
シェアハウスのメリット・デメリットと女性でも安心できる物件の選び方を解説
シェアハウスとは、一般的には個室以外の共有部分であるリビング、キッチン、お風呂などをシェアして住める物件です。
テレビ番組などでも注目を集めたことで、シェアハウスに住んでみたいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、シェアハウスに住むメリット・デメリットをご紹介します。
シェアハウスに住むメリット
シェアハウスに住むメリットから解説していきます。
生活費、初期費用がリーズナブル
シェアハウスの大きな魅力のひとつは、入居の初期費用や生活費などが抑えられることです。
シェアハウスには冷蔵庫・洗濯機・テレビ・ソファーなど生活に必要な家具・家電がすでに設置されていることも多く、新たに購入する必要がない物件も増えています。
また、敷金・礼金なしの物件も数多くあり、引越しに必要な初期費用をかなり抑えることも可能です。
さらに、シェアハウスでは複数人で物件を共有するため、スペックに対する家賃相場が周辺の他物件よりも安く設定されていることが一般的です。
シェアハウスではリビング・ダイニング・キッチンなどの共有部分はファミリータイプが設置されることが多いので、単身向け賃貸ワンルームよりも広く、ハイスペックなのが一般的。さらにプライベートスペースである個室もある物件を格安で借りられるのは、シェアハウスの大きなメリットと言えるでしょう。
シェアハウスの仲間がいる安心感
一人暮らしも気楽でいいですが、やはり人がいないと寂しさを感じてしまうもの。
シェアハウスでは、共有スペースに誰かがいて会話を楽しめることから、寂しさや不安を感じにくい利点があります。
一方、一人でいたいときは個室で落ち着いて過ごすことも可能。何か困ったことがあった時や体調を崩してしまった時などに助けを求められるのも心強いですね。
シェアハウスの仲間がいることで、慣れない都会暮らしなどでも精神的に大きな安心感を得ることができるでしょう。
交友関係・人脈が広がる
シェアハウスには、さまざまな人が集まります。趣味や生活スタイル・年齢が異なる人はもちろん、外国の方と一緒に生活することもあるでしょう。
普段の生活や職場とは違う出会いもあり、交友関係や人脈が広がるのもシェアハウスの魅力。
シェアハウスの仲間と一緒にビジネスを始めたり、生涯の友を見つけたなどの声も経験者からよく聞かれます。
最近では音楽、スポーツ、クリエイターなど趣味や価値観が同じメンバーが集まるシェアハウスも増えているようです。
育った環境も経てきたキャリアも違う人々と生活をともにすることで、価値観をひろげることができそうです。
特に外国人との異文化交流は価値観を広げるだけでなく、語学力の向上にも一役かうかもしれませんね。
シェアハウスに住むデメリット
シェアハウスに住むデメリットを解説します。
ハウスメイトの生活音などのトラブル
シェアハウスはプライベートな個室が用意されているのが一般的ですが、特に都心では思ったよりも個室が狭い物件も多く、プライベート空間の確保を重視される方は、通常の賃貸物件の方が向いているでしょう。
部屋を仕切る壁が薄い、防音設備が整っていない物件では、ハウスメイトの生活音や話し声、笑い声などに悩まされることもあるかもしれません。
昼夜が逆転しているなど、生活リズムが違う同居人がいる場合は、あなたが寝ているときに生活音が聞こえる状態が日常になってしまいます。
男女比率に偏りがある場合もある
女性専用シェアハウスでない場合は、男女比率に大きな差がでないように調整している物件もあるようです。
一方、時期やタイミング、入居の条件などによっては男女比が偏ってしまうこともあるでしょう。
女子大周辺など女性が住みやすいエリア、バンド好き・バイク好きなど男性が集まりやすい趣味型シェアハウスなど、物件の特徴によっては、男性または女性が多くなるケースもあります。
共同生活のトラブル
