Interview / 2018 03,01 /Part.1

長い下積み時代の中で積極的に売り込んでつかんだチャンス

バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」で「はい、論破!」が決めゼリフの"イヤミ課長"役の印象が強い人も多いのでは。
個性的な役柄で実力派として注目を集める俳優・木下ほうかさん。25年以上のキャリアを誇るベテラン俳優として知られていますが、その下積み時代は長かったといいます。一躍ブレイクしたターニングポイントを迎えるまで、どのような人生があったのでしょうか。

一度は諦めようとした俳優の道 今では先輩後輩から相談を受けるように

Chapter.03

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––結果が出るまで、へこたれたりすることはなかったですか?

上京して2年後、27歳くらいのときに「もう役者は無理だ」と思ったことがありました。そして、会社員になろうといろいろ面接を受けたんですけど、全然受からなくて。仕方ないから開き直って俳優の道を続けようと思ったんです。そしたら、だんだんとバイトをしなくても、俳優の仕事だけでなんとか食っていけるようになりました。

––井筒さんをはじめ、これまで先輩方にかわいがってもらったと思います。現在、ご自身が先輩になる機会も多いのでは。

後輩以外にも、同世代の俳優さんや、たくさん作品に出て活躍している若手の方に「この演技でいいんでしょうか」なんて相談されることもあります。でも、そういう相談がくると、「先輩後輩限らず、誰しもみんな同じようにいつまでも悩んでいるんだな」と思います。

––後輩では、名古屋を中心に活動するエンターテイメント集団『BOYS AND MEN』のリーダーの水野勝さんを「イチ押しの後輩」と紹介されているそうですね。

彼の場合は、すごく慕ってくれていて。やっぱりある程度積極的に来てくれると、こちらも誘いやすいんですよね。昔みたいに「来い!」と言えば「はい、行きます!」という時代じゃないし、こちらが誘いたくても断られるのが怖いんです。普段、若い人を飲みに誘いたいときは、お酒を連想させるジョッキやグラスの絵文字を送ってみて、返事を探ってみたり(笑)。乾杯しているようすの絵文字だと、ちょっと誘い方があからさまかなと思うので、グラスだけとか、お酒を連想させるのみにとどめたりしています。だからジョッキとかの絵文字は結構持っているんですよ(笑)。だから、慕ってくれる人だと誘いやすいんですよね。

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俳優として活躍するために、自ら積極的な行動を重ねてきたという木下さん。
次回は、木下さんが俳優人生にとって大きな変化を迎えたという2014年のころについて。バラエティ番組をはじめ、ドラマで一気に注目を集めたその裏側について伺います。