有明、勝どき、晴海…人気のタワーマンションにみる「立地条件」の大切さ

目次
  1. 新築タワーマンションならではのメリットは「レジャー施設」
記事カテゴリ 首都圏 東京23区
2016.07.24

現在も住宅ローンの超低金利が続くなかで、マンションユーザーの購買意欲は、より慎重に丁寧になる傾向を見せています。そんな状況ですが、都心に近いタワーマンションへの注目度はけっして低くなることはないようです。

東京都内でいえば、晴海、勝どき、さらに2016年11月に築地市場からの移転を予定している注目の豊洲、有明などがそうでしょう。とくに気になるのが、豊洲市場誕生により東京都民の新たな台所となる豊洲です。そしてこの街を見るときのポイントとしては、「観光地」としてのブランド力にも目を配っておくとよいでしょう。

まず、なんといっても新市場の存在です。近年の世界的な“スシブーム”とも相まって、市場は海外からの観光客に強い注目を浴びています。とくに世界でも有数といわれているマグロのセリには、観光客の入場が許される午前9時になると同時に、たくさんの外国人観光客が溢れかえり、文字通り”スシ詰め”状態となっているほどです。

もちろん、市場の魅力はセリだけではありません。本来は市場で働く人々のためだった市場の飲食店ですが、市場の人々を唸らせたその味がグルメな人々にも愛され、いまや屈指の食スポットともなっているのです。定番の寿司などの魚料理をはじめ、最近ではとんかつや鶏料理なども人気で、さながら“食の都”の様相を呈しています。

また、豊洲などの注目地域に共通することといえば、やはり都心からのアクセスにも恵まれているということ。勝どきや晴海は”商の都”銀座と隣接しています。いまも昔も、銀座周辺は人気の買い物スポットです。

さらに豊洲や有明も、湾岸地域の再開発により、交通手段の選択が増えております。会社勤めにおけるストレスのひとつが、長い通勤時間であることを考えれば、このアクセスのよさも、マンション選びの大切なポイントでしょう。

新築タワーマンションならではのメリットは「レジャー施設」

もうひとつ、新築タワーマンション“ならではの”特徴は、レジャー施設が充実していることです。新築のタワーマンションには、200世帯くらいから、大きなところでは500世帯くらいの規模になるところもあります。タワーマンションがひとつできることは、街がひとつできることと同じといっても過言ではありません。

たとえば、ある都内の新築タワーマンションでは、竣工時、地下鉄の駅設置を請願する動きが周辺を含めた住人により起こっています。文字通り「街がひとつできる」ほどの変化が起きているのです。そして街に広場があるように、タワーマンションにはエントランスがあり、その街の規模に見合った玄関口となっています。

また、医療施設やフィットネスクラブなどはもちろん、タワーマンションには、
図書館といった文教施設が併設されているところもあります。なかには、大規模書店とのコラボによる、住民に特化した書店があるタワーマンションまであらわれています。

さらに、共有設備のパーティールームやゲストルームは、友人を招待したり、子どもがいる世帯にとっては、たいへん使い勝手のよい施設であり、タワーマンションの住民に喜ばれるポイントです。

このようなレジャー施設を充実させることができるのは、タワーマンションには「街単位の数」の住人がいて、多様な施設を維持するコストをシェアすることができるからです。これもまた、タワーマンションの大きなメリットではないでしょうか。

首都圏近郊、さらには関西圏でも、新築タワーマンションの建設は続いております。観光地としてのブランド力やアクセスのよさ、レジャー施設の充実度など、購入する判断のポイントは少なくありませんが、やはり買いたいときが買いどき…という判断がよいのかもしれません。