地上58階のタワーマンション建設へ。
月島三丁目北地区、再開発計画の全貌

月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業

「月島もんじゃストリート」として知られ、多くの人で賑わう西仲通り商店街に面した約1.5haもの施行区域をもつ月島三丁目北地区再開発エリア。
老朽化した木造建築物の密集街区を解消するとともに、河川と一体となった広場整備による親水性の向上、商店街と隅田川の水辺空間を繋ぐ新たな歩行者動線の創出を図るべく、新たなランドマークとなる地上58階建てのタワーマンションを中核に、再開発計画が進行しています。

東側全景(イメージパース)

全体計画は3エリアの構成

再開発地区は、地上58階、地下2階のタワーマンションが建つA街区、障がい者グループホーム等となる地上6階建てのビルが建つB-1街区、住宅等となる地上7階建てのビルが建つB-2街区の3つのエリアで構成されます。

地区周辺図

有明アリーナが2022年8月20日に開業

東京2020大会でのバレーボール・車いすバスケットボールの会場となった有明アリーナが、2022年8月20日、1年間の準備期間を経て、最大15,000人収容の『東京の新たなスポーツ・文化の拠点』として開業します。その開業を記念したオープニングシリーズには、最先端のテクノロジーで日本の新たな エンターテインメントを切り拓いてきたPerfume、史上最年少でグラミー賞主要部門を独占し、待望の単独初来日公演となるビリー・アイリッシュが登場。また、8月24日には、東京2020パラリンピック開催から1年を記念して、車いすバスケットボールのエキシビションマッチ等を開催します。

有明アリーナ 全景(北東側から)【平成31年1月時点の大会後イメージ図】

有明親水海浜公園が
2022年8月20日に開園へ

2021年12月から整備工事が始まった「有明親水海浜公園」が、2022年8月20日(土)に開園。有明アリーナから有明体操競技場、有明アーバンスポーツパーク、そして、有明北緑道公園に接続するまでの一帯が敷地となります。東雲運河沿いには約2kmの歩道も整備され、散歩やジョギングを楽しめる新たなコースが誕生します。将来的には、東入江と西入江に砂浜が整備されビーチバレーコートも設置される計画で、地域に新たな憩いと賑わいをもたらすことでしょう。

引用:東京都港湾局HP

湾岸Time Machine 過去・現在・未来2040年代のベイエリアを読み解く(East)その2 – 東京ベイeSG まちづくり戦略2040年代の豊洲・晴海はどうなっている?
豊洲・晴海地区では、舟運が活性化され、さらに、東京8号線延伸、臨海地下鉄、有楽町線、ゆりかもめなどの鉄道ネットワークの充実が図られます。臨海地下鉄の沿線地域では、低未利用地にスポーツ、エンターテイメント、ホテル、教育・研究機能などの融合した交流拠点が形成される構想です。
また、都市OS等を介したデータの活用により、観光・モビリティ・イート・ヘルスケア・防災など複数領域横断型のサービスを展開。既存の業務・文化機能を生かしつつ、教育施設をはじめとする公共・公益施設の充実が図られた複合市街地を形成します。
東京2020の旧選手村地区では、大会のレガシーとなるまちの形成を目指し、水素ステーションの整備と車両への供給を行うほか、パイプラインによる各街区への水素供給を行い、発電した電力を住宅共用部等で活用する計画です。

都営地下鉄「三田駅」に直結、JR田町駅とペデストリアンデッキで接続。
地上29階建の複合施設「田町タワー」

(仮称)TTMプロジェクト

港区芝五丁目で進行中の「TTMプロジェクト」。地上29階建て、延床面積112,500㎡の大規模開発。ビルの名称は「田町タワー」に決定しました。JR田町駅とペデストリアンデッキで接続し都営地下鉄三田駅とは直結。6階以上にはオフィス、低層部には飲食店舗やクリニック、スポーツジム、保育所などを設置予定です。
事業主は株式会社田町ビル、徳栄商事株式会社、三菱重工業株式会社。設計者は株式会社三菱地所設計。施工者は清水建設株式会社。竣工は2023年6月末予定です。

建物完成イメージ(芝浦側からの全景)

泉岳寺駅周辺地区に再開発計画

(仮称)泉岳寺周辺地区市街地再開発事業

泉岳寺周辺地区市街地再開発準備組合は、港区高輪二丁目に住宅、オフィス、店舗などからなる地上41階、地下3階、高さ約170m、延べ面積約143,000㎡の再開発ビルを計画中。41階建てのA棟は住宅、オフィスを中心に店舗や駐車場を整備。3階建てのB・C棟は泉岳寺の仲見世としての機能を担います。住宅戸数は約750戸で、駐車台数約400台を確保する計画です。

計画図

東京メトロ南北線の品川延伸。
具体的ルート計画が発表される

東京都と東京地下鉄株式会社は、東京メトロ南北線の白金高輪~品川間の延伸計画について素案を発表しました。これにより、東京メトロ南北線の品川延伸に関する正式なルート案が明らかになり、計画が大きく前進したことになります。計画図によると白金高輪駅から白金台駅、高輪台駅付近を経由して地下鉄品川駅(仮称)へとつながる約2.8kmの計画区間となっています。なお、地下鉄品川駅のホームは、JR線及び京急線の西側に平行して置かれています。
品川駅は交通の結節点として重要なターミナルでありながら、これまで地下鉄の乗り入れは都営浅草線のみで、東京メトロの乗り入れはありませんでした。計画が実現すれば、四ツ谷や六本木等の都心部から、品川まで直接アクセス可能になり、リニア新幹線が開業すればさらなる利便性の向上が見込まれます。

位置図 ※駅名は仮(引用:東京都HP)

湾岸Time Machine 過去・現在・未来2040年代のベイエリアを読み解く(West)その2 – 東京ベイeSG まちづくり戦略2040年代の品川・天王洲エリアはどうなっている?
羽田空港と近接する品川・天王洲エリアでは、リニア中央新幹線の開業、東京メトロ南北線の品川延伸、品川駅の再編、環状第4号線の整備などの計画が進行中で、将来的に、国内と世界を結ぶより利便性の高い広域交通結節点となるでしょう。
また、その地理的優位性、交通利便性を活かし、最先端テクノロジーの研究機能などが集積し、イノベーションが生まれ続ける国際的な拠点に。同時に、湾岸という立地、運河などの水辺空間を活用し、アートの展開などのエリアマネジメントが進み、個性豊かな水辺の景観が形成されていきます。