夫婦共働きの家庭が増えています。

昨今では世帯年収が高いとされる「パワーカップル」にも着目されています。

パワーカップルの定義は諸説ありますが、一般的には「夫婦の世帯年収が1000万円以上」とされることが多いです。イメージ的には夫600万以上、妻400万円以上といったラインでしょうか。

パワーカップルは夫婦ともに正社員であることから「ライフスタイルに合理性を求める」傾向であることが大きな特徴となっています。

夫婦共に収入があると、不動産を購入する際の名義を共同と単独のどちらにするか迷いますよね。

さらに住宅ローンを組む際には夫婦のライフステージの変化を見据えなければなりません。

本記事では共働き夫婦が不動産を購入する際の名義、ライフステージの変化を見据えた住宅ローンについて解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

共働き夫婦の不動産購入はまず将来像を話し合う

共働き夫婦の不動産購入はまず将来像を話し合う

まずは、夫婦で将来の生活や仕事、マネープランについて話し合いましょう。

子供、転職、ライフステージの変化をイメージする

今後子供を持ちたいのか、転職をするのかなど、ライフステージの変化をイメージしてみましょう。

また、両親と同居する可能性はあるかなど、互いの意見を確認する必要があります。

場合によっては夫婦の意見が異なることも。

もちろん、計画が変更となる場合もありますが、ある程度今後の方向性は話し合っておく必要があります。

互いの意見を尊重しながら、納得がいくまで話し合いましょう。

収入の増減を時間軸で把握しておく

今の時点で夫婦共働きでも、出産などライフステージの変化や突発的な事態などで将来的にどちらかが仕事を辞める可能性もあります。

転職などで収入が増減することも珍しくありません。

家族構成が変化すると収支も変化します。

将来の収入の増減を時間軸で把握しておきましょう。

自己資金や毎月の支出、マネープランを立てる

現在の自己資金や毎月の支出を把握し、マネープランを立てましょう。

住宅ローンを組む際の頭金や毎月のローン返済は万が一不足があると生活に支障をきたしてしまいます。

余裕のあるマネープランを立てるのが理想的です。

共働き夫婦の不動産購入は共有名義がいい?

共働き夫婦の不動産購入は共有名義がいい?

次に住宅ローンの組み方を検討しましょう。

住宅ローンの共有名義、単独名義とは

不動産を購入すると名義人の登記が発生します。

夫婦のどちらか1人が購入資金を出し、住宅ローンを組んだ場合、お金を出した方の単独名義になります。

一方、夫婦で協力して購入資金を出し、2人で住宅ローンを組んだ場合、夫婦の共有名義となります。

共有名義の方がより多くの予算で住宅ローンを組むことができ、控除の面でも有利です。

不測の事態により夫婦のどちらかが働けなくなり収入が減ってしまった場合などは、返済が困難になることもあるでしょう。

将来のライフステージを見据えたローン計画を立てましょう。

共働き夫婦が選ぶ3種類の住宅ローン

共働き夫婦が住宅ローンを組む場合、以下の3種類から組み方を選びます。

それぞれの住宅ローンの組み方にメリット・デメリットがあります。

ご家族でどの方法が適しているのか話し合ってもまとまらないのであれば、専門家に相談するのがおすすめです。

夫婦どちらかの単独名義の住宅ローン

夫、もしくは妻どちらか1人の名義で住宅ローンを組む方法です。

借り入れできる金額は、1人の収入に応じたものになります。

そのため、ペアローンや収益合算した場合よりも借り入れできる金額は少ない傾向。

メリットとしては子供を授かったり、どちらかが働けなくなっても、ある程度余裕を持った返済ができることです。

また名義人になっている人が亡くなった場合、配偶者は残りのローンを返済する必要はありません。

単独で家計に余裕のある住宅ローンを組み、もう1人の収入を繰上げ返済にまわす方法もあります。

夫婦の共同名義のペアローン

夫婦それぞれがローンを組む、ペアローンという方法もあります。

1人で住宅ローンを組むよりも、より大きな金額を借り入れできるのがポイント。

住宅ローン控除がそれぞれに適応されるというメリットがあります。

一方で「借り入れの際の手数料が2人分かかる」「1人が亡くなっても、もう片方のローンは残る」といったデメリットもあります。

夫婦で収入合算した住宅ローン

夫婦の収入を合算して借り入れを行う方法があります。

どちらか一方の収入では借り入れが難しい場合や、借り入れの上限をあげたい場合などに、夫婦の収入を合算して金融機関に審査してもらうことができます。

1人が主債務者、もう1人が連帯保証人となるため、住宅ローン控除適応は1人だけです。

また、主債務者が亡くなってもローン残債は連帯保証人が返済しなければなりません。

共働き夫婦のライフステージを視野に入れた物件探し

共働き夫婦のライフステージを視野に入れた物件探し

共働き夫婦のライフステージを視野に入れた物件探しのポイントを見ていきましょう。

新築・中古・戸建・マンション? じっくりと検討

「新築か中古か」または「戸建てかマンションか」で迷う方はとても多いです。

マネープランだけでなく、ご家族の価値観を踏まえた意思決定が必要になります。

流行に流されずにじっくりと検討してみましょう。

エリアや周辺ロケーション

共働きとなると、それぞれの職場を考慮したエリアや周辺ロケーションを選択する必要があります。

どちらの職場にも近い場所は理想ですが、環境や状況によってはどちらかを優先しなければならないことも。

また、通勤を考慮した立地も大事ですが、休日の過ごし方や子育てする環境の優先順位が高い夫婦は周辺環境に注目してみてください。

お子様が安心して遊び、生活できる場所を優先する場合、通勤しやすいエリアよりも大きな公園や公共施設があるエリアが最適です。

仕事・育児についてしっかり話し合い、マイホームのエリアや周辺ロケーション選びを行いましょう。

可変性のある間取りやリフォームも視野に入れる

共働き夫婦にとって間取りも不動産選びの重要な要素です。

夫婦のどちらかが夜勤のある仕事をしている場合など、生活リズムを考慮して休息が取りやすい間取りが必要となります。

また、家族構成やライフステージの変化も想定すると可変性のある間取りがおすすめです。

家族構成によってはリフォームも視野に入れておきましょう。

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マイホームの購入は、人生の中で最大の買い物です。

後悔しないためには情報収集が欠かせません。

三井のリハウスは宅地建物取引士の資格を持つプロがチームを組んであなたのマイホーム探しをサポートいたします。

夫婦の住みたい場所や家のイメージや、ライフスタイルやライフプランをぜひお聞かせください。

夫婦間の意見がまとまっていなくてもご安心ください。

一緒にじっくりと相談しながら理想のマイホームを探していきましょう。