Column / 2021 01,08

【馬車道】歴史香る建築物と水に囲まれたロマンチックな港町

森美和子(もり みわこ)

神奈川県生まれ、東京都在住。株式会社ミニマル所属。ガイドブック制作を中心として活動中。松田聖子が好きで、歌の世界に入り込みながら街歩きするのが趣味です。
Instagram:https://www.instagram.com/minimalstaff/

江戸時代に鎖国が解かれて横浜が開港してから150年以上の歴史を誇る、生粋の港町・馬車道。街には、そんな歴史ロマンを感じさせる建築物が今も残されています。

駅から10分ほど歩けば、みなとみらいのシンボルで観覧車が有名な「よこはまコスモワールド」や「山下公園」「横浜ランドマークタワー」などがあり、「横浜中華街」も徒歩圏内。バラエティ豊かなショッピングセンターも点在していて、お休みの日のお出かけも選択肢に困りません。

また、港町らしいロマンチックな夜景が楽しめることもこの街の魅力。 朝も夜も光が美しい海街で、どんな暮らしがおくれるのか探ってきました。

【馬車道の基本情報】

駅名:みなとみらい線「馬車道」駅
ランドマーク:馬車道商店街、横浜市役所(ラクシス フロント)、神奈川県立歴史博物館

■池袋や新宿・渋谷に乗り換えなしの1本で移動が可能!

横浜の観光名所を通る、みなとみらい線の駅「馬車道」。
約5分で横浜駅に出ることができるほか、みなとみらい線は東急東横線に乗り入れているため池袋、新宿三丁目、渋谷などの主要駅にも、乗り換えなしの1本で行けるのもポイント。渋谷駅には約35分で到着してしまうので、都会への通勤も楽々です。

馬車道駅から7分ほど歩けば、JR・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」や「桜木町駅」も利用可能です。ここからJR根岸線に乗れば東京駅にも約35分、またブルーラインやJR横浜線を使えば、新幹線が止まる新横浜駅に、1本でアクセスできます。

馬車道付近はバス路線も豊富です。複数のバス会社の路線が通っているほか、横浜駅行きから羽田空港へ直行のリムジンバスも運行しています。本数も路線も多く、目的地に近いバスを選べるので、移動にとても便利です。

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■観覧車をバックに、洗練されたモールが並ぶ駅周辺

駅徒歩圏内にたくさんの商業施設があるのも馬車道駅の魅力。
馬車道駅の2番出口すぐのところにあるのが複合商業施設「北仲ブリック&ホワイト」です。

フランスの最高級シェフが手掛けるパン屋「ジャン・フランソワ KITANAKA BRICK & WHITE店」や、観葉植物を多く取り扱う花屋「BALANCE FLOWERSHOP -KITANAKA-」など洗練されたお店が揃っており、会社帰りにふらっと立ち寄ることができます。

「北仲ブリック&ホワイト」に併設しているスーパー「リンコス 横浜馬車道店」が駅を降りてすぐにあるのも便利です。調理済みのお惣菜が豊富に揃っているので、料理をする力が残っていない日にも重宝しそう。 珍しい冷凍食品もたくさんあったので、料理のバリエーションには困りません。

みなとみらい大通りを渡ると、2020年に新設されたばかりの「横浜市役所」が見えてきます。

市役所内には商業施設「ラクシス フロント」があり、ドラッグストアや
地元の食品を集めたミニスーパーマーケット「もとまちユニオン」と横浜ならではのグルメが堪能できるフードコートが併設した「もとまちユニオンフードホール」も入っています。

市役所に商業施設が併設しているのは珍しいですが、用事も買い物も一気に済ませられてとても便利ですね!

街を歩いていると、みなとみらいのシンボル「横浜ランドマークタワー」「よこはまコスモワールド」の観覧車も間近に見ることができます。道幅も広いため、自転車での移動も安心です。海風を切りながら、心地よい街散策ができそう。

夜になると、街の表情は一変。観覧車の美しい光や、ビル街の明かりが街を彩ります。この景色が日常に楽しめるというのも、この街に住む大きな魅力ですね。

■歴史を感じさせるレンガ道が続く馬車道商店街

歴史ある港町らしい建造物が並ぶのが「馬車道商店街」。飲食店やオフィスビルと入り混じるように石造りの歴史ある建物が残されています。馬車道が発祥のガス灯や、馬のモチーフの飾りも街中にあり、歩いているだけでも発見がたくさんありますよ。

