Column / 2021 01,08

【梅田】関西一の繁華街を、暮らしこなす

乾隼人

兵庫県宝塚市出身、1993年生まれの編集・ライター。関西で酒場をかけずり回る出版社勤務を経て上京。地方ローカルの暮らし、仕事、文化に興味があります。Huuuu所属。

大阪のド真ん中、関西で一番賑わいのある街・梅田。

阪急電車・阪神電車・大阪メトロ・JRなどの公共交通機関が乗り入れており、この街を起点に、京都・神戸・奈良・和歌山など関西一円のどこにでも行けるハブ駅となっています。

繁華街とオフィス街が街の大部分を占めていますが、中心地から少し離れるとマンションが立ち並ぶ住宅エリアも。オフィス街から近いため、家族と過ごす時間を増やしたい方にとってはいい住まいとなるでしょう。

多くの関西人にとって“遊びに行く街”である梅田を、“住む街”として捉えてみるとどうなるのか。ちょっぴり視点を変えて町歩きをしてきました。

【梅田の基本情報】

駅名:阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線・阪神本線「大阪梅田」駅、駅JR東海道本線・東海道線・福知山線・大阪環状線「大阪」駅、大阪メトロ御堂筋線「梅田」駅、大阪メトロ谷町線「東梅田」駅、大阪メトロ四ツ橋線「西梅田」駅
ランドマーク:阪神梅田本店、グランフロント大阪、ルクア大阪

■関西一のハブエリア・梅田

阪急電車・阪神電車・大阪メトロ・JRなど多くの路線が走り、関西一円への電車移動の起点となっている梅田。神戸にも京都にも30分ほどで到着できるため、関西のどの都市で働く人にとっても、通勤しやすい街だと言えます。

さらに、バスを利用すれば、大阪府の南側、難波方面にも簡単にアクセス可能。高速バスの乗り場もあり、近畿外への移動もしやすいのも魅力です。関西在住の大学生だった筆者も、梅田駅そばのバス停から何度夜行バスに飛び乗ったことか……。

県同士の距離感が近く、行き来することでそれぞれの街の違いを楽しみやすい「関西」という土地柄を楽しむなら、梅田の街に暮らすのはとても良い選択肢のように思います。

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■百貨店でのショッピングから、子連れランチまで

駅前には「阪急うめだ本店」・「阪神梅田本店」・「大丸梅田店」など歴史ある百貨店が立ち並ぶほか、ここ10年で「ルクア大阪」・「NU茶屋町」・「グランフロント大阪」などのファッションビルも増加。

ライフスタイルにこだわりのある若い家族にとって、自分たちの暮らしに合ったこだわりの家具、洋服、生活用品を選ぶ楽しみがある街といえるでしょう。

JR大阪駅近辺には「キッチン&マーケット ルクア大阪店」・「いかりJR大阪店」・「成城石井 梅田店」といったスーパーもあり、食料品の買い物も楽。忙しい日には、百貨店の地下でお惣菜を買って時間を捻出したりと、普段の暮らしにも便利なエリアです。

家族連れでランチを食べるなら、商業施設内の飲食フロアが便利です。駅前の商業施設「LUCUA1100(ルクアイーレ)」の5階にある飲食店「chano-ma梅田」には、小さいお子さんもゆったりくつろげる小上がり席が。「ちゃんと椅子に座って!」なんて注意するストレスもなく、家族での外食を楽しめるはず。

注文したのは、たくさんのお惣菜が食べられる「デリごはん(小鉢4品、税別1,380円)」のプレート。10種類以上のバラエティ豊かな小鉢から、その日の体調や気分に合わせて選べる人気のお食事です。

小鉢の多い定食って、自宅で用意するにはなかなか手間のかかるもの。贅沢のためじゃなく、家事から離れてほっと一息つくような外食ができるのも、選択肢の多い「梅田」という街ならではかも。

また、阪急電車「大阪梅田駅」方面にある“茶屋町エリア”にも、「chanoma」の系列店が。このエリアには、他にもおしゃれな雑貨店などが入った商業施設「NU茶屋町(ヌーちゃやまち)」、高架下沿いの飲食店街「茶屋町あるこ」、阪急大阪梅田駅地下にオープンした飲食街「UMEDA FOOD HALL」などが並びます。バリエーション豊かな出店から、気分に合わせた食事を選べるはず。

