湾岸タイムズ Vol.18|世界貿易センタービル。建て替えプロジェクトの全貌

目次
  1. 世界貿易センタービル。建て替えプロジェクトの全貌
2025.02.19 /Vol.18

世界貿易センタービル。建て替えプロジェクトの全貌

配置図 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

配置図 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

2024年7月、株式会社世界貿易センタービル・鹿島建設株式会社・東日本旅客鉄道株式会社・東京モノレール株式会社により世界貿易センタービル建替えプロジェクトの詳細が発表されました。建て替えビルは地上46階建てとなる本館を中心に2027年より順次開業が予定されており、それに先行して南館が2021年に完成しています。南館と本館はターミナルで接続され、ターミナルの屋上には庭園が整備される予定です。再開発により、浜松町駅周辺エリアの交通利便性を大幅に向上し、交通の要所としての役割が強化されることになります。

外観イメージ 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

外観イメージ 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

大規模な吹き抜け空間「ステーションコア」

新ビルでは、「ステーションコア」と呼ばれる大規模な吹き抜け空間が設けられます。これが街の玄関口として来訪者をもてなす空間となり、憩いの場も提供されます。この「ステーションコア」を中心にJR、東京モノレール、バス、タクシーが効率よく接続され、ビジネスや観光客の乗り換え動線がシームレスに統合されることで乗り換えの利便性が大幅に向上する予定です。東京モノレールへのアクセスもスムーズになり、国際的な交通拠点としての機能もさらに強化される見込みです。

多種多様な機能を備える次世代ビル

新しい世界貿易センタービルの本館には、オフィスや、日本初進出となるラグジュアリーホテル「ラッフルズ東京」、多言語対応のメディカル施設「ワールドメディカルセンター」が設けられます。ターミナルには商業施設「アトレ」や国際会議場等、賑わいを生み出す施設が設けられる予定です。ターミナルの屋上には広大な屋上広場が設置され、緑豊かなスペースとしてビジネス利用者や地域住民に開放されます。また、ビルは環境に配慮した最新の設計が施され、低炭素社会に貢献する持続可能な開発が目指されています。

内観イメージ 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

内観イメージ 出典:世界貿易センタービルディング プレスリリース

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