Column / 2018 11,16 /Part.4

ガイドとめぐるジモト旅
住みたい街として人気の理由は?ご当地マスコットと「学芸大学」めぐり

「住みたい街」としても人気が高い学芸大学。駅名となっている学芸大学は、現在では小金井市へ移転しているため、ファミリーやひとり暮らしの会社員が多く住んでいる印象です。
個人店やおしゃれなカフェが点在し、ゆったりしていながらも、どこか懐かしい雰囲気を感じさせるエリア。地元民から見て、街の魅力はどこにあるのでしょうか。

ジモト旅のレポーターを務めるモデルの村上奈菜さんが、目黒区商店街振興組合連合会マスコットキャラクター・スマにゃんとともに探索していきます。

■親子3代で営むアットホームな老舗中華『上海菜館』

スマにゃん
『リ・カーリカ』の魅力が伝わったようでよかったよ! 次の場所も学芸大学を語る上では欠かせないお店なんだ。創業約60年の中華料理店『上海菜館』に行ってみよう。

村上さん
お店自体は新しく見えますが、60年も続く老舗店なんですね。

「よく来たね」と出迎えてくれたのが、『上海菜館』名物のお母さん。23歳のときに創業し、60年近く経った今でも現役でキッチンに立ち続けています。

オーナーは息子の真田照久さん。その腕前は、中華料理技術コンクール(主催:東京都中華料理生活衛生同業組合)で金賞を受賞するほど。

オーナー
うちは親子3代で店をやっていてね。息子はフレンチを、娘はイタリアンの店で経験を積んでいるんだ。だからこそ、中華料理の枠に縛られないメニューもあるんだよ。

そして、出てきたのが「焼きチーズ麻婆」。

村上さん
見た目は洋食みたいですが、麻婆豆腐なんですね!

村上さん
チーズの下に麻婆豆腐が! 今までに食べたことがないおいしさです。普段だったら、麻婆豆腐にはご飯がほしくなりますが、これはパンにも合いそう。
オーナー
「焼きチーズ麻婆」は、ラザニアを食べているときに思いついたメニューだからね。チーズの表面はガスバーナーで炙っていて、それは、回転寿司屋でネタを炙るようすからヒントをもらって。洋食や和食から着想を得て誕生した料理なの(笑)。5~6年前にできたばかりだけど、テレビで取り上げられたこともあって、すっかりうちの看板メニューだね。

オーナー
「岩中豚」という岩手県のブランド豚を使った餃子も自信作のひとつだよ。
村上さん
すごくジューシーですね。どれもおいしいので、ついつい食べすぎちゃいそうです。
オーナー
昔はサービスで大盛りにすると喜ばれたけど、最近では食べきれないって言うお客さんも少なくないんだよ。この場所で店を始めてずいぶん経つけど、今は大盛りが喜ばれる時代じゃないんだなっていうのをすごく感じるね。
お母さん
たくさん食べてくれるお客さんが減っちゃったのは少しさみしいね。
オーナー
大学が移転してしまったし、この辺りは家賃相場も高いから、学生さんの数がかなり少なくなったのもあるかな。テレビを見てわざわざ来てくれる方も多いけど、地元のお客さんはファミリーが中心だから。
スマにゃん
時代とともに、街も変化しているもんね。それでも、昔から愛され続けているお店というのはすごいことだよね。
村上さん
アットホームな雰囲気がありながら、「チーズ麻婆」のような新しいメニューにもチャレンジしているのが魅力的ですよね。
オーナー
いろんな人に喜んでもらいたいからね。店には持ち込みOKの個室スペースもあって、みんながワイワイと楽しめる空間をつくることは大切にしているよ。
村上さん
『リ・カーリカ』もそうでしたし、お客さんをすごく大事にしているんですね。街全体にどことなく温かい雰囲気があるのは、そんなお店がたくさんあるからかもしれません。
『上海菜館』 住所:東京都目黒区鷹番3-12-5
電話番号:03-3713-4808
営業時間:11:30~14:00(L.O.)、18:00~22:00(L.O.)
定休日:火曜