シェアハウスでは、一般的な一人暮らしの隣人と比較すると断然近い距離で交流できますが、相手と気が合わないとメリットから一転してデメリットになってしまいます。
例えば、共同生活のマナーに関するズレがあるとトラブルに発展することも。共同スペースのキッチンやお風呂・トイレなどの掃除やゴミ出しなどがきっかけになりやすく、些細なトラブルの積み重ねで、人間関係に亀裂が生じてしまう場合もあります。
共有部分は文字通り共有スペースなので、プライベートスペースのようにマイルールで自由に使うことはできません。気を遣うことがストレスになってしまうタイプの人は、ストレスになる局面もあるでしょう。
管理会社が清掃などを行っている物件を探す
掃除やゴミ捨てなどを管理会社が行ってくれるシェアハウスもあります。
清掃やゴミ捨てを管理会社が行ってくれるのであれば、人間関係のトラブルが起こりにくい上に手間もなく、共有部分の掃除に費やすはずの時間をその分有効に活用できます。
不要なトラブルを回避するためにも、管理会社が清掃などの雑務を行ってくれる物件がおすすめです。
女性が安心して住めるシェアハウスの選び方
最後に、女性が安心して生活できるシェアハウスの選び方をご紹介します。
女性専用のシェアハウスを選ぶ
男女とも入ることができるシェアハウスも多いですが、近年は女性専用のシェアハウスも増えています。女性専用シェアハウスの大きなメリットは、同性同士気兼ねなく生活できる点ではないでしょうか。
女性専用シェアハウスは、女性だけの安心感があることでニーズも高まっています。特に初めて一人暮らしをする学生の場合は、親御さんからのご要望も多い傾向にあります。
交流や人脈を広げるメリットは同性限定になってしまいますが、恋愛トラブルに巻き込まれたくない、男性が一緒だと洗濯や食事などに気を遣う、という懸念がない安心感もあるでしょう。
女性専用シェアハウスはセキュリティが高い物件が多く、防犯カメラやナンバーロックなど防犯対策に力を入れています。
この点も、女性専用シェアハウスを選ぶ利点といえるでしょう。
ただし物件によっては門限が設けられていることや、女性の友人を招くのにも制限があるなど規則が厳しい場合もあるので、後悔しないように事前に確認しましょう。
ハウスメイトとの生活スタイルが合う物件が望ましい
一言でシェアハウスといっても、住む人のカラーや雰囲気はさまざまです。
自分の生活スタイルや趣味に合いそうな物件を選ぶのがおすすめです。
語学力を上げたい人は外国人を積極的に受け入れている物件を探してみましょう。
スポーツが好きな人はスポーツ好きが集まる物件を。昨今はスポーツジムが併設されているなどコンセプトに特化したシェアハウスも登場しています。
気になるシェアハウスがあれば、ぜひ実際に足を運んで見学してみましょう。
実際に雰囲気を肌で感じ、可能であれば住んでいる人たちと顔を合わせることで、相性を確かめられるかもしれません。
管理会社にどの様な人が入居しているのか、事前に確認してみるのも良いでしょう。
まとめ
シェアハウスのメリット・デメリットをご紹介しました。
シェアハウスで生活する人は増えてきています。
なかなか出会うことのない人と交流できたり、異文化に触れたり、生涯の友や新たな価値観・パートナーを得るなどの可能性を秘めています。
シェアハウスは費用を抑えられるメリットがありますが、共同生活のマナーや協調性に配慮する必要があること。また近い距離で生活することで人間関係のトラブルも起こり得ます。
リーズナブルな費用面、集団生活に配慮した優れたセキュリティなど、デメリットを払拭する魅力もあるシェアハウス。
シェアハウスに興味のある方は、ぜひこの記事を参考に検討してみてください。
参考URL:
https://llc-house.com/advantages_and_disadvantages/room.html
https://eonet.jp/zing/articles/_4103152.html
https://nomad-saving.com/9909/
