豊洲から地下鉄延伸へ、東京8号線2022年度環境影響調査入り

2022年1月、東京8号線(東京メトロ有楽町線)豊洲~住吉間の延伸に向けて、環境影響調査費用が国と東京都の2022年度予算案に盛り込まれたとの報道がありました。

環境影響評価を踏まえた延伸ルート、新駅建設を含めた整備計画策定へ

計画されている延伸ルート 出典:江東区HPより

豊洲~住吉間の延伸が実現すれば、埼玉県南部・千葉県北西部から、東京スカイツリーなどの観光地が点在する23区東部やマンション・商業施設の開発が進む東京臨海部へのアクセスが向上し、首都圏の国際競争力の強化が期待できます。また首都圏で最も混雑度の高い路線である東京メトロ東西線やJR京葉線の混雑緩和も見込まれています。
政府と都は22年度予算案にそれぞれ調査・設計費を合わせて20億円程度計上し、環境影響評価等の手続き後、概ね10年の建設期間、さらに、試運転等の期間を経て開通する見通しです。都内で地下鉄の新区間が開業すれば08年の副都心線(池袋―渋谷)以来となります。

晴海客船ターミナルが閉館へ。新たな客船ターミナルへ生まれ変わる

東京港の開港50周年を記念して、1991年に誕生した晴海客船ターミナル。30年以上にわたり、国内外の豪華客船が接岸する東京の海の玄関としての役割を担ってきましたが、2022年2月20日の営業をもって閉館となりました。閉館後は、解体に向けた準備のため、客船ターミナル敷地内を閉鎖。跡地には、新たな客船ターミナルが整備される計画です。

閉館前の晴海客船ターミナル

HARUMI FLAG「SUN VILLAGE」第1期、「SEA VILLAGE」第2期が全631戸に登録申込。最高倍率は111倍

「HARUMI FLAG」の住宅分譲街区の売主10社は、2021年11月12日(金)~11月21日(日)まで、「HARUMI FLAG」の「SUN VILLAGE」 第1期、「SEA VILLAGE」第2期を販売。2021年首都圏最多(※1)となる631戸を供給し、登録申込数は5,546組。全631戸に登録申込があり、最高倍率111倍(※2)、平均倍率約8.7倍という驚異の倍率をたたき出しました。2022年1月上旬からは、「SUN VILLAGE」第1期2次、「PARK VILLAGE」第2期のパビリオン見学会(完全予約制)を開始。販売開始は2022年3月下旬を予定しています。

HARUMI FLAG完成予想CG

HARUMI FLAG今後の販売予定

SUN VILLAGE 第一工区
第1期2次:2022年3月下旬
PARK VILLAGE 第一工区
第2期:2022年3月下旬
SEA VILLAGE
第2期2次:2022年5月中旬

※1:2021年に首都圏(一都三県)で販売された分譲マンションで1回で販売された戸数631戸は最多となります。対象期間(2021年1月~2021年10月15日)におけるMRC調査・捕捉分に基づく分譲マンションデータ範囲内による。データ資料:MRC2021年11月号作成2021.11.12(有)エム・アール・シー
※2:「SUN VILLEGE」第1期、「SEA VILLEGE」第2期では倍率優遇(3倍)を実施しており、本リリースでは優遇を除いた倍率を公表しております。11月22日に実施した抽選会の倍率とは異なります。

〈参考サイト〉
■港湾局発表資料
https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/topics/211227.pdf
■HARUMI FLAG プレスリリース
https://www.31sumai.com/content/dam/mfrcojp/company/news/2021/1202_01.pdf

湾岸Time Machine 過去・現在・未来
開業から30年。まもなく幕を閉じるお台場パレットタウンの歴史
お台場エリアを代表する大規模複合施設「パレットタウン」が開業したのは1999年3月のこと。世界都市博覧会の中止に伴い、湾岸エリアの開発が頓挫し、その用地の暫定利用として、森ビル、三井物産、トヨタ自動車などにより開発が行われました。敷地面積は7万2832㎡(東京ドーム約1.6個分)、総事業費は約500億円というビッグプロジェクトで、日本初のテーマ型ショッピングモール「VenusFort」、世界最大級のライブハウス「Zepp Tokyo」、同じく世界最大級の「大観覧車」など注目施設が目白押しで、都心近くの観光地として多くの人で賑わいました。しかし、2021年7月、「パレットタウン」が順次営業終了となることが発表されました。「MEGAWEB」、「Zepp Tokyo」がすでに閉館済み。2022年3月に「VenusFort」、そして、8月には「大観覧車」が営業終了し、その歴史に幕を閉じます。なお、パレットタウン跡地では、トヨタグループの「東和不動産」が多機能複合アリーナ「青海1区域T2街区プロジェクト」を計画しています。長年、お台場のシンボルとして親しまれてきたパレットタウンの終了を惜しみつつ、今後、どんな街に生まれ変わるか楽しみです。