■繁華街だけじゃない、”くつろげる大阪”の風景

梅田といえば、駅前には商業施設が立ち並び、歓楽街・繁華街も数多くある”遊べる街”。でもその一方で、少し足を伸ばせば、ゆったりとくつろげる自然の風景や、楽しい趣味のスポットも多くあるんです。そんな風景の一部をご紹介。

まずは、関西でもひときわ大きな書店「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」。地下1階から7階まである各フロアには、漫画・雑誌・小説・学術書に生活実用書、洋書まで幅広い品揃えの本が並びます。お子さんに嬉しい絵本コーナーもあり、子ども連れでも飽きない書店です。

そして、大阪には「水の都」としての顔も。梅田エリアから南へ下ると、東西を流れる大きな「淀川」にたどり着きます。橋を渡った先にある「中之島」という中洲には、「大阪市立東洋陶磁美術館」「中之島香雪美術館」「国立国際美術館」などといった美術館があり、休日に芸術鑑賞を存分に楽しめます。さらに、川沿いは近隣住民のランニングコースにもなっており、川沿いだけでも多様な休日の過ごし方を選ぶことができます。

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■駅前から離れ、中津の街に暮らしてみて

最後に、この街に住んでいる方に、街の居心地についてインタビュー。

協力いただいたのは、梅田駅から徒歩で少し離れた場所にある「中津」エリアにお住いを構える、井上智博(いのうえ ともひろ)さん・美香(みか)さんご家族。

通勤の便利さはもちろんのこと、小さなお子さん二人と一緒に過ごす中で気づいた“街の暮らしやすさ”についても語ってくれました。

(以下、インタビュー。「 」内は智博さん、もしくは美香さんのコメント)

――都会に住んでみて、よかったと思いますか?
智博さん「梅田の駅前にすぐ行けるのは、やっぱり良いです。僕は京都の『Kyoto Design Lab』という京都工芸繊維大学の施設で働いているので、梅田から1本で京都まで出られるのが助かってます」

――お子さんと一緒に梅田エリアに暮らしてみて、印象はいかがですか?
智博さん「イベントが多くて楽しい街やな!と思いますね。カルチャー的な展示やイベントが多いのはもちろんなんですけど、茶屋町にある『梅田ロフト』の前とか、グランフロント前の広場とかに行くと子供が喜ぶようなイベントとか大道芸がやってることが多くて。お出かけのときに寄ってあげると喜んでくれますね」

美香さん「グランフロント前の水場は、都会に暮らしているとあんなに開放感ある場所ってなかなかないじゃないですか。だから夏はよく連れていってました。あとは、自転車でいける距離に『扇町公園』があるので、そっちに行ったりとか。」

――駅前から少し離れた”中津エリア”にお住いですが、暮らしやすいですか?
智博さん「中津は静かでいいですよ。買い物も近くにスーパーがあるし、若いファミリー層も多い。昔からある長屋と商店街にはおじいさんおばあさんも住んでるので、昔ながらの声かけの文化もあって。子供連れて散歩してると『こんにちは〜』なんて声をかけてもらえるから、安心感があります。
それに、中津には美味しいご飯屋さんも多いんですよ。お惣菜パンも美味しい『ウステトパン』とか、『アイリッシュカレー 中津店』とか、スパイスの販売もしてくれるカレー店の『iloilo』とか……本当に、数え始めたらキリがないくらい(笑)」

美香さん「あとは、近くに『中津つどいの広場 ぐぅぐぅ』っていう地域の子育て支援施設があって。無料で利用できる大阪市の支援施設で、ここらの子育てママさんのコミュニティみたいになってるんです。ここがあったから、子育てをしていても孤立したり、寂しい思いをしたりせずに済んだのかなって思っています」

■子育ても暮らしも、選択肢の多い都会

「関西一の繁華街」の印象が強い梅田。駅前エリアに商業施設や飲食店が多く、華やかな街であることも確かですが、都会だからこそ”暮らしの選択肢”が多いことも事実。

少し足を伸ばせば淀川で緩やかな川の流れを眺めることができ、自転車で大きな児童公園に向かうこともできる。「中津」エリアに暮らせば、田舎のような声かけ文化と商店街の関係性の中で暮らすことだって可能です。

「イベントに行く」「美味しいものを食べる」だけではない、意外性ある梅田の街の暮らし方は人それぞれ。選択肢が多い分、自分たちなりの暮らしが見つかる街だと言えるのではないでしょうか。

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