
ディスポーザー付き中古マンションとは?使い方と4つのメリット、トラブル対策を解説
中古マンションの購入を検討している方のなかには、共働きで家事の時間が思うように取れなかったり、仕事と育児を両立するために家事の時短ができないか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なかでも、生ゴミによるキッチンのにおいや汚れへの対策は億劫な問題です。
とくに夏場は嫌な臭いや虫が発生したり、排水口のヌメリの掃除も手間がかかったりしますね。
比較新しい中古マンションには、ディスポーザー付きの物件も増えています。ディスポーザー付きの中古マンションを選ぶことで、気になる生ゴミの悩みから解放される可能性があるのです。
この記事ではディスポーザーについての基礎的知識とメリット、トラブルへの対策について説明していきます。
中古マンション選びの判断材料にして頂けたら幸いです。
ディスポーザー付き中古マンションとは?
ディスポーザーとは、シンクの下に取り付けるキッチン設備のことで、生ゴミを投入すると内部のハンマーや刃で細かく粉砕してくれます。
水を流しながらフタをしてスイッチを入れるだけで操作できることが魅力的です。
中古マンションのなかには、ディスポーザーが取り付けられている物件もあります。
自前で設置する場合には数万円以上の費用がかかりますので、標準設備として設置してあると助かりますよね。また、マンション管理規約等によっては、自前で設置が禁止されているマンションもありますのでディスポーザーの後付けには注意が必要です。
維持費の目安は、1か月あたり500円~
ディスポーザーを使用するのにかかる費用は、ディスポーザーを動かすための電気代と生ゴミを流すための水道代です。
1日に3回使うと仮定すると、1か月あたり500円~の費用がかかります。
また、マンションによっては電気代や水道代とは別に浄化槽の管理費を徴収している場合もあるので確認が必要です。
ディスポーザーつき中古マンション4つのメリット
ディスポーザーが家についていると、キッチン周りの生ゴミに関する悩みやストレスから解放されます。具体的にどんなメリットがあるか見ていきましょう。
掃除の手間が省ける!
ディスポーザーがあると生ゴミが激減するだけでなく、三角コーナーや排水口のネットが不要になり、掃除の手間が省けます。
生ゴミの発する臭い対策のために、ビニールで二重にしたり、生ものを凍らせたり、といった面倒な処理が不要となるのです。
当然、嫌なヌメリもなくなりますので、清潔に保ちたい方にとってキッチン周りへのストレス原因を減らすことができます。
夏場の臭いや虫の発生が抑えられる!
ディスポーザーを使うと生ゴミが減るので、嫌な臭いやコバエなど虫の発生を抑えることが可能です。
特に夏場に生ゴミを放置してしまうと悲惨なことになってしまいますが、ディスポーザーがあればそのような心配がなくなります。
環境にも優しい
生ゴミの約70%は水分で、家庭ごみの重量のうち大きな割合を占めます。
ディスポーザーを使えば家庭ゴミを減らせるため、環境保護にもつながるのです。
ディスポーザーによって粉砕された生ゴミは浄化槽で微生物によって分解されて処理されるため、下水への影響も少なく、環境へ配慮した暮らしをおくることができます。
簡単なメンテナンスで長持ちする
ディスポーザーには複雑なメンテナンスは必要ありません。
氷を入れていつもどおりにスイッチを入れるだけで、砕かれた氷が内部をきれいにしてくれます。
汚れや臭いが気になる場合には洗剤や柑橘系の果物の皮を氷と一緒に投入しましょう。
この作業を週に一回の頻度でおこなうだけですので、三角コーナーの掃除や排水口のネット交換に比べると格段に楽です。
ディスポーザー付き中古マンションのトラブルと対策方法
ディスポーザー付きの中古マンションを検討する場合に気になるのは、故障や騒音といったトラブルです。
ディスポーザーで起こりがちなトラブルの大半は、正しく使うことで防ぐことができます。
トラブルが不安でディスポーザー付き中古マンションを迷っている方は以下をチェックしてみてください。
ディスポーザーの劣化具合に注意
中古マンションにディスポーザーが装備されている場合、設置されてからどれくらいの年数が経過しているか確認しておくべきです。なかには、寿命が近いディスポーザーもあるかもしれません。住み始めてすぐに壊れてしまった場合、修理や買い替えにより思わぬ出費が生じる可能性があるのです。
ディスポーザーの耐用年数は使用頻度、メンテナンスの有無などにもよりますが、7〜8年が目安だといわれています。さまざまな要因が関係するため一概に言いきることはできませんが、設置された年数や劣化具合について、管理会社や仲介業者に確認してみましょう。
故障や取り替えに関する契約内容を確認しておく
中古マンション購入時に、ディスポーザー故障時の対応について、契約内容を確認しておくことも大切です。詰まりや軽微な故障の修理とディスポーザーごと取り替えの場合では料金も異なりますが、自費で対応する場合数万円〜10万円前後の出費も考えられます。
故障や取り替え費用は購入者が負担するのかについて、事前に確認しておきましょう。
ディスポーザーを使用する際の注意点
流せるものと流せないものを区別する
ディスポーザーは便利ですが、なかには粉砕できないものもあるため、なんでも流してしまうとトラブルにつながります。
ディスポーザーはモーターによってハンマーや刃が回転して生ゴミを粉砕する仕組みになっており、大きな貝類の殻(さざえ、かき)や大きな骨(豚骨、牛骨)は粉砕しきれません。
また、とうもろこしやタケノコの皮といった、硬い繊維の生ゴミも繊維を粉砕しきれずにつまりの原因となってしまいます。
特に注意したいのは、大量の油を流すことです。大量の油はディスポーザーの内部で塊を形成してしまい、ディスポーザーの寿命を縮めてしまうだけでなく、浄化槽の排水トラブルの原因にもなってしまうのです。
流せるものをしっかりと把握して、処理できないものは通常の生ゴミとして処理しなければなりません。
しかし逆にいえば、何がNGかを理解し、正しく使っていれば基本的なトラブルは回避できます。
騒音対策として使用する時間に注意しよう
ディスポーザーは製品によって作動音の大きさが異なります。
また、マンション構造にも影響をうけるため、絶対に騒音を避けられるとは言いきれません。
したがって、騒音トラブルを避けるためにも、ディスポーザーを使用する際は、深夜と早朝を避けたほうが無難でしょう。
まとめ
ディスポーザーはキッチンの人気設備のひとつであり、キッチン周りの生ゴミの悩みから解放してくれます。
正しく使用すれば、心配されるトラブルの大半は防ぐことができます。
中古マンションを検討される際は、ディスポーザー付き物件が大変おすすめです。
三井のリハウスでは、ディスポーザー付き中古マンションの特集ページを設けています。掘り出し物件が見つかるかもしれませんので、ぜひ確認してみてください。
参考記事URL:
ディスポーザー付き中古マンション購入情報
https://www.rehouse.co.jp/theme/TMK372113/