商店街を入ってすぐに見えてくるのが「神奈川県立歴史博物館」。明治時代に建てられた建物は、国の重要文化財にも指定されています。

商店街の中盤を横浜駅方面へ一本入ると、ステンドグラスが美しい喫茶レストラン「馬車道十番館」がお目見えです。1階は喫茶店、3階がフレンチレストランになっています。ウエディング会場としても使われているそうで、もしかしたらここが、家族の一生の思い出の場所になるかも……。

商店街散策も終盤。お腹が空いてきたので、今度は中華街方面へ一本入って、本がたくさん店内に並ぶカフェ「BankArt Home(バンカートホーム)」へお邪魔しました。

カフェを運営する「BankArt1929」は、馬車道駅や市内に作品を展示したりと、横浜にアート作品を数多く誘致する活動を行なっています。そのため、カフェの本棚にはアートや建築に関わる本がいっぱい。

アートな本を眺めつつ待っていると、お店でもイチオシな「タイカレー(550円)」が到着しました! ほのかに香るココナッツの甘い匂いが食欲をそそります。

野菜とお肉も柔らかくて、辛さ控えめなルーとの相性抜群。夜遅くまで営業しているので、仕事終わりに元気をチャージしに訪れるのにも良さそうです。

■貿易関係や外資系、外国の方が多くて落ち着いた人の多い街

「横浜中華街」へも歩いて行ける馬車道。そんな本格中華料理があふれた街で、その日の朝に届く国産野菜を使った完全オーガニックの中華が楽しめると女性を中心に話題を集めているのが「オーガニックチャイニーズキッチン飛凰(びおう)」です。25年間、さまざまなお店の厨房を担当してきたというシェフの野崎徹(のざき とおる)さんにお話を聞かせてもらいました。

(以下インタビュー。「 」内は野崎さんのコメント)

――馬車道エリアの特徴はありますか?
「私自身、中区に住んでいるのですが、貿易関係に携わる方が多いのでしょう、外資系の方や外国の方が多い印象です。そういった方々は落ち着いていて、健康志向な方が多いイメージですね。なので実感として、普通の中華を求めていないと言いますか、ボリュームよりもヘルシー志向な方がほとんどな気がします。オーガニックの中華はこのあたりにはないので、うまく需要と供給があったのかもしれません」

――たしかに、オーガニック中華というか新ジャンルのような気がします。
「野菜は国内で可能なものを取り寄せて、できるだけヘルシーに、気軽に女性の方でも中華を楽しんでいただけたらと思っています。基本的には農家から直接取り寄せるので、その日毎にメニューが変わるのも特徴かなと。どんな野菜を、どのように調理するか最善を尽くして考えて、それに合わせた調味料も、例えば自家製の醤などもイチから、添加物無しの完全オーガニックで作っているのもこだわりですね」

――馬車道周辺で好きな場所はありますか?
「好きな場所は、横浜市開港記念会館で横浜3塔と呼ばれているうちの1つ『ジャックの塔』です。理由としては中のステンドグラスの技術を中心に朝から夜にかけての外観がまさに異国情緒を感じさせる建造物で、横浜開港の歴史や関東大震災からの復興等を経験されているところが誇らしく、落ち着く唯一の場所です」

――改めて、馬車道エリアの魅力を教えて下さい
「食でも建造物でも、このあたりからの発祥のものが多く、歴史がある街だなと思います。中華激戦区でもありますし、そのなかで腕を振るうことができて毎日身が引き締まる思いです」

■新しいものも、古いものも、すべてが入り混じった刺激あふれる街

馬車道を歩いていると、新しく建てられたぴかぴかの高層マンションと、石造りの歴史的な建築物の入り混じる不思議な空間をよく目にしました。

海がすぐそばで、貿易が盛んに行われていたということもあり、新しいものを寛容に受け入れる姿勢が、街全体に感じられます。反面、古く歴史のあるものをちゃんと管理して、後世に伝えていこうという気概も感じられます。そういう奥深さがこの街の魅力なんだと思います。

少し歩けばみなとみらいの商業施設、横浜中華街でお腹もいっぱいになれる、欲張りな立地。横浜市役所が駅前に建ったことで、さらに住みやすい環境も整ったこの街なら、これまでとは違う新しい生活がおくれそうです。

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