、そのときに行っていたのが、500円で山盛りメニューが食べられる店だったんです。それがうれしくってね~……そんな思い出があるから、安くてたくさん食べられる店でありたいな~って。……というのも、冗談だったりして(笑)。
宮脇さんいい話……と思ったら、また冗談!?(笑)。でも、このボリュームと味でこの価格はうれしいですね。大井町の魅力のひとつだと思います!
村上さん私もそう思います! 店長さんは、大井町の魅力はどんなところだと思いますか?

店長この街の魅力? それは”俺”に決まってるじゃない!!!
村上さん!!(笑)
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