小江戸「川越」 ~歴史ある町並みと便利な交通で熟年層に根強い人気の街

目次
  1. 埼玉で50歳代に人気の大人の街“小江戸・川越”のお得な魅力
記事カテゴリ 埼玉 首都圏
2017.04.22

埼玉県で住みたい人気の街の2トップといえば、なんといっても大宮と浦和です。

ご存知のように、現在は“さいたま市”というひとつの市に統合されていますが、かつては”商業の町・大宮市”と“文教都市・浦和市”と称され、よきライバルとして切磋琢磨し、同じ市になったいまでもその関係は続いています。

では、埼玉で3番目に人気のある場所はどこかというと、それは”川越”です。

東京のすぐ北側にある川口や所沢よりも、最近は人気がずっと高くなっています。とくに熟年層である50歳代の人たちの間で、川越は根強い人気を誇っているのです。その理由を探っていきましょう。

川越といえば、最近は江戸時代の街並みの雰囲気を今に残す“小江戸”として多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

通りには明治に建造された蔵造りの町家が並び、大正期に作られた建物や石畳の通りも残っています。そんな街並みの間を散策しているだけで、心安らぐととともに、どこか懐かしさを感じるような気持ちになってきます。

そして、観光客がそぞろ歩く通りから一歩奥に入ると、そこは静かな住宅街で、昔から川越に住む人たちの暮らしの場となっています。

江戸時代から連綿と続く街並みと静かな暮らし。それを両立している川越が、落ち着いた生活を求める50歳代の人たちの間で、住みたい町として人気になるのは必然ともいえます。

もちろん、川越のいいところは街並みだけではありません。埼玉県中部にありながら、交通の便も意外にいいのです。

川越の中心部には、JR川越線の川越駅、東武東上線の川越駅(JR駅に隣接)と新川越駅、そして西武新宿線の本川越駅が半径約500mの円内にあり、どの線も東京都内まで一本で行くことができます。

朝晩の通勤時間帯なら、JR川越線は通勤快速で池袋駅まで約50分、新宿駅まで1時間弱、東武東上線は池袋駅まで急行で約40分、西武新宿線は西武新宿駅まで通勤急行で約1時間弱となっています。

これだけ見ると特筆するほど交通が便利とはいえませんが、JR川越線は川越駅が始発駅なので、座って池袋・新宿駅まで行くことが可能です。これは通勤族にとってはありがたい利点です。

また、東武東上線は列車によっては地下鉄有楽町線または副都心線と直結しているので、電車を乗り換えることなく都心部、さらには横浜方面まで向かうこともできます。

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埼玉で50歳代に人気の大人の街“小江戸・川越”のお得な魅力

歴史ある静かな住環境にありながら交通も便利。それだけでも十分に魅力的ですが、川越のよさはそれだけではありません。不動産の価格が、同じ埼玉県の大宮や浦和に比べて、ずっとお手頃なのです。

中古分譲マンションの相場価格(すべての間取りの物件の平均価格)を見ると、大宮エリアが約3,000万円強、浦和エリアが約3,000万円弱であるのに対し、川越は約1,500万円前後。約半分のお値段です。

ショッピングや外食の利便性、東京までの移動時間の短さなどは大宮や浦和に敵いませんが、落ち着いた住環境、都内への交通の便利さ、そして住宅購入においてもっとも重要な点でもある不動産価格の面で、川越は大宮、浦和とはまた違った利点を持っているのです。

また、ショッピングや外食では大宮、浦和に敵わないと書きましたが、駅と直結したショッピングセンターがあり、駅周辺にはデパート以外に商店街も広がっているので、日頃の買い物や外食をするのに十分なほどの環境が整っています。

定年が間近に迫っているなかで住み替えを考えている50歳代にとっても、通勤が便利で不動産価格が低いのは魅力的です。ましてや、落ち着いた住環境のなかに住むことができるとあって、熟年層に人気が出るのもうなずけます。

“小江戸”川越の一日観光がてら、ぜひ一度、町中を散策してみてはいかがでしょうか。