高輪ゲートウェイ駅に直結する区域4-2の街づくりが明らかに。
高さ約115mのツインタワー計画

(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業

高輪ゲートウェイ駅周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」が進行中ですが、2021年12月、駅直結の4街区と、第一京浜の間で行われている「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」の詳細が明らかになりました。区域4には高さ約115mのツインタワーを建設予定で、区域4-2Bは宿泊施設、店舗、駐車場等、区域4-2Cは事務所、住宅、店舗、駐車場等になる計画。ツインタワーの間には「広場5号」を配置し、高輪ゲートウェイ駅周辺で出土した高輪築堤の信号部分などを移築保存し、鉄道開業当時のまちの歴史を今に伝えます。

計画地の現在

計画建物外観イメージ
出典:港区資料「品川駅周辺地区計画の変更(原案)について」

東京ウォータータクシーの定期便就航

2022年1月15日から、東京ウォータータクシー株式会社は、お台場海浜公園と田町を結ぶシャトルサービス「(仮称)おだたま便」を就航。お台場海浜公園―田町間を20分で結ぶ定期便で、1隻最大8名が乗車可能。日中の利用料金は、大人(中学生以上)2,000円、小人(4歳以上、6年生以下)1,500円。「東京舟旅」サイトからの予約優先ですが、空席がある場合は乗車可能。お台場ー田町間が便利に

港南3丁目に地上28階の賃貸タワーマンションの建設計画

(仮称)港区港南3丁目計画新築工事

計画地

大和ハウス工業株式会社は、東京都港区港南3丁目に地上28階、地下1階の賃貸タワーマンションの建設を計画しています。計画地周辺は、「コスモポリス品川」や「パークタワー品川ベイワード」等のタワーマンションがそびえ立つ超高層街区で、計画地から「品川」駅までは徒歩でおよそ10分の距離にあります。建設される建物は高さは約99.15m(最高約109.20m)、延べ面積は約44,010㎡。2022年2月28日に着工し、2025年1月31日に竣工する予定です。設計・施工は株式会社長谷工コーポレーションです。

〈参考サイト〉
■港区資料「品川駅周辺地区計画の変更(原案)について」
https://gikai2.city.minato.tokyo.jp/voices/GikaiDoc/attach/Nittei/Nt2222_2.pdf
■東京ウォータータクシーHP
https://water-taxi.tokyo/taxi-tours/
■東京舟旅
https://www.suitown.jp/

湾岸Time Machine 過去・現在・未来
鉄道と再開発の深い関係
交通の要衝であり、地域の拠点となる鉄道駅の周辺では、再開発がさかんに行われています。特に、近年は、国内外の玄関口として、臨海地域を含むアジアヘッドクォーター特区の鉄道駅周辺で、来訪者の受け皿としての役割を求められ再開発が続々と行われています。2002年7月には、旧汐留貨物駅跡地から浜松町駅に至る約31haに及ぶ広大な敷地で「汐留シオサイト」がまち開きしました。東京第一車両所は、品川駅東口地区再開発のため1992年に大井へ機能を移転し、跡地には、2003年3月に品川グランドコモンズが整備されました。そして、品川駅と田町駅の間にあった東京総合車両センター(旧田町車両センター)の一部とその周辺エリアでは「品川開発プロジェクト(第I期)」が進行中。JR高輪ゲートウェイ駅前に、文化・ビジネスの育成・交流・発信機能や、外国人にも対応した居住・滞在機能などをもった施設を計画しており、2025年3月の完成を目指しています。
(画像:品川開発プロジェクト(第I期)工事中の様